さよなら妖精
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/09/01 18:34:52
「さよなら妖精」 米澤穂信
ついに、夏休みが終わってしまいました・・・。
一九九一年四月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。覗き込んでくる目、カールがかった黒髪、白い首筋、『哲学的意味がありますか?』、そして紫陽花。謎を解く鍵は記憶のなかに――。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物語。
ハッピーエンドでは、ないんだね・・・。ああなって、ラストでハッピーエンドになったらそれはそれで驚くだろうけれど。「二人の距離の概算」みたいだなぁって思いました。
もともとは「古典部」シリーズの三作目として書かれたらしく、所々に古典部っぽい所がある・・・らしいんですが、正直よく分かりませんでした(笑)
主人公、守屋君は行動的で、奉太郎ではなく、むしろ「小市民」の瓜野君みたいだなぁって。これが三作目になってしまったら、「古典部」シリーズは今と全く違ったものになっていたかもしれない・・・!
あの後、守屋君とセンドーはどうなったんだろう。いずるは、文原君は・・・。
十数年後を舞台にした短編が、センドーを主人公にいくつか書かれてるみたいだけど、本にはなってないみたいで、ちょっと残念。
勉強の息抜きに読んでいたのに、歴史の勉強をしてるみたいでした。
図書館で人気の本を借りるとすごい時間がかかりますよね^^;
人気作みたいですね
とてももしろかったです。
今まで聞いたことなかったので、地図帳で見て、あっ本当にあるんだなって思いました。
今はもう全部が独立してるんでしょうか?
ロケッツさん:司馬遼太郎ですか~・・・
難しそうだなって思ってまだ手を出してません^^;
本を読めば忘れにくくなるかもしれませんね!
ジュエリさん:はい。
「2ヵ月間と最初に言ったから。自分の家に帰るのは当然です」って。
特に幕末物が大好きでした(^^v
マケドニア、ボスニアヘルツェゴビナ、セルビア、クロアチア、モンテネグロの6つの国からなる、いわばロシアに近い国だったらしい
(実は、ロシアは1つの国という括りに見えるが、ロシアを構成させる国もある)
古典部も小市民もそれなりに暗いお話ですよね・・・
わたしもです(笑)ヨーロッパの東って・・・?って感じでした。
今はもう、ユーゴスラヴィアってないんでしょうか?
でも確かに、安易にハッピーエンドにされたら興ざめなお話ではあるんですよね・・・。
語られることのなかった未来に、救いがあることを祈りたい、と思ったのを覚えています。
読み終えたとき、ユーゴスラビアのことを、ちょっと知ることが出来た感じがしますよね。
私の場合、「ユーゴって地図上のどこ?」からスタートでしたが(^^;