☆薮入り
- カテゴリ:お笑い
- 2013/07/24 00:06:54
☆薮入り
これは東京の人情噺なのですが、上方でも演じられることがあるそうです。さらに、驚くことに元々は艶笑落語だったそうで、どのようなものだったのか興味津々です。
また、「薮入り」という言葉は死語になっているようですが、昔「奉公」という制度?があった頃のお話です。貧困な生活をするものにとって子供を育てるのは大変なことなので、少しでも仕事ができるようになれば、口減らしの意味合いもあって奉公に出されます。そして、薮入りとは奉公人が盆と正月に休暇をもらって実家に帰ることでした。
【スジ】
奉公先から薮入りで息子が帰って来るのであるが、両親は楽しみで仕方がない。さらにその前日には、息子をどこに連れて行こうか、何を食べさせてやろうかと、遠足の前日の小学生のように一睡もしなかった。
当日も朝早くからそわそわしているところに息子が帰って来る。
両親はさっそく息子に新しい着物を持たせ銭湯に行かせる。しかし、息子の荷物を片付けていると、5円札が3枚も見つかる。その当時の15円といえば大金である。出来心から悪いことをしたのだと思い込み、息子が銭湯から帰って来ると親父さんはいきなり殴ってしまう。
泣き出す息子から訳を聞くと、ネズミを捕まえては交番に持って行き、懸賞に当たってもらったお金をコツコツと貯め、今日は薮入りと言う事で主人に預けておいたお金を主人から頂いて親孝行しようと持って帰ってきたのだという。
それを聞いて両親はほっとする。
「これからもご主人さんを大切にしろょ、これもやっぱりチュウ(忠)のおかげ」
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- でっちゃん
- 2013/07/24 16:20
- あるんだ!
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