幽霊・妖怪画大全集
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2013/08/30 23:22:15
そごう美術館で9月1日までやっている、「幽霊・妖怪画大全集」展にいってきました。
…これにいく時間捻出するのに昨日はちょっとお仕事がんばりましたとも。
……というわけで、ちょいと睡眠不足。
会場は微妙〜〜に暗い、絵画展示。
途中で歩きながら船こいじゃったよ……orz
とはいえ、寝るほどつまらない展示ではなく、
めっちゃ面白かったんですよー。
何がって。
なんというか、浮世絵とか肉筆画とか、あのへんの絵って、
人間の描かれ方が単調…というか
人間って「こう」!的な描かれ方してるじゃないですか。
たとえば、女性だとうりざね顔で、真っ白な顔色で。
…まあ、実際そういう化粧とかしてたのかもしれませんが、
現代人とはあまりにもかけ離れていて、「絵の世界」を形成しすぎているというか…。
その「お約束」というか「記号化」された人間の描き方は、
幽霊・妖怪にはあてはまらない…らしく、
めっちゃ生き生きと(いいのか…幽霊店)してるんですよね、
ナチュラルっていうのか、それとも漫画みたいになっている、というか…。
表情やしぐさがとても豊かで、「いいもの見た」感が凄いんですよー。
内容としては、丸山応挙・門下の、幽霊で有名な方々や、
浮世絵のほうはとにかく国芳ものがどっさり。
百鬼夜行系も、なかなか楽しかったです。
そうそう、若冲の付喪神図って、何かキュビズム入ってるような感じで、
ちょっとくすっときました。
先日みてきた谷文晁もあって、
ちょっと引き出し増えたようで嬉しかったです。
…ただ、前期後期でやっぱり入替があったようで、
もっとはやくそれを知ってれば
ちゃんとどちらも行ったのに(パスポート買ったので)と、後悔しきり。
これだけの幽霊妖怪画を集めた吉川観方に、大感謝。
正直見るまではここまで面白いと思ってなかったし、「なんで幽霊コレクション…ホラー好きか?」とか失礼な事とか考えてましたが、
この方の幽霊画は、正直怖かったし、さすが、執着してただけはあるなぁと。
ここのところそごう美術館はアタリ展示が多くて嬉しい限りです。
ふふふ〜。
さて、もうラストも過ぎてしまいましたが、ひこのさんは無事いけたでしょうか…ww
応挙のあのころんとした子犬、めっちゃかわいいですよね
鷄は、胸のあたりの曲線ですべてがきまる気がします。
がんばれーw
関東に住んでいると、東京が近くてそういう意味では
かなり幸せな場所に住んでいると思います。
けれど、絵をかくときなどにイメージや色使いとして出てくるのは
子供の頃に遊んだ山や海などの色ばかりです。
どっちも手に入れられる場所だといいんですけどねー。
贅沢?ww
ふーん。行ってみようかな。
Ticoさんが、そこまで言うのなら、
勉強しに行こうとか思います。
そごうか。見に行こ。
円山応挙は、個人的、子犬の絵が好き。
その時代、いろいろな弟子とかで、
書いていたんだよね。有名なのが狩野派。ね。
若冲もそう。師事してた。
そんな絵もあり、まるきりの絵もあるのが、
いいところだと思う。
俺も、ニワトリとか、うまく書けるように、練習するかな。
俺は地元の博物館の博物学展があった時に、十数点見ただけなのですが、
中にまさに描いた人の筆の走り方がかなり派手なのがあって、
見ていて楽しめました。
あとは本で見るだけですが、幽霊や妖怪で怖いのもありますが、
「子供と美人図」の猟奇っぽい怖さの方がなんだか頭に残っていますw
本物が見られるのは本当に幸せなことでしょう。
俺も上京したら見たいなあと思います。