「三日間の幸福」　三秋縋

読んだ本の感想を書くのも久しぶり！！
受験終わって最初に読んだ本は、これです。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。

最初、主人公が10歳の頃から始まるんですが、どうしてもこの主人公、クスノキとその幼なじみ、ヒメノが小市民の小鳩くんと小佐内さんに見えてしまって・・・（笑）
もし、二人が小市民目指してなかったらこんな感じかなと少し怖くなりました。

最初は本当に読むのがつらい・・・ここまでひどいのか！さすが一万円！！みたいな（笑）
けれど、途中から読むのが楽しくて、最後まで読みたいけど終わってほしくありませんでした。だって、最後は死んでしまうんだもん。
ミヤギもとても可愛くって、ずーっと二人で色んな景色を見にいってる所を読みたかったな・・・。
最後の三日間直前は泣きました。

三秋さんは「スターティング・オーヴァー」という本も出しているみたいなので、読んでみたいけれど図書館に入っていませんでした＞＜
買っちゃおうかな。