『くるみ割り人形』を見てきました。
- カテゴリ:音楽
- 2013/12/29 23:01:54
『くるみ割り人形』を見てきました…
…のは、先々週の20日でしたが、
感想を書いておきましょう。
『くるみ割り人形』は、
物語を見るバレエではなくて、
ネズミと鉛の兵隊の戦争や、
雪の国、おとぎの国といった子供の夢の世界を、
しかし、アンサンブルも個人技の技量も
しっかりとした踊りで楽しむバレエだと思います。
チャイコフスキーの曲のメロディーは、
「ああ~、この曲、『くるみ割り人形』だったんだあ~」
と何度も再確認してしまうほど。
ポピュラー。
たとえば、ホワイトバンクのCM、白戸家のBGMは、
二幕の「葦笛の踊り」といった具合。
特に二幕は、
お話のすじとはまったく関係ないんだけど、
「おとぎの国」の「お・も・て・な・し」として、
チョコレートはスペインの踊り、
コーヒーはアラビアの踊り、
という感じで、
様々な踊りを楽しめるところがステキ。
そして最後に金平糖の精と王子様が、
難易度は高いけど、繊細で可憐な踊りで締めてくれるのです。
私のお気に入りは、中国の踊り。
腿を高く上げて、舞うというより、
リズミカルに跳ねる感じの可愛らしい踊りです。
バレエ音楽は、踊るために作曲されているから、
時にリズミカル、時にダイナミック、時にメロディアスと
変化があってお気に入りです。
最後の
「くるみ割り人形と共に、
このステキな夢をプレゼントしてくれた謎の紳士は、
実はサンタクロースだったのです」
というオチの付け方は、
御都合主義で余計な感じがするんだけど、
夢のようなシーン・オン・パレードの舞台だから、
「すべてはサンタクロースからのプレゼントでした~」とでもしないと、
話のまとめようがないのよね~、きっと。
…ということで、
今年の映画・舞台関係の道楽はこれでおしまい。
今年はバレエをよく見ました。
さて、来年は何を見ようかな。
何を新たに開拓してみようかな。
寄席でも通ってみようかしらん。