震災に思う⑧
- カテゴリ:日記
- 2014/03/11 13:56:03
あれから三年。個人的には色々運命の変転があった。
直後に仕事を失い、運よく見つかったものの今月でおわり。
また寒風に晒されることとなった。。
もちろん避難所にいた何日間はとてもきつかったけれど。
でも、それより今も苦しんでいる被災者から聞こえてくる話の方
が自分のことよりもっと悲しい。
震災の直後は皆が苦しくて、ともに助けあう気持ちが街角では
よく見られたものの、いまではそれもどこへやら。
沿岸部で義捐金が下りた人たちの中では浪費している人もいる
らしく、パチンコ店がとても繁盛していると聞く。
また、いわきなどでは避難している人たちの金遣いの荒さに、
地元民が反発し、軋轢を生み出している。
皆が皆そうではないのだけれど、義捐金や原発の慰謝料とて、
もらうべく理由があってもらっているのだから、使い道は本人た
ちの自由ではないのか?決してほめられた使い方ではないに
しろ。
大金を持つと人は変わる。
宮城県石巻市では震災直後、避難所にスマップの中居くんが訪れ、
彼の持ち出しでDSを5台その時いた子供たちに上げたのに、その
時いなかった家族が騒いで、市に寄付するしないの事態に陥ったと
も聞く。。
あさましい人心。。こんな話ばかりが聞こえてくる悲しい現実。
それでも。。
私は人を信じる。そして、周りがどうあろうと、自分のできる範囲でで
きることを今後もやっていきたい。
なぜって、何かあった時こそ、人の本性がでるし、人としての生き様が
問われると思うから。自分がいつかなくなる日が来たとき、胸を張って
あの世で待っている人たちに報告できるようにしたいから。。