☆太陽系外惑星
- カテゴリ:その他
- 2013/12/04 00:12:16
「太陽以外の恒星の中には、惑星を従えたものがあるに違いない」と言う考えは古くからあったそうです。しかし、実際に太陽系外惑星の存在が確認されたのは、ごく最近のことで1995年になってからです。これには技術的な問題があったためで、巨大望遠鏡を覗くくらいで見つかるものではなかったためです。今後は多くのものが見つかっていくことと思います。
ところで、太陽系の惑星は、内側に小型の地球型惑星、外側に大型の木星型惑星と言うパターンで配列していますが、現在までに発見された太陽系外惑星は違ったパターンしかありません。
そのパターンは以下三つで、今まで考えられてきた太陽系の形成を根本的に見直す契機になったそうです。
・ホット・ジュピター
文字通り熱い木星です。太陽系外惑星のうち、中心の恒星の至近距離(0.1天文単位以下)を高速かつ非常に短い周期で公転する巨大ガス惑星のことであり、恒星に極めて近くにあるため表面温度は非常に高くなっていると考えられています。そのためこのように呼ばれるわけです。
・エキセントリック・プラネット
太陽系の惑星は水星を除いてほぼ真円に近い公転軌道を持っています。ところが、太陽系外惑星には離心率の大きい彗星のような楕円軌道を公転し、極端な灼熱期と極寒期を繰り返す巨大惑星があり、エキセントリック・プラネットと呼ばれています。今まで発見された太陽系外惑星の実に3分の2が離心率0.2以上の楕円軌道を公転するエキセントリック・プラネットです。
・スーパーアース
これは地球の数倍~10倍くらいの大きさの岩石型惑星です。主成分は地球と同じく岩石や金属などの固体成分と推定されていますが、明確な定義はされていません。