Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【戦力外捜査官】

戦力外捜査官
日テレ 土曜夜9時~
【あらすじ】千波の両親は、千波北里がつきあっていると誤解したまま。金城の娘・斗志美に一目惚れしてしまった大友は、設楽を迎えに行くという口実で、斗志美に花束を渡しにいく。小早川副総監は、井上管理官に異動の決定を告げ、翌日までに次の志望先を考えておくように命じる。18係にテレビ局で殺人事件が発生したという電話が入り、一同は現場に急行するが、現場には死体もなく他の警察官も来ておらず、戸惑っているところ、扉が閉まり、部屋に閉じ込められてしまう。

【感想】途中までは面白かったのですが…。前々から思ってたんですが、このドラマはリアリティというものを完全に放棄してますよねw 子供向けのなんちゃって刑事ドラマというとこでしょうか。原作もこんなんでしょうかね…。もし最近の傾向がドラマのオリジナルだとしたら、鴻上はちょっともう刑事ドラマの脚本は書かない方がいいと思うなw テレビ局がジャックされ、クイズ番組の収録と思い、気軽に参加していた撮影中、係長が射殺され…という展開は、なかなか独創的で面白かったです。クイズも楽しめましたし。さすがに古い刑事ドラマの登場人物はわからなかったけどw しかしその後がまったくいただけない。主犯は井上管理官で、目的もよくわからない、その後井上がどうなったかもよくわからない、共犯者が何故彼に味方したのかわからない、テレビ局がどの程度噛んでいるのかわからない、井上管理官が18係のメンバーに「広報のため」クイズ番組に出演するよう告げた映像が終わった後、武装した黒い服の男たちに囲まれてたけれど、井上が主犯ならそのシーンの意味がまったくないことなど、数々の疑問が生まれ、結局このドラマは子供向けだから、リアリティも整合性もなくても仕方ないよね、という結論に達するしかなかったわけです。いやだめでしょこれは…。日本人が日本語のセリフを喋りながら外国人を演じることが当たり前な演劇ならまだしも、ドラマではなかなかこういうリアリティを無視したドラマは受け入れられません。このドラマはフィクションであり、実在の人物や団体とは…というお定まりの決まり文句が入っていても、警察とか病院とか出てくれば、どうしても実在するものと比べてしまうのが、視聴者というもの。事件やシチュエーションがどんなに突飛でリアリティがないものだとしても、設定にはリアリティを求めてしまうのです。逆に言えば、設定がしっかりしていれば、どんなに突飛な内容でも、ひょっとしたら現実にもありえるかもしれないと思ってしまう。そういう気持ちが、登場人物への共感を生むのだと思います。だからテレビドラマにはリアリティを求める人が多く、ちょっとでもファンタジーやSFの要素が入り込むと、興味を失う人が多いのかもしれません。思えば、主人公がタイムスリップしてるのに、内容が史実と違うとか言うのも、なんか変な話ですよねw これと同じようなドラマのデカワンコは、そのへんのバランスがうまく取れていたんだと思います。もし序盤に前回や今回のような話が来ていたら、多分私は視聴を切ってただろうなぁ。あ、でも公式サイトで簡単に動画が見れるので、やっぱり見ていたかもw この公式サイトの無料動画配信は、視聴率的にはあまり貢献してない感じですが、ドラマの認知度を高めるにはよかったんじゃないかと思います。ただスポンサーには何もいいことはないですねw これからどうなるのかな。




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.