☆台風の一生
- カテゴリ:その他
- 2013/08/29 00:05:36
そろそろ台風のシーズンですね。
ところで、上陸台風の一生は大体次の4つの段階になります。
・発生期
熱帯の海上では海面水温が高く、上昇気流が発生しやすくなります。そして、この気流のため次々と発生した積乱雲がいくつかまとまり渦を形成するようになります。さらに、上昇気圧のため渦の中心付近の気圧が下がり始めると、台風に発展します。これまでの期間が発生期になりますが、進行方向や速度は非常に不安定なものです。
・発達期
上昇気流、つまり暖かい海面から供給される水蒸気の力により台風は発達していきます。また、中心気圧は下がる一方で、中心付近の風速も急激に強くなります。つまり、台風に発達してから、中心気圧が下がり勢力が最も強くなるまでの期間です。
・最盛期
発達期以降は中心付近の最大風速は徐々に弱まる傾向が見られますが、暴風域の範囲は広がります。つまり、台風としての勢力が最も強くなる期間です。
・衰弱期
緯度が高くなるに連れて、海面水温は低くなり、台風の勢力は衰えていきます。さらに、北からの寒気の影響が加わると、台風本来の性質を失い、前線を伴う「温帯低気圧」になります。つまり、衰弱して消滅するまでの期間です。
しかし,中心付近の最大風速は衰えても、最盛期と同様に強い風の吹く範囲は広がるため安心はできません。また、寒気の影響を受け、再発達して風が強くなることもあります。
台風は、風ばかりの問題ではありません。雨の問題も大きなものです。熱帯低気圧(温帯低気圧)になっても油断しないでください。ちなみに、日本に接近する台風は主に最盛期と衰弱期のものです。
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