とりあえず「京都展」が悪い。
- カテゴリ:日記
- 2013/10/29 23:33:58
昨夜、草木も眠る丑三つ時。
ブログをUPしようと入力。だいたい八割がたおわったところで、
ブラウザが自動更新しやが……いや、しまして…。
そのまま気力体力ともにつきはて入浴→睡眠。
すみませんー。
もう一度チャレンジしてみます。
Voglio andiamo al museo con ti.
______________________
あなたと美術館にいきたいの♪
そゆわけで。
ここのところお仕事がまともにけっこうあって、
やってもやっても終わらないという、幸せな状況にありまして…。
でも、秋。秋なんですよ。もう、いきたい美術展目白押し。
浮世絵に、ターナーに、植田正治に、横山大観に、ミュシャに、
とりあえずミケランジェロに、山田寺仏頭に……
やまもりてんこもり状態です。
で、とりあえず、これいこう!!…と、いつもの相方(♀)が
力と熱意を混めて、キュレーターさんの講演の抽選もあてたので、
トーハクの「京都」展にいってきたんです。
…なぜに京都。京都だったら行った方がいいんじゃ…???
と、まるで内容もわからないまま、年間パスポートを購入(常連のうえ、先日期限切れしたので)してみてみると
国内の洛中洛外図が見比べられるという超デラックスな企画でした。
・舟木本(東京国立博物館蔵・岩佐又兵衛筆)
・上杉本(米沢市上杉博物館蔵・狩野永徳筆)
・歴博乙本(国立歴史博物館蔵)
・勝興寺本(富山 勝興寺蔵)
がつぶさに見れる!うあーラッキー。…と、ホントに内容も知らずに行った私は大興奮。
だってだって、先日歴博行った時だって、本物は展示されてなかったんだよ!!上杉博物館でも、これ、見れなかったんだよ!!すげえよ、狩野永徳!!!…もう大興奮。
もちろん、トーハク蔵の舟木本も見応えありあり。
(講演の時キュレーター氏が『国宝になってないのが不思議なくらいなんです!!』と呟きまくってたのが記憶に新しい…←てか、ついさっき見る直前に聞いたんですが(笑))
どこみてもきっちりしっかり描いていて、いきいきとした人間たちや町の様子が楽しくて、正直3倍くらいの時間かけて見ても足りないんじゃないかと思えます。……あれ、何日でも見てられるよ…楽しいよ…。
桜の枝を折って、橋の上で踊ってる人、だめじゃん、桜折っちゃ。とか思うけど、でもみんなで花見の帰り道は楽しそうで羨ましい。
祇園祭のにぎやかな山車と人間の大きさの対比も面白かったし、
……ちょっとすべては言い尽くせません。無理。
おまけにですねー。
二条城の障壁画まであって、それも天井が高い事を活かした展示方法になっていて、とっても素敵でした。 椅子にすわってぼーっと眺めてるのがとっても幸せだった……。
ところが。ところがですよ。
これ、前期後期では洛中洛外図は入れ替わるんです。
トーハク舟木本以外が、まるっと。
歴博は、乙から甲に変更。
あとは、福岡市博本と、池田本(岡山・林美術館)
…前期にあった4つの洛中洛外図だけでも違いが面白くて見比べまくったのに(雲の表現ひとつとっても全然違う!!)
後期のは、……一体どんなかんじなんだろう…。
本とか見ればわかるじゃん、と言われそうですが、
あんな細かくてでかいもの、本でわかるかぁあああああ!!
もし、原寸大の印刷物だって、4色印刷じゃあ限界ありまくり。
(背景金だし…)
これは本物見ないとだめじゃん。
いかなきゃだめじゃん。
…と、一念発起したわけです。
……あああ。終わる直前にいってれば、
「あああ。前期のあれ、見たかったけどしょうがないね…」
で、終わったのに。前期にいっちゃったがために、
後期にも足を運ぶことに……。
…もちろん、2度目の入館なので、トーハクの年間パスポートは使えません。とほほ。
仕方がないので上野の本屋さんで、割引券をゲットして
財布に忍ばせております。
…まぁそんなわけで、多分これから年末にかけて、
毎週のようにどこかの展覧会に足を運ぶ予定で、
仕事もそれにあわせて休日捻出できるよう、平日にがっつり進めるよう努力中です。
楽しい事のために、働くぞーー!おおーーー!!
本物を見る前に、拡大しまくった映像で見所を説明してくれているので
とっても楽しめました。
ただ、先日のお休みにトーハクにいったら、
洛中洛外図、めちゃめちゃ混んでました…後期にいくの、
とてもこわいです。
すてきね。
文化がわかる。社会がわかる。
歴史がわかる。
そして、なにより、かわぁいい。よね。