北極航路と中国
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- 2013/09/21 12:44:02
昨日こんなニュースを見た。
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「近年注目を集める「北極海航路」で、先陣争いが激化しています。
北極海の氷が溶ける夏の間だけ出現する、北極海航路が近年注目を集めています。
その新航路を通って、中国の大型商船が、9月に初めてアジアからヨーロッパに到達しました。
日本を含む各国の先陣争いが激化しています。
ヨーロッパ最大の港、オランダのロッテルダム。
ここに、1隻の巨大な貨物船が姿を現した。
船は、1万トンを超える中国の大型貨物船「永盛号」。
活発な経済活動を展開する中国船の到着は、ヨーロッパでも珍しいことではない。
しかし、この永盛号が注目されるのは、世界でも話題の新たな航路を商業利用した点。
通ってきたのは、北極海航路と呼ばれるルート。
これまで、アジア - ヨーロッパ間の航路は、スエズ運河経由、あるいはアフリカ喜望峰回りの長い航路だった。
ところが、近年の地球温暖化の影響で、北極海域の氷が減り、新たな航路として活用できる可能性が広がった。
北極海航路の距離は、従来の航路のおよそ3分の2とされ、輸送日数の短縮や、コストの削減が期待できるという。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00254306.html
』
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↑あれ?此のニュースの事なのか?
ちょっと気になるロシアのニュースがあって疑問に思っていた。
改めて探すとはっきりと中国と言う名が出てきた。
つまりプーチンが20年封鎖していた北極近郊の軍事基地を再開するという
ニュースだった。
旧ソビエト崩壊の時は酷い経済難。
此の軍事基地は封鎖されていたはず。
なんでだろうと思っていた。
実際は北極の資源開発が主で其処はその拠点になるのかと推測していた。
だが、北極の雪が温暖化で溶けて「北極航路」なる物が出来てしまったのだ。
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北極海の軍基地復活へ=中国の航路進出背景-ロシア
「ロシアのプーチン大統領は 中略 北極海のノボシビルスク諸島に約20年ぶりにロシア軍基地を復活させることを決めた。中国が北極海航路への進出を活発化させていることが背景にあるとみられる。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201309/2013091700012
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こう言う事だったのかと言う事である。
ノルウェーが産油国である。
ノルウェー、北極ルートが開発されると日本のエネルギー確保が違ってくる。
勿論中国もそうだろう。
にわかに北欧の重要性が出てきて、
世界地図が更に変わるかもしれない。
日々、世界情勢から目が離せない。
此れも色々な事を見るのに頭に入れて置いた方が良いだろう。
中国に対してロシアがどう出るかであることも見る余地がある。
つまり北極ルートを通るにはロシアの砕氷船が必要である。
更に、中国は天然ガスのパイプを中国内に引き込んで
天然ガスを引いている。
それと同時にこれから少しずつだが、
★貧しかった元旧ソビエト圏の国々に資源が見つかっている。
★北極ルートが画一されると中継地点のハブ港として
北欧の国々が注目されるかもしれない。
★ノーベル賞で馬鹿な態度を取った中国が北欧の国々と急接近をしている。
★ロシアは軍事基地を再開することによって
北極ルートの指導権を実支配を企んでいる?