空っ風の中を自転車通学するのは地獄
 
中学校を卒業して、晴れて高校生になる。
憧れていた電車通学、毎日同じ車両で見かけるあのコに胸ときめかせたり・・・
ドラマや映画の世界では、よくありそうなシーンだが、公共交通不毛地帯ではなかなかそうもいかぬ。駅から徒歩１０分程度で到着できる高校は、ないとはいわないがごく少数。自宅～乗車駅＆下車駅～学校と通学に自転車を２台使うパターンも、地方では珍しいことではない。
したがって、大多数の者が自転車で校門をくぐることになる。
 
爽やかな風の中を自転車で軽快に駆けていく・・・となれば極めて健康的。文化部や帰宅部等の者も適度な運動ができて言うことなしといいたいところであるが、四季のある我が国とりわけこのあたりでは自転車通学に適した期間はごく僅か。
とくに「空っ風」と呼ばれる北西の強風が吹く冬場、風に向かって自転車を走らせるのは、たしかに修行以外のなにものでもない。
大多数の者がそんな思いをするので、都会では若者の車離れが叫ばれる中、年齢がくれば運転免許をとるのが地方では自然のなりゆき。
 
 
風の中を必死にペダルをこぐ女子高校生のスカートは、とても気になるものですが、ガードは完ぺき。「ダブルボトム」なんていうコトバが市民権を得るはるか以前より、スカートの下にジャージやハーフパンツを着用して自転車に乗ってましたね。このファッション、他所ではなんといっていたか知りませんが、このへんでは「はに丸」と呼んでオヤジ連には不評です。
 
最近は地球温暖化の影響なのか、昔と比べて強風が吹く日が減ったような気がしないでもありませんが、気のせいでしょうか？
それでも春までは、自転車通学の学生さんにとっては厳しい季節です。が、大人になるための訓練の一項目、そしてこの時期の群馬県らしいシーンを演出しているわけですから、しっかりペダルをこいでくださいな。
 

本件、否定のしようがありませぬ。
 
現在の群馬県民度　　１ポイント増加　５２分の１１