別府鉄輪温泉・湯治日記 その6
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2014/03/01 20:15:45
さてさて、次はかまど地獄。↓
http://www.beppu-jigoku.com/kamado/index.htm
(ーー; うーん…、
園内には、大きなかまどを模したオブジェがあり、
かまどの上には鬼が乗っかっているのですが、
そのあまりにチープな造形。
湧き出している熱湯の池や泥には、
それぞれに「地獄の一丁目、二丁目」といった札がついていますが、
それぞれが小さく、特段目を見張るものはなし。
蒸気でノドを潤す場所や足湯もありますが、
それもたいしたものではなく…
一番大きな熱湯の池は、
海地獄と同様に綺麗な青い色をしているのですが、
この色がある日突然、変わってしまうことがあるそうな…。
とは言っても、それがどうした…
色が変わるのを見るために、
何日も待っているわけにはいかないだろうに…
他にも赤い泥の噴き出している場所などがあるのですが、
何を見せたいのか、今一よく分からない施設です。
なぜ、かまど地獄というかと言えば、
ここの蒸気で炊いた御飯を神さまのお供え物にしたらしいのですが、
うーん…
それならいっそのこと、
釜飯が名物のレストランにして、
B級グルメに名乗りを上げた方がいいのではないかしら? ☆\(ーーメ)
そして、釜飯が蒸し上がるまでの時間、
園内を散歩するようにすれば、
待ち時間もあまり苦にならないように思うのですが… ☆\(ーーメ) 事業提案してどうするよ
山地獄、かまど地獄と、
なんだかコンセプトがいまいちな地獄が続きましたが、
次に訪れた場所は、鬼山地獄。↓
http://www.oniyama.net/
鬼山地獄は… ワニか…
つまり、伊豆半島にあるバナナワニ園の小型版ですね。
温泉の熱を利用してワニを育てているわけですが、
しかし、なんで鉄輪温泉にまで来てワニを見なくてはいけないの?
園内には、熱湯が湧き出る池以外、
めぼしいものはワニしかいません。
ワニなんて今日みたいに天気のいい日は、
大抵コンクリートの上に、どべーっと寝っ転がって日向ぼっこしているか、
池の中で身動きもせずに漂っているだけです。
園内で一番大きくて年寄りのワニ、「二代目イチローくん」なんか、
あまりに身動きしないものだから、身体にコケが生えています。
観光客へのサービス精神なんて皆無です。
…かと思えば、
何十匹ものワニが一箇所に飼われている場所では、
ワニ同士が勢力争いの抗争を繰り広げていて、
二匹が向かい合って大きな口を開け、
ノドの奥から、ゴロゴロゴロ…と
不気味なうなり声を上げていたかと思えば、
突然身を翻して尾を相手に叩きつけ…
バシャァ、と飛び散る池の水!!
もう、まともに浴びてしまいましたよ、池の水を!
なんなの、これは!
鬼山地獄の主は、ワニ。
人間はワニのために入場料を払い、
ワニによって水を浴びせかけられるのです。
いつかオーストラリアでワニステーキを食べて、この敵を討ってやる。 ☆\(ーーメ)
その次は、白池地獄。↓
http://www.beppu-jigoku.com/shiraike/index.htm
ソフトバンクCMの白戸家ゆかりの温泉のような気もしますが、
ここは国指定の名勝だけに、
広大で落ち着いた感じの和風庭園の中に、
噴煙を上げ続ける大きな白い池があります。
海地獄がコバルトブルーの熱泉ならば、
白池地獄は、ちょっと天気が悪い日の空模様に似た白い熱泉。
成分の違いか、はたまた光線の違いなのか、
ともかく同じ町内でも湧き出す場所で、
これだけ温泉の色が異なるのだということが一目でわかります。
白池地獄で飼われているのは熱帯魚。
もちろん、熱湯の池の中ではなく、展示室みたいなものがあります。
ピラニアなどを展示してしまうのは、
やはり地獄の鬼の獰猛なイメージからの連想でしょうか。
とはいえ、貧弱な飼育スペースなので、
ここもやはり見るべきものは特にありません。
噴き出す温泉以外に
ついつい動物やワニや熱帯魚を飼育して見世物にしてしまうのは、
温泉だけではあまりに見所が少なくて、
入場料を取るのは後ろめたいと思ってしまうからなんでしょうか?
でも、充実した展示にする気もなく、
温泉にとってつけたような動物たちを、
付け足しのように見せられても、
あまり得した気にはなりません。
むしろ、ここは静かな庭園なのですから、
白池の傍らにある休憩所をもっと充実させて、
無料でお茶でも振る舞ってくれたらいいのに。
まだ続く。
いらっしゃいませー(笑)。