8月5日の出来事を3時間毎に遡ってみると…
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2013/08/06 14:03:02
2013年8月5日午後2:00、
首都圏上空には夏空が広がっていた…
その3時間前の午前11:00、
信州の松本は曇り空だった。
更にその3時間前の午前8:00、
北アルプスの登山口である上高地は…
雨じゃ、雨~!
上高地の名所、
梓川にかかる河童橋が霞んで見えるぐらいの雨!
朝早いとはいえ、
晴れていれば、
河童橋近くのホテルに泊まった観光客が、
清々しい朝の高原散歩を楽しんでいる姿を見かけるというのに…
河童橋の上には人っ子一人いない…。
歩いているのは、
私のように雨具を着込んで、
黙々と雨の中を歩き続ける登山者ばかり。
その上高地到着の3時間前、
夜明けの5:00に、
横尾という梓川上流のテント場から、
上高地バスターミナルへと出発した安寿は…
更にその3時間前の深夜2:00、
テント生地を激しく叩く雨音を聞きながら、
寝ぼけ頭で…
「このままこの豪雨が続いたら、
横尾のテント場は河原の横にあるから、
増水した水でテントごと流されてしまうかもしれないなあ…
近くの山小屋に避難した方が正解かな…
でも、面倒くさいなあ… ☆\(ーーメ)
逃げる時は何を持って行くべきだろう…
まず、ヘッドランプでしょ…
これがなければ外は真っ暗で逃げられないし…
次にお財布や携帯やらが入ったウエストポーチ…
登山靴を履いている暇はないだろうから
山小屋まではサンダルで逃げるけど
登山靴がないと上高地まで下山できないから、
靴と靴下も抱えて逃げよう…
あと、雨具と傘もあった方がいいわね…
それじゃ、
それらを一応枕元にまとめといて…
ふたたび、おやすみなさい…」 ☆\(ーーメ) そこで寝るなあ~!
ともかく今回の山旅を一言で言えば…、
天気予報を外しやがって、
気象庁のバカヤロー~
でも、今回の大キレットは越えられると思ってました。
というか、
泣いても笑っても
越えないことには誰も助けに来てくれない!
ラッキーだったのは、
私が大キレットを通過して、
北穂高小屋に到着した後、
雨が本降りになったこと。
早朝のガスの中、
まだ空が持ちこたえてくれている時、
無事通過出来たのでした。
北穂高岳からの下山は
雨具を着込んだために蒸れて、
思いの外、下山に時間がかかってしまいましたけど。
でも、涸沢まで降りてきたら、
所々に青空が見える天気。
とはいえ、この日、
3000m前後にある南岳から一気に300メートル下り、
大キレットという、
岩に打ち付けられた鎖と杭とハシゴを頼りに、
落石が起こりやすい場所を「よっこらしょ」と越えて、
また北穂高岳へ300メートルを登り返し、
そうして今度は北穂高岳山頂から2300mの涸沢まで一気に下降し、
更に涸沢から1600m程度への横尾まで下ってくるという強行軍。
もう最後の方は、膝ががくがくなのでした。
そうして、夜にはこのような豪雨。
ちなみに上高地での外来入浴は、
7:00から営業しているホテルがありますが、
私は上高地バスターミナルのトイレで、
汗まみれの服を着替えて、
ともかくさっさとバスに乗ってしまいました。
お返事、遅くなって済みません。
ええっと、明日の朝から、山登り第二弾に突入です。
こんなに暑い首都圏なんかから、さっさと逃げ出してやる~。
下山で雨・・・
雨の河童橋・・・温泉に入らないと!