「カネ、ナイデス」・・・おいおい。
- カテゴリ:仕事
- 2013/12/19 20:48:27
水道工事がありました。
入居中の賃貸物件ですが、
どうも、かなりの長きにわたって、
地下上水道管に亀裂があったようで、
水道局から漏水を指摘されていたようです。
おいおい・・・ですがな。
早う、言うて下さらんと、
シロアリ駆除の薬は流れるわ、
基礎部分が腐ってしまいますがな・・・。
どうも、漏水していたのは、半年以上だそうで。
あわてて、工事業者を遣わして、
全ての水道管を埋設しなおしました。
賃貸人も、水道代がどんどん上がって困るだろうに、
なぜ、こんなに発見が、遅くなったのか・・・。
実は、この物件、外国人のご家族がご入居中。
母国語はポルトガル語で、英語と日本語は苦手。
わけアリで、うちでお世話していますが、
けっこう大変なご家族です。
水道工事に伴う料金軽減請求(水道代の値引き)
基本的には、契約者であるこの外国人ご本人が
請求しなければなりません。
「あーのーねー、お金、安くする申請、できるー?」
「ワカッター!」
絶対、分かってない。
「出来なかったらー、言って、ねー!」
「タノム・ネー」
絶対、頼まれる。
いいんですよ、
うち、たいがい変な不動産屋だから。
いまさら、一般会社みたいな扱いはしませんって。
ここのご家族からは、
「ヤチン(家賃)、アリマセン。マテ」
もう、この言葉以外でしたら、
たいてい、受け入れますって。
(⌒-⌒; )なにやら、大変なお仕事されてるんですね。
ホームレスの方も色んな事情のある方もいますものね。(ただし、怠けや・ギャンブルによって己を落とした奴には同情する気になれないが。)
怪我等に注意してくださいね。
不動産業というのは、お客様の生活と直結していますから、
いろいろご事情が、おありの方もいらっしゃいます。
でも、うちでご縁があったお客様には、
いつでも、どういう状況でも、
一番いい選択肢をご提供するように努めています。
今でも、忘れられないのは、
ホームレスで、病院に収容された女の人です。
退院すると、住所不定になるので、
生活保護がなくなってしまうという理由で、
病院から、入居できる物件がないかという問い合わせでした。
かなり厳しい条件でしたが、
この方のことを考えると、
いったん引き受けて、退去勧告書を書くことで、
府営住宅に、優先的に入居できるということでした。
厳しい文面で書かれた「退去勧告書」を、
なんども、なんども
「ありがとうございます」と言いながら、
短い間でしたが、また引っ越していかれました。
女性でホームレスなんて、
考えられない。
ぜったい助ける!って思った方でした。
面倒見の良いはなちゃんのところじゃないと、住めませんね^^;
そういやうちの叔母さんは近所で仲良くなった外国の方が
風邪を引いたときに、病院にも行ってないと聞いて
ユンケル持っていって 「えーっと・・・・なんて言ったらいいのかな?
パワードリンク!」 と言って渡したそうな・・・。