罪と罰Ⅱ【言霊のロンド】6/6
- カテゴリ:自作小説
- 2014/02/23 17:55:13
騒動の後、少女はカズサの秘書として引き抜かれた。一等兵という仮の看板を剥奪され、授けられたのは上級大将としての栄誉だった。元から小回りの利くメリケンサック使いとして、カズサの用心棒にも抜擢される。
その能力と寡黙さを買われて。
一方、上級大将に楯突き、要塞を私的な理由で破壊し自軍の者に必要以上の危害を加えたとして、ヤエは独房に半年もの間捕らえられていた。
ヤエは捕らえられていた半年間、ずっと俯いて膝を抱えたまま、一切口を利かなかった。
相手がカズサであろうと、その口を開くことは無かった。
解放された後、ヤエも同じく兵長の階級を剥奪され、カズサの推薦によって准将の地位を与えられた。いきなりの昇進と、前科持ちのヤエに浴びせられる視線は当然のように冷たく、ヤエ自身が何も語らず、その地位について否定も肯定もしなかったため、蒼海軍の中でも、少年は忌と嫌煙の対象になった。
ヤエは口を開くことは疎か、声を発することも出来なくなっていた。
兄弟が引き取られてから3年。そして兄妹が自らの罪と罰に気づき、能力を発動させたのがその半年後。
少年が独房に放られて更に半年経ち、その2年後、それでも月日は偉大で、少しずつだが、カズサとだけは話せるようになった。
少女も少しずつだが口を利き、表情の変化を見せられるようになっていった。
*
2年経っても、何も変わらない。
18歳になったヤエは、昇進を重ねて元からあった戦闘のセンスを磨きどんどん強くなっていった。
ヤエを取り巻く人々は変わらないまま、あの日の少年はずっと一人ぼっちだった。
16歳になったザクラは、秘書としての有能さを更に見せつけていった。
ザクラを取り巻く人々は、少し変わったのだろうか。
八重桜は今日も咲いていた。
その枝を伸ばし、無数の花弁を散らして。
*****
初めに、何故私が兄妹の小説を書かねばならなかったのです?
お前んちの子達だろ!!!!!!!!!!(逆ギレ)
でも楽しかった。クソ楽しかった。クソ。
兄妹よこせ。いや、私のものだ。異論は認める。だが無視する。
コメントは皆様ご自由にどうぞ。
死ねとかじゃなければ何でもいいです……
なかったら泣きそ
疲れた……
いや文才が、神ってますね、相変らず。
羨ましい限りです
兄妹いいですね!!hshs((
訪問感謝です
素敵お届け*
異論は認めないネ!!!!!!!
あ~いけないんだぁ~~~☆⌒(>。≪)←
ウッ こちらこそありがとうございますクソ長いのに()
駄目だ!私のものだ!!!!
えっと、ザクロちゃんめっちゃ可愛い禿げた
ありがとうございますありがとうございます……((
それじゃあ、幼少期ザクロちゃんは私が頂きますね
起きて!夜だよ!カンカンカン!!しっかりして!!
とりあえずカズサさんありがとう(大量出血)
最近サボってたからブランク気味だけどね……書ききったよ……(白目)
私にも譲って
あああああお恥ずかしい(吐血)
お目汚しです(逆立ち)
ヤエくん馬路ヤエくん……ザクロちゃんの小さい頃が……ウッ(死亡)
すみません使わせていただいて!!!!凄く助かりました!!!!
お爺ちゃそは何だか少し会いたくてすれ違いました←
ひ、ヒズムさんじゃないです!!誰だろう!!モブだ!!←
握手
お前流石ほんとお前もうマジですご流石すがげ
カズサイケメンやなあ
おいカズサこら 譲れそこ
(※現在日本語機能が低下しています。)
あとヒズムと爺使ってくれてありがとうございました。
あ、二人のこと馬鹿にしたヒズムはあとで〆ておきますね。