誰がなんといおうと渋川は「日本のへそ」！
 
念のため、「へそ」を辞書で調べてみれば
①    へその緒の跡
②    くぼみ、でっぱり
③    物の中央・中心・重要な部分
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とありますよ。
当然のことながら本件に関する県民の主張は、上記③のことをいっているんでしょうが、日本各地に「日本のへそ」を宣言しているところ、ありますな。
 
渋川の言い分では、北海道最北端と九州最南端を結んだ直線の中点ということらしいですが、沖縄を除外してしまってよいのでしょうか。近隣の某国が、「尖閣諸島のみならず、やっぱり沖縄本島も我が国固有の領土だ」などと、言い出しかねません。
 
兵庫県では、東経１３５度と北緯３５度が交わる西脇市が同じく日本のへそを名乗っています。日本は、東経１２３～１４７度、北緯２４～４６度の範囲にあって、そこの中心というのを根拠にしているようですが、この範囲、海がやけに多いし他国も入ってますよ。
 
他にも、国土の重心では能登半島の先端、人口分布でみると岐阜県郡上市がエントリーされているとか・・・・。
ちょっと横道へそれますが、人口でみると岐阜県が中心部とは興味深いですな。昭和の時代、日本中を席巻した「口裂け女」の話題、スタート地点は岐阜からだったとの説が有力ですよ。噂話の伝播の検証のための、仕組まれた大がかりな社会実験だったとか、もっともこれも都市伝説の一部でしょうがね。
 
さて、本題に戻りますれば、「日本のへそ」というから話がややこしくなるだけのことでして、「日本の中央・中心・重要な部分」となれば「東京」でしかたないでしょう。地方には地方で言い分があるんでしょうが、東京が日本の首都であることは動かしがたい事実なのであります。
関西のどなたかが「大阪都構想」なるものをブチ上げておりましたが、「都」は一国にひとつで十分、西軍は関ヶ原の戦いで既に敗れているのであります。
 
というわけで今回も不同意ですが、「へそ祭り」をやっていただく分については、ことさら異議を申し立てるつもりはございません。
 
現在の群馬県民度　　変わらず　　５２分の２０