歴史秘話ヒストリア名作選 ~花魁の真実~
- カテゴリ:コーデ広場
- 2013/11/28 18:25:28
気分は花魁^^;
花魁の真実 ~江戸・吉原遊郭の光と影~
吉原は男には天国、女には地獄・・
なんても言いますよね。
場所を移した新吉原は田んぼの中に突如現れたアナザーワールド。
って、まるでTDLみたいと思ったり^^;
花魁のいる大きな店では、
引手茶屋というお客に遊女を紹介する窓口的なものがあるんですね。
花魁は初回の座敷では口もきかない、客を見定めるのみ。
気に入れば次回は酌をする。
最終的にこれぞと思う客は3回目以降、
花魁の部屋に通され恋人としてうやうやしく迎える・・
って、ツ ン デ レ か !?
馴染みになれば夫婦のようにふるまえたですって^^;
じらされ、選ばれたのだから達成感もひとしおですよね・・
それまでの費用はおよそ200万円。
夫婦ごっこでも浮気はダメよ❤
遊女たちにイタズラされちゃうのです^^;
吉原には恋があると田中優子さんはおっしゃるけど、ままごとよね。
恋の理想を多くの人に味わってもらうための様式って、
や っ ぱ TDL と 同じ ^^;
あはは・・
花魁はファッションリーダーであるだけじゃなく、
マネジメント能力も必要だったとは初めて知りました。
チームおいらんだったんですね。
妹女郎の集団の面倒をみるためには、
客を選ぶというのには、
どれだけイイ金づるをつかまえるかという面があったのかもと思ったり・・
安野モヨコさんの『さくらん』とか読むと、
花魁は小さい頃に顔が良く、頭の良い女の子に目をつけ教育する感じですよね。
その茶屋の商売を左右するのだから当然かな。
吉原は閉じられた世界。
でも、上客の相手をするには同等の教養が必要なのだから、
そりゃあ小さい頃からの下準備が必要ですわな。
吉原の遊女は27歳定年制。
実際には遊女時代の借金(衣装代や病気の治療費)が残り、
自動延長も多かったとか。
無事、年季が明けたとしてもほとんどは性病に冒されて身体が弱く、
その後幸せになるのは難しかったようです。
ぁ、当時の白粉は鉛や水銀を焼いたものが原料だったので、
それによる健康被害もあったでしょう。
花魁などは商家に乞われ、嫁ぐこともあったと聞いたような・・
エピソード2は吉原が生んだ世界の歌麿こと喜多川歌麿のお話でした。
寺院や大名屋敷に描かれる格調高い日本画とは別に、
庶民のための芸術があったって、日本って素晴らしいですよね。
西欧の絵画って、宗教画が元じゃない?
それって、文字が読めない者に聖書の内容を教えるためのものでしょ?
宗教のためのものであって、民衆のためではない^^;
キュビズムとかも、そういう概念が生まれる前から日本にあったんですよね~
身分秩序を強固なものにするって言ってたけど、
農民は死ぬまで農民。子々孫々・・ってわけではなかったんですよ。
狂歌というものが流行る土壌。
吉原に遊びに来れるくらいリッチな人々だったかもしれないけど、
人間のゆとりというものを感じますね。
浄閑寺の話。
慈悲深いですよね。
なんの縁もない人を分け隔てなく供養してあげる。
エピソード3の事件簿。
黛の話はすばらしいですね。
西欧では汚らわしいと思われた遊女。
彼女らはどうしてそうなったのか?
家族のためではないのか?
吉原などの遊郭の様式は商売の演出かもしれないけど、
日本では遊女は気高いと思われていたと理解した西欧の芸術家たち。
外見だけじゃなく、中身もわかってよね。
山東京伝など、
女性たちの背景を思いやり付き合ってくれた人もいたと・・
すこしなぐさめられます・・
次回は信長!