理想と現実
- カテゴリ：30代以上
- 2013/08/03 12:30:11
ヒットラーのナチスが一つの政党で選挙で勝利した所から悲劇が始まった。
其のヒットラーのナチス（社会主義ドイツ労働党）が掲げた政策に
反ブルジョワ、所謂貧富の格差是正が在った。
当時のドイツはユダヤ人が商売に成功して金持ちが多かった。
彼らが攻撃の対象になった。
沢山の理想を掲げて、それで人心を掌握し政権をとっても現実は
そうは行かない。
例えば解りやすく日本共産党の主張から紐解いて行こう。
今回の選挙で即時原発ゼロを主張していた。
では、現実に其れが出来るのかと言うと
原発を解体するのにまず建物の汚染を除去しなければならない。
其の為に建物内部を水である程度汚染を除去した所で
其の汚染水をどう処理するのか？
福島原発で処理できない汚染水がたまり続けている現実を見れば
出来ない事は明白であろう。
更に水である程度汚染を処理したとしても、解体した建家の
産業廃棄物はそれでも除去できない放射能が存在する。
では放射能に汚染された産業廃棄物をどこの県が引き受けるのか？
お釜となるとそれ以上だ。
水である程度解体できるまでに除去出来るレベルじゃない。
今回の選挙で具体的な案も示さず原発ゼロで選挙に当選した
議員がいるが、彼に具体案もなしに入れた人達は其れを考える能力もないのか？
更に共産党の掲げた政策の雇用にしても、
雇用する企業に其の力が無いと雇用は増えないのである。
大企業を潰す事に寄って其処から受注を受けていた下請け会社が潰れる。
つまり理想だけを掲げるのは簡単であるが其れを具体的に実行することは
非常に難かしい、或いは不可能である。
選挙に勝利して政策を担う方になってから、上手く行かない現実があり
其の為に出てきた不満の矛先を反ブルジョワ、格差是正を掲げて
其の批判の対象になっていたユダヤ系の成功していた企業への批判に向けて
最終的にはユダヤ人そのものへの批判へと不満のはけ口の矛先を持っていった。
更に一党独裁にして権力を集中すると不満分子への弾圧へと
ナチスはなって行くのである。
今回の選挙で例えば官僚への不満が自民党、そして民主党政権も
天下りを防げなかったことへの批判であっても
だからと言って共産党を選択したのは間違いであることが
理解できないのは非常に残念であり、
軽薄な選択だと言わざる得ないだろう。
未だに綺麗事や理想と現実との区別がつかないのではと
思う様な共産党の今回の選挙の定数を伸ばした事は
無知と或いは其れ以上の非常に悪い敵国工作活動の結果とすれば
此の国の未来を将来を潰す結果になるだろう。
