Nicotto Town



【カゲプロ小説】嘘つき

どうもです

カノキドってなんだろう

ぐだぐだしまくりました
文章がおかしいです
ちょいと暗いです
なにこれ
おkならどうぞ↓







かちっ、かちっ、かちっ、と時計の音が静かに響く。
久しぶりだなこんなに静かなのは。最近はいろんな奴らが入団してきたから騒がしかったが、今日はみんな早く寝て…いや、俺が寝るのが遅いだけか。時計は現在0時30分ごろをさしている。
あまり眠気がなかったため読書でもしようと思ったのだが、なんとなく本を読む気分にもなれない。
「はぁ…そろそろ寝るか」
そう呟いて立ち上がろうとしたときだった、後ろから気配を感じた。
「…キド…?」
反射的に振り返るとそこには、真っ赤な目、ふわふわとした真っ白の髪、女の子らしいフリルのたくさんついた寝間着姿。
「あぁ、」
そこまで言いかけて一度口をつぐむ。いや、いいか。
「どうしたんだマリー?まだ寝てなかったのか?」
後でいいか。
そう思いながら尋ねると照れくさそうに笑って俺の隣に座る。
「えへへ…、ちょっと目が覚めちゃってね。キドは?」
「あぁ、なんか眠れなくてな」
「そっか」
そうつぶやくと「マリー」は少し顔を俯かせる。
赤く輝いた目は何を考えているのかわからない。
見通せない。
しばらく時計の針だけがかちかちと音を鳴らしていたが、はっと気がついたように顔を上げると話しかけてきた。
「ねえ、キド。カノって嫌われちゃうのかな」
少し驚いて隣に座る「マリー」を見て尋ねる。
「マリーはそう思うのか?」
すると少し悲しげな顔をして、寂しそうな顔をする。時計の針はかちかちとすすみ続ける。
ぎゅっとフリルの寝間着を掴むとそっと話し始める。
「昔ね、家にあった絵本でみたことがあるんだ。
 その子はね、嘘ばっかり吐くから最終的に他の人に信用されなくなって誰にも助けてもらえなくなるの
 カノって嘘つきでしょ? だからもしかしたら嫌われちゃうのかもしれないって……」
確かに嘘つきは嫌われる。カノも同様、と言っても可笑しくはない。

俺にはあいつが考えていることがわからない。
本当の気持ちの上に仮面が多すぎてどこにあるのかさっぱりだ。
でも、
「マリー、みんながカノのこと嫌うと思うか?
 それに俺やセトなんか何年のつきあいだと思ってるんだ。
 根は優しい奴なんだぞ。みんな知らないと思うがな
 まあとりあえず、カノのことをみんな嫌ったりはしない」
「ほんとに?シンタロー君達も?」
「ああ、当然だ」
思わずふふっと笑ってしまう。結構間抜けだったりもするな。いつもはそんなところ一切見せないし、逆にそういうところをみつけて笑うのがあいつだ。
少しはほっとしたように顔がゆるんだが、まだまだ心配は拭いきれていないようだった。
むしろ寂しそうな雰囲気が増している。
でも何も話そうとしない。いや、話そうとはしているが迷っているようだった。
こういうときに無理に話させようとするのはあまり良くないと思ったため、とりあえず待てるだけ待った。
「…そうだマリー、ホットミルク飲むか?」
「え?」
一向に話す気配がなかったため、少し気分転換のつもりでホットミルクを準備する。
「あ、砂糖は……」
「2つだろ」
「え、あ、えっと、うん」
もうちょっと用意してくるべきだな。マリーはいつもお砂糖3つだ。
スプーンでかちゃかちゃとミルクを混ぜて砂糖を溶かすと片方を「マリー」に渡す。
「わ、ありがとう…」
へへ、と微笑みながら受けとると少し飲む。
俺もまた隣に座って一口飲んだ。

何考えてるんだろう。ふと時計を見るとすでに午前1時を指している。
できるだけ待ったし、もうそろそろ寝るか、と声をかけようとしたときだった。
「マリー」が怯えたように「私の話聞いてくれる?」と言ってきた。さっきから聞いてるんだから別に聞くことないのに、なんて思ったが「ああ」とだけ返事をしてミルクを一口飲む。
「あのね、前にカノが私にお話ししてくれたんだ」
それはこんな内容だった。
“嘘つき”は自分の気持ちをすぐ隠す。悲しくても怒っていても楽しくても、いつもいつも笑って隠す。
でもそうするとだんだん自分が怒っているのか悲しいのか嬉しいのか楽しいのか、わからなくなってしまう。次から次に増えていく仮面が、最初は自分でも取れたのに、だんだんと自分でとることすらできなくなっていく。最終的に怒っていること、悲しいこと、楽しいこと、嬉しいこと。
全部全部分からなくなってしまう。
そうなったら最後、その人はどうなってしまうのか。
「嘘つきの末路、それは」
「マリー」がぶるりと小さく身震いし、震えた声で言う。
「感情的な死、そんなのなりふりかまわず襲う化け物と一緒だよ」
そのあとしばらく何も言えずに時計の針だけが動いていた。
きっとあいつもこわいんだろう。自分じゃもうどうにもできない仮面が重なっていくばかりでどうしようもなく困り果ててるんだろう。そんなときどうすればいいのか、なんて。
「マリー、仲間が大変なときはどうしてやればいいと思う?」
「……たすけて、あげる……」
「なんだ、わかってるじゃないか」
そう言うと「マリー」はきょとんとした顔でこちらを見る。
「仲間が助けてやればいいだろ?」
「…でっ、でも、カノは嘘つきだからみんな……っ!?」
そこまで言いかけた「マリー」をぎゅっと抱きしめる。こんなんじゃらちがあかない。
「嘘つきだからなんだっていうんだ、お前は俺にとってかけがえのない大事な人だ。
 お前が嘘つきだからってそのことにかわりはないし、そんなところも愛しいだなんて言えてしまう。
 それに怪物なんて言うな、俺だってお前みたいに変な能力もってるさ。
 とりあえず、お前が勝手に一人で抱え込んで、勝手に一人で泣くなんて許さない」
俺にぎゅっと抱かれた「マリー」は動かない。
いつまでやってるつもりだ。
「それから、もう疲れただろ?いい加減戻れよ、カノ」
耳元でそっと言ってやるとマリーの姿だったカノがぐずぐずとしゃくりあげながらいつものカノに戻る。
「なんで、っばれちゃうか…なあ……」
「お前がへまばっかりやらかしてるからだ」

いつかの子供の時みたいに泣くものだから、頭をぽんぽんとなでてぎゅっと抱きしめるともっと泣いた。
「みんな俺と同じ気持ちだ、お前が大変なら無理にでも仮面をはがしてやる。
 だから一人でどんどん仮面重ねて隠すな。わかったか?」
そう言うと「うん、うん」と小さい子供のようにそれだけを繰り返し泣きながら言い続けた。

気がつくとすでに時計は3時前を指している。
「さあ、もうたくさん泣いたろ。そろそろ寝るぞ」
「うん、そうだね。もうこんな時間だし」
まだ少し目に涙が残っていたけど、表情もさっきに比べたらずっと良くなった。
ホットミルクをいれたコップを下げると、すぐにキサラギが寝ている自分の部屋へ行こうとカノに「おやすみ」を言う。
「ねえキド」
「なんだ、俺は眠い」
「さっき僕の事さ、……ううん、やっぱりなんでもない」
カノはにやっといつもの怪しげな笑みを浮かべて俺を見た。
こいつ、絶対もう忘れてるとおもってたのに…!
「…なんでもないならもう寝るぞ!」
「うん、おやすみ」
扉を閉めかけて隙間から少し見えたカノが小さい声で言っていた。
「ありがとう。僕も好きだよ」
勢いよく扉を閉めるとすぐにベットに横になる。
「調子いいやつ」

部屋にはキサラギの謎の寝言が延々と聞こえていた。






消せばいいんだろう わかってるよ

コメントください((土下座

アバター
2014/01/29 17:05
カノキドだカノキドだカノキドだカノキドだカノキドだ!!!(

泣いてるカノが本気で可愛い・・・・・ 嘘つきでもカノなら許されるんだ!←

てかキドさん!!さすがキドだよキドだよ!!キドすぎるくらいキドなんだようわぁああ!!

それより!!消さないで!? なんで消しちゃうの!もったいないから!!!!!!!!!
ゐあちゃんの素晴らしい小説を消すくらいなら世界が破滅するほうがましだよ!(


なんかヤバい泣きそう
アバター
2014/01/29 16:45
せやな、


ってか悠太はええわ。
ネム変はよしたいねん。
集配俺がやるよ?
こーちゃんってのはいつものだし////
アバター
2014/01/28 23:03
マジで!?w
ありがと~!!
アバター
2014/01/28 22:51
いいですよ~
僕もタメでいいですか??
アバター
2014/01/28 22:46
こちらこそありがとうございます!
仲良くしてくださいね☆
アバター
2014/01/28 22:24
全然わかってないよ!!消しちゃ駄目なんだよ!!!反対だよ!!!!

だってこれカノキド・・・はぁはぁ・・・・ゐあちゃんが書いたカノキドだよ!!?はぁはぁ

泣きカノくん見たい!!感情的な死、ってうわあああああああああああん

カノくん大丈夫だから!そんなことさせないからっ!(泣

うん、すばらしかったよ!ありがとう!そして、ありがとう!
アバター
2014/01/28 22:17
半なきモードです!!
やっぱりカノキドさいこーですねっ!
逆に消さないで下さい!って言いたいくらいですよw

広場よりです
アバター
2014/01/28 22:12
カノキドおおおおおおおおおおおおおお!!!!
やべえ、カノキドやべえwww
可愛いいいいいいいいいい!!!あああああああああ!!!



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