事件に出くわすと，男でも怖いです。
- カテゴリ：30代以上
- 2014/03/03 23:30:54
１９歳の，夏の終わり頃のことです。
兄の運転する車で，新興住宅地の予定地を通りました。
畑だったらしい土地を真っ平にならしただけで何も無い土地に，
道路だけが通っていて，まだ街灯も全く無くて真っ暗でした。
「真っ暗で怖え～」 と言いながら走って行くと，なんと，
道路の脇で若い女性が男に後ろから羽交い絞めにされて，
道路から外れた住宅予定地の方へ
連れて行かれそうになっているではありませんか！
ビックラこいて兄は急ブレーキをかけ，車をバックして戻ると，
男は暗闇に向かって走って逃げていきました。
助かった女性は，泣きながら道路を歩き始めました。
兄が女性に警察に行こうと言いましたが，その女性はひどく怯えていて，
若い男が二人乗っている車に乗るのを怖がって，
「あなたも信用できない！」 と言って走って逃げていきました。
怖かった～。
あれが強姦現場なのかと，おっそろしくなりました。
それから１か月もしない頃，
会社で公私にわたりとても親しくしていた先輩と飲み，
遅くなったのでうちに泊まってもらうことになりました。
駅を降りると少し商店街がありますが，
その先を路地に入ると飲み屋がチラホラあるだけになります。
つい先日強姦現場に遭遇した話をしながら先輩と歩き，
「この先の道も，カーブの所が丁度街灯と街灯の間で真っ暗で 怖いんですよ～」
と言っていると，後ろから
若い女性が乗った自転車が私たちを追い抜いていきました。
そしてそのカーブに着くと，
さっきの女性の自転車が倒れていて，
カゴからバッグなどが落ちて道路に散乱していました。
カーブの所には更に細い脇道があり，
その先は畑で完全に真っ暗闇です。
私が 「さっきの女の人が襲われたんだ！
この路地に連れ込まれたんですよ！
先輩，どうしましょう！ 二人で助けに行きましょうか」
と言いながら，実は私は怖くてなりません。
先輩は毅然とした顔つきで，
「ふみふみ君！ ここから一番近い警察署は？」 と聞きました。
私が 「駅まで戻らないとありません」 と答えると，
先輩は 「行こう！」 と言った途端走り出しました。
置いて行かれたらたまらんと思った私も走り出すと，
男の野太い声が 「おい！！！」 と響きました。
先輩も私も，
犯人が暗闇から飛び出てきて襲い掛かってくると思い，
「うわっ！」 と叫んでしまいましたが，
その声は，事件とは関係無い酔っ払いが
近くの飲み屋でもめている声でした。
やめてくれよ～，紛らわしい～。
二人で駅前の派出所に駆け込み，女性が襲われたと話し，
警察官２名と一緒に現場に駆け戻りました。
警察官は，自転車のそばに落ちている荷物を確認したり，
自転車の所有者を調べたりしています。
「あのう，自転車より，そっちの脇道を調べてください！」
とお願いしましたが，警察官は本部と無線で話すなどして，
やがて，私たちに帰っていいと言いました。
帰っていいと言われても，気になって，怖くて，全然落ち着かないよう。
でも，後で知り合いの警察官が教えてくれたところでは，
あの自転車は女性の物ではなく，浮浪者が盗んだもので，
散乱していた荷物は浮浪者の持ち物で，
浮浪者は暗闇を利用して泥棒に入ろうとして，
自転車を台にして塀を越えようとしたら，
自転車が倒れて自分も転んでしまい，
そこに私たちが通り掛かったので脇道に隠れて逃げたらしい
とのことでした。
ホントかよ～。人騒がせだよ～。
っちゅうか，警察はなんでそこまで分かるのか不思議でした。
さらにそれから１か月後ぐらい，
また その先輩と遅くまで飲み過ぎてしまい，
先輩がまた私のうちに泊まりに来ることになりました。
例のカーブを歩きながら，先輩は，
あの時に脇道に女性を助けに行かずに派出所に走ったのは，
実は怖くて怖くてその場から離れたかったからなんだと白状しました。
そして，そのカーブを抜けると，またちょっと広い通りに出ます。
すると，午前０時頃の，シャッターが下りて真っ暗なそば屋の前に，
中年と思われる男性がうつ伏せに倒れているではありませんか。
「こ，今度は，死体？！」 と驚き，
今度は自転車じゃなく実際に人体が転がっているのだから，
今度こそ警察官を呼ぼうということになったのですが，
先輩は，「もう，今すぐパトカーを呼ぼう」 と言って，
丁度公衆電話があったので１１０番に掛けました。
そして，現在地を伝え，人が死んでいると言い始めたのですが，
その途中で，死体がのっそりと立ち上がりました。
酔っ払いかよ～。
いや，ホントは俺は，もしかしたらそうじゃないかと思っていたけど，
先輩，確かめずに警察に電話するなよ～。
先輩は，受話器に向かって
「死体が…，ああ，今，こっちに向かって…，ああっ！」 とか言って，
その後，何度も受話器に向かって頭を下げていました。
短期間に３回も続けて事件 （？） に出くわし，
あの夏はドラマチックだったな～。
でも，３回とも凄く怖かった～。
ちょっとお金が欲しいとか，ちょっとムシャクシャしたとか，
そんな理由で他人を襲うなんてとんでもないですよね。
苦労に耐えられない，我慢ができない日本人が増えてしまって困ります。
テレビや映画と違って，自分自身の恐怖体験は，
「鮮明に覚えている」 というより，「忘れられません」。
夜は怖い怖い。
家で飲むのが一番ですね～。
どんなに近道でも，真っ暗な道の一人歩きは駄目ですよねえ。
女性はもちろんですが，私も気を付けないと親父狩りに遭っちゃうかな？
世の中，危険な奴がいっぱいいますからね～。
そうそう！
携帯で話している人って，襲おうと思っている奴にしてみれば，
襲った瞬間に電話の相手にいろいろなことが伝わるから，
きっと 「こいつはやめておこう」 って思うだろうと思います。
娘も，実際には誰とも話していなくても，
携帯を出して誰かと話している振りをしながら帰った方がいいかな？
千葉で3日深夜に事件がありましたね・・・
通り魔など、男性でも怖いです。
それも案外詳細に (*_*)
文章での描写がうまくて まじで 怖ろしい・・・
暗闇でおそうなんて 卑怯だ！
スゴイと思ったよ（＞＜。）
私実家に帰る時山深い峠を通らんといかんのだけど
怖くって車でさえ一人では行けん＞＜；；
うちも娘二人なんで、やっぱりこわいです＞＜
部活や、バイトで遅くなったりもしますしね
前に、おまわりさんが個別訪問してるときに
娘が遅くなると心配ですね～って話してたら
帰り道できるだけ電話しながら帰ってくるか、
迎えに行ってくださいって言われた～～
娘を持つ父親としては，とっても心配です。
スタンガンを持っていたって，急に襲われたら使う暇も無いですよね。
乱暴目的で襲われた場合，女性は股に砂を掛けるといいと聞いたことがあります。
男は，砂粒が痛くてできないんですって。
でも，体じゃなくてお金目的で女子中学生が殺されることもありますから，
もう，一人で夜道には絶対に行かないに限りますよね。
でも，ＯＬにもなると，そうもいかないですよね。
ああ，本当に心配です。
昔私の女の先輩も、駅から家への暗い夜道を帰っている途中、
後ろから男に手で口を押さえられ、羽交い絞めにされたんだとか…。
家の近くだったから、たまたま彼女のお父さんが通りかかり、
怒鳴って追い払ってくれたんだとか…。
あ～怖い。昨日、似たような事件の犯人が（高校生!?）捕まりましたからね～。
もう何か強烈な撃退できる道具とか発明されたらいいのに～(>_<)
本当に，怖いのは人間です。
いくつも，怖い事件が起きていますよね。
女性は暗い場所に行かないでほしいです。
ああっ！ 飲んだ時の失敗談に偏ってきちゃったかな？！
下ネタを書くまいと思って別の話にしているのですが，
そうするとついつい飲んだ時の話が多くなってしまう～。
ホントはもうちょっとまともな人間なのに～。
１９歳の１年間は，ほかにも大きい事件がたくさ～んあって，
波乱万丈がその１年に集中したような，濃い～～～ぃ１年間でした。
後から落着いて考えれるようになった時に感謝したでしょうね。
しばらくはトラウマだと思うけど・・・(=_=)
暗い夜道、怖いですよぉ～～
小さい頃、幽霊を怖がる私に、祖母が
「幽霊は何もしない、怖いのは人間だよ」って言いました。
そう、さかりのついた男が幽霊よりたちが悪いかも(ーー゛)
その先輩は正直な方ですね^^
それにしても、飲んだ時のアクシデントで原稿用紙100枚は書けそう～(^_^;)
その先輩って，何だか，事件を引き寄せるところがあるんですよねえ。
ちなみに，スナックのオネエチャンのバレンタインチョコが義理だったって怒っていた先輩です。＾＾
笑えない，怖い話です。
夜って，とっても危険です。
女性は，暗くなったら早く家に帰った方がいいです。
強姦に、泥棒に・・・死体のまねのひとｗ