Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


君の笑顔 *短編小説*

君の笑顔は見てるだけで幸せになる。

今だってそうだ。君が隣で笑ってるだけで笑顔になれる。

「 あはは!!この番組おもしろいなぁっ!! 」

私のほうを見て笑ってるんじゃなくても…幸せ。
哀れだって思うかもしれないけど、本当に幸せなんだよ?

「 あの番組さぁ~、見たぁ? 」

君が友達に話してるときの笑顔…見てるだけで笑みがこぼれる。
でも、見てるしかできない私には絶対に笑いかけてくれないんだ。

「 ねぇねぇ、昨日のさぁー 」

「 ああ、あれ?おもしろかっただろぉ? 」

私はけして美人とはいえない顔。
君の周りに来る女の子は皆輝いてるよ。

「 … 」

毎日、鏡を見て思う。
君の隣に行くためには、もう少し…美人じゃなくちゃ。

でも、顔は変えれない。整形でもしない限り。

それはわかってる。
…でも、どうしてだろう。
整形とかじゃなく、ありのままの私を見て欲しいんだ。

欲張りかな?
そんな事考えてるのにね…

「 あはははっ!! 」

君の笑顔は私に向いていないんだ。
悲しいっていう言葉…吐き出したいのに、吐き出せない。

「 … 」

君に近づくために、私は頑張ろうと思う。

「 あ、あの!! 」

「 ? 」

「 …き、昨日のテレビ、見たぁ? 」

君がいつも話題にしてるアニメの話を持ちかける。
すると、君はようやく…

「 あははっ、みたよー!! 」

私に笑顔を向けてくれた。
特別な感情もこもってないだろうけど…けど…

それでも、嬉しかったよ。

「 あははっ 」

少しずつでいいから、もう少し君の近くで見たい。


ー夏祭りの日ー

「 わぁー!!綺麗!! 」

私が笑って、花火を見上げる。

「 おぉ、だなぁ。 」

今回は君の隣で…笑顔が見れる。
君の横顔をみつめながら、私は笑みをこぼす。

すると、彼は私の視線に気づいたらしく…

「 何見てるんだよ。 」

「 べ、べべべ、べつにぃぃぃい…/// 」

「 …こっち見てみな。 」

彼に言われたとおり、見上げると、突然唇が重なった…

「 ほ、ほぇ…? 」

突然の事で、わけがわからなかった。
だが、彼も顔を真っ赤にしている。

「 …ふ、ファーストキスだから。 」

そう一言呟いて、顔を伏せた。

「 あはははは!! 」

私はその瞬間、最高の笑顔ができた。

「 な、何笑ってんだよぉ、もー!! 」

といいながらも、彼も笑っていた。
私達は、お互いの笑顔を見て幸せに浸った。

君の笑顔を離したくない。
君の笑顔をずっとこの場所で見ていたい。

永遠に、君の隣で。

※実話ではありません。こんなんあればいいなw

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2013/07/29 20:16
ブログ広場から来ました。初見です!

夏祭りに女子と行ける日が自分には来るのかな笑
短い文に甘酸っぱさが詰まってますね*



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