黒猫目日記89 (お宝探し)
- カテゴリ:日記
- 2013/07/13 15:03:41
またまた、この侘び住まいに珍客が訪れた。
クリオネのコルナと云う幼女が訪ねて来て大昔に沈んでしまった伝説の沈没船を知っているかと問いかけてきた。
何でもお宝を運んでいた途中嵐に巻き込まれ沈んでしまった船らしい。
遥か南極で沈んだ船が如何なる海流に乗ってかこの街の海にまで流れ着いたとか。
「沈没船のぉ宝物を探し出す方法を知りたくなったらぁ声をかけてね~」
そう言えば先日カメキチなる亀に頂いた古地図、釣り堀で半切れを見つけて貼り合わせ見たがこれは宝の在処を示す宝地図ではないか。なる程、宝の在処はわかった。ならば後は如何にして手に入れるかと云う事か。
コルナの話に耳を傾け水着を身に付け、いざ、宝探しにと挑んでみた。
思いっきり息を吸い込んで水に飛び込むと、海の中は岩やサンゴに行く手が阻まれている。
所々にクラゲやあんこうが泳いでいてそれを避けつつ泳いてゆくとキラキラした宝石がいろんな場所に転がっていた。
難破船から転げ落ちた物なのだろうか、宝箱も幾つか見つけた。
や、遥か彼方に船影がみえる。しかし・・息が・・・・もう・・・・・・・ガボガボガボ・゜・。・。・゜
ハアハア( ̄◇ ̄;)あと少しなのに息が続かん。
「え~酸素ぉ、酸素はいかがですかぁ~ 」
「クラゲ、アンコウよけ、お肌を守るサンゴよけいかがですかぁ~」
コルナ殿!?
「拾った宝石でお譲りしま~すぅ。あ、どうもぉ、こっちはお兄ちゃんのぉコルノですぅ。」
しょ、商売してるのか~!(゜д゜) なんとも商魂たくましい幼児だ
しかし、息が続かねば沈没船までたどり着けぬ。背に腹は変えられぬ。
・・・・酸素一つ下さーい(; ̄◇ ̄)
「まいどありぃ~~」
何度か挑んでみたが今一歩の所で息が切れてしまう。
幼い兄妹は中々商売上手で売り物は小出しにして値を吊り上げていきおる。
ゼイゼイ(((((;ー◇ー)~ 流石に今日はこれ以上潜るのは無理じゃ。
諦めてまた明日挑むとしよう。
しかし、沈没船にたどり着くまでに拾ったお宝はほとんど持って行かれそうじゃなー
このコルナなる童の背後には、なにか大きな力が動いているそうな。
隠密にて、速やかに探りを入れて下され。
!!!
あの幼い兄弟にカモられていたのかぁ・・・(@@;
ま、まぁ生活も大変だろうし、2日目にしてとりあえず船にはつけるようになったしε-(;ーωーA フゥ…