もちろん、べべだ。
- カテゴリ：ペット/動物
- 2013/08/29 00:55:04
やっぱりベベだろう。
だいすきな大切な友人。
１９歳で、年をとらない永遠の子になった。
いまでも夢のなかで彼女にあう。
まちで、近所で、彼女に似た模様の猫をみると
ああ、ベベも、こんなふうだったなと、
彼女をおもう。
つながりがたしかにあったと思う。
わたしからしかご飯をたべない猫。
自転車でかえってくると、
どこからともなくあらわれて、一緒に並走して
家にはいってくる子。
あるいは、彼女が家にいるときは、
わたしが帰ってくると、玄関で、にゃあにゃあなく。
膝にのってくる子。
うでまくらでいっしょにねた子。
大切な友人だ。
いっしょうそばにいるもんだとおもってた。
いることがあたりまえになっていたから。
でも、いまでも、こんなふうに思いだすことで
かのじょはわたしのなかで生きているんだろう。
ほんとにほんとにだいすきだった。
かけがえのない子だ。
ばっちい模様の子。
ペットショップで、無料であげますコーナーに、
ひとり売れ残っていた子。
そのコーナーは実は休日だけしか設けられていない
はずだったのに、貰い手がなかったから、平日もそこにいたのだと
あとで知った…。
そこで、平日であった子。
眼があってしまった。眼があったら、檻の中から、ミュウミュウ鳴いた。
檻に指をのばすと、その指めがけて、彼女もちいさな手をだしてきた。
必死の形相で、わたしたちは握手をかわした。
もうだめだった、つれてかえるしかなかった。
わたしたちは出会ってしまったのだから。
ブリジット・バルドーの愛称
がベベだった。
彼女は中国では、猫女と呼ばれるらしい。
古い映画がすきだったこともあって、
ベベと名付けた。
きりがない、
どんなにベベがすきだったか。
また夢であいにきてくれるといい。
