Nicotto Town


雪うさぎが呟く


たまには

悩ましいことが多いのであまり深く考えないのだけれど、たまにはコーヒーを飲みながらつくづく考えてみたりもする。

自分が今生きている意味、とか。いや、たぶん意味などは無い。子孫を残し、自分の遺伝子をあちこちにばら撒こうというのは、生物としての必然なのだろう。そこに『自分の』という一言が入ると、わからなくなる。

ただ、命というものを考えると、私の頭の中には大きな木のようなものが浮かぶ。私ははじっこの細い枝の先。枝分かれしているところをさかのぼるようにたどれば、私の親、祖父母、さらにその親、とどこまでもさかのぼって、なん世代になるのか、木の根元にたどりつく。

その根元に当たるのが、アフリカの海岸をとぼとぼ歩いていたサル顔の女なのか、それとも、たった一つの細胞なのかわからないけど。

すごいなぁと思うのは、その途中でとにかく命が受け継がれてきたんだということ。どの祖先も、繁殖が可能な年齢までは生きて、子供を作ったということ。

中には、子供と引き換えに自分の命を失った女もいるだろう、戦に出て、自分に子供がいることも知らずに死んだ男もいるだろう。

好きでもない男の子供を産んだり、身を売って父親のわからない子供をうんだ女もいるだろう。跡継ぎを作れと言われて、好きでもない女と添った男もいるのだろう。

その途中で誰か一人でも欠けたら、私はここに存在しないのだ。そう思うと、気が遠くなるようだなぁ。

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2014/02/18 20:46
その中の一人の生まれ変わりかもしれない・・・なんても思えてきます^-^
雪うさぎさん、時の海に漂ってますね^v^



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