恋の芽が出る頃に 【 第七章 】
- カテゴリ:自作小説
- 2013/11/29 19:37:21
第七章 『 いいスタート 』
鳥の囀りが聞える午前七時頃……。
いつのこの時間でも眠ってる私のはずが、今日は起きていた。
しかも、めっちゃくちゃ目は異常に冴えてる。
いつもなら出たくない布団も数秒で出た。
原因は自分でも分かってる。
「 フンフフ~ンッ… 」
髪を整えながら、鼻歌なんて歌っている自分が鏡に映る。
こんなの少女漫画の世界だけだと思ってたが、そうでもないようだ。
昨日から私はずっとこんな感じ。
春のせいでもあるかもしれないが、ずっとポケーッとしている。
なんか、私じゃないみたい……。
恋愛は人をも狂わせる力があるのだろうか……?
だが、「狂う」という言葉を聞いても嫌な響きではない。
むしろ自分が乙女になれたという喜びさえ感じ取れている。
おかしいとか、馬鹿だ、とかは承知の上である。
「 ───これでよしっと 」
整えた髪を右手で触って確認する。
今日は少し髪型を変えてみた。
左右のサイドで三つ編みというような髪型。
まあ、今流行の”編み込み”というやつかなっ……。
そんな事をしてたら、いつの間にか時間は7時45分になっていた。
慣れないアレンジをしていたからだ。
私は慌ててローファーに足を突っ込み、鞄を肩に掛けた。
「 お母さん、行って来まーすっ! 」
キッチンで洗い物をしている母に投げ掛けるように言った。
そして写真の中にいる父にもきちんと挨拶を済ませ、気持ちよく家を出た。
玄関を出ると、いつも通り美由が待っている。
「 美由、おはよう 」
片手を振りながら、駆け寄る。
「 あ、夏芽ちゃん おはよう 」
美由もそれに応えるように手を振った。
そして、私は美由の腕を掴んでニヤッとしながら尋ねた。
「 それでぇ?美由さん 進展はあったんですかっ? 」
わざとらしく、敬語にしてからかうように尋ねた。
それに美由は「からかわないで」と怒りながらも、照れくさそうに口を開いた。
「 少し……、話せたよっ 」
赤面しながらも、精一杯伝える美由。
そんな彼女を美由はまさに初々しくて、可愛らしかった。
「 この幸せ者めーっ! 」
照れくさそうに笑う美由の頬をビヨーンと引っ張り、からかった。
そんな美由の頬はまるで赤もちのように伸び、そして真っ赤になっていた。
中学校の頃恋愛を禁止されてただけあってやっぱり、慣れてない感じの美由。
私がリードしてあげれたら……、それだけで十分だ。
そう思い、また美由の頬を引っ張った。
そんな事を繰り返しながら学校へと足を進める───……。
学校にはすぐに着く。
学校についた後も、美由の顔は赤いまま。
そんな頬をペチッと軽く叩いた。
「 そんな赤くしてたらバレるぞっ! 」
そう言うと、美由は慌てて恥ずかしそうに顔を隠した。
その光景を見てると、つい笑みが零れていた。
そんな時だった───、
「 おぉーい、夏芽ちゃーん! 」
とても大きな、そして元気な女子の声が聞えた。
すぐに誰かは察しがつく。
私は慌てて振り返った。
「 ……は、はいっ 」
そこに立っていたのは予想通り、徳井先輩。
バスケ部のキャプテンだった。
徳井先輩は白い紙を片手に、私に駆け寄った。
「 落ち着いて聞いてね…
実はね……、あなたの試合レギュラーが決まったの! 」
「 …・…えっ? 」
両目が点になった。
というか一瞬何か分からなかった───。
「 だから、レギュラーよ!才能が認められたの! 」
徳井先輩はキラキラした目で私に紙を見せた。
その紙には「 試合レギュラー名簿 」と書いてあり、しっかり私の名前が記入されていた。
勿論、徳井先輩の名前もしっかりとかかれている。
本物なんだと感じさせられる……。
「 レ、レギュラー…
いいんですか?私なんかで…… 」
恐る恐る尋ねると、先輩は笑いながら答えた。
「 まー、正直ね… あなた三年より上手いしねぇ 」
「 そ、そんな! 」
「 まっ、てことだから頑張りなさい 」
そうバシッと肩を叩かれ、帰って行った───。
叩かれた肩に触れながら、レギュラーを噛み締める。
まさかこんな有名校でこんなすぐレギュラー獲得できるなんて……
まるで夢のよう……。
「 夏芽ちゃん、嬉しそうだね 」
「 嬉しいよ!夢にも見たレギュラーだもん! 」
そう笑顔で言い、レギュラーの紙を握り締めた。
なんだか少し景色まで明るくなったように思える。
今日はすごくいいスタートだなぁ。
そんな事を思いながら、足を進めて行った────……。
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第七章 『 いいスタート 』 END
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すぐに赤面しちゃう女の子大好きです(*´▽`*)←
好きな人と一緒に帰るのって憧れます……
一度くらいしてみたいものですね…無理ですけど……笑
描写も上手で、進むのも早すぎず遅すぎずで
いいと思いますbb
お久しぶりです♪
物事いい感じに進んでますね*
このまま順調に行ってほしいのですが;;
みゆちゃんもいいかんじで続き楽しみです!
頑張ります!!!
夜遅くまで付き合わせてしまって、すみません・・・。
明日できるだけinします!
明日できなかったら、日曜日しますbb
大体夜にinしますね♪
おやすみなさい!
絶対噛んじゃいますwww
プリント返してもらうとき、私から話しかけたほうがいいんですかね・・・?
メールだとポンポン話題出るんですけどねーww
どうしましょw
何を話しましょう!!!
きっと、あれですねw
渡しながらどっか行こうとしちゃうパターンですねw
で終わりますよ爆笑
だといいんですけど・・・w
明日、部活があるのでその時にプリント返してもらう約束しました(/ω\*)
でも、私から話かけないとあいつ話してくれたんです・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
今日だってプリント私が届けに行ったんです・・・。
でも、話すのめっちゃ久しぶりで半端なく嬉しかったですw
クラスは隣のクラスです。
それちょっと期待しましたが、すぐにその気持ちを消しましたw
クラスに仲いい男子いっぱいいるだろって思いましたw
「ストーカーか!」って言われました。゚(゚´Д`゚)゚。
aichaさんもそう思いますか?
でもあんま期待すると、ショックが大きくなるので、あまり考えないようにしてます。
今、国語のプリント貸しててまだ返してもらってないんです♪
私的には、別れたんじゃないかな?と考えてます。
1つは、この前彼女と一緒に帰ってなかったのでメールで「なんかあった?」と聞いてみたら
「もう俺ら一緒に帰らない」ときました。
2つめ、友達が参加するクリスマスパティー(フリーの人だけ)に彼女も来るそうです。
3つめ、彼女があいつのクラスの階に来なくなりました。あいつも彼女のクラスの階に行かなくなりました。
この3つのことから考えたのですが・・・・。
本人にはさすがに聞けていませんが・・・・。仲いい子に話してみても、「そう?」的な感じで・・・。
悪魔で私だけの意見ですが・・・・。
私に気持ちが揺らいだはないと思いますよw
いつも「あいつ」って言ってますからねw
ややこしくてすみません・・w
今日話せたんですよー!!
↑壊れましたww
どうしても、彼の優しさに触れてしまうんです。
きっと私から触れているんでしょうが・・・ww