田舎暮らし。
- カテゴリ:人生
- 2013/11/28 11:52:18
今日は、朝から冷たい北寄りの風が吹き、
窓の外の海は、トゲトゲの波がしらを突き立てています。
海鳥は、寒そうに羽根を閉じていますが、
鈴ちゃんが、朝一番、
ファンヒーターの灯油を満タンにしてくれたので、
部屋の中は、すみずみまで暖かです。
さっき、久しぶりに奥の農地を回ってきましたが、
イノシシ君たちが大運動会をしたのか、
わたしが作ったパナマ運河は、見事に埋め戻されていました。
せっかく作ったのに。
運河に続く池から、小鴨が慌てて飛び立ち、
紅葉した山間を西へ抜けていきました。
あらためて木々の色が濃い冬色に変わっているのに気付きます。
山はすっかり、冬支度を始めていました。
本州では北限の生息域に生えるオオカラスウリですが、
これはなんと、うちの敷地内が北限なんですね。
今年の夏、百日紅の大きな木をすっかり覆うほど密生し、
今は、まるでクリスマスツリーのオーナメントのよう。
風で飛んだ防水シートの折り目に、
びっしりとアシナガバチが、冬ごもり団子状態でいたのを発見、
可哀想だけど、駆除しました。
今度の春には、二ホンミツバチを養蜂しようと思ってるんだもの。
ごめんね。
山の木立が枯れて、
夏に犬と遊んで、樹の上に上がってしまったボールが、
崖下まで落ちてきていました。
犬の歯型が、ボールにいっぱい残っていて、
今度、ポン助が帰ってきたら、
また遊ぶだろうから拾ってきました。
冬の暮らしは、こんな感じでゆっくりと過ぎて行きます。
机の上には、都会から届いたFAXが、
密集した住宅地の中の一件の売り家を案内していますが、
専務の鈴ちゃんと、コーヒーを飲みながら、
「う~ん」と低くうなったまま、話しは途切れてしまいました。
今日は、これで仕事もおしまい。
さて、午後はなにをしようかな。
そ・だねー、きっと便利なんだと思うの。
だけどさ~、今は、インターネットでなんでも届くじゃない?
ここ、田舎だけど、TSUTAYAだって、近所にあるのよ。
ユニクロもあるし、
まあ、ブランド品は、りんくうアウトレットまで行かないと買えないけど、
それ着てたって、イノシシか野ウサギしか見てくれないしさ~。
やっぱ、ユニクロで十分なのよねえ。
う~ん、コンサートがちょっとないかー。
そこらへんかなあ、不便なの。
だけどかなーりお金持ってないと広い家には住めない、
あっちは家と家の間がきちきちですもんね・・・。