本棚。85
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/06/23 11:08:24
「プリンセス願望には危険がいっぱい」
著者・ペギー・オレンスタン 訳者・日向やよい 出版・東洋経済報社 2012年11月1日第一発行
かわいいのどこがいけないの?小さな頃から「自分はお姫さまだ」と思い込んで育つと苦労するし、問題があるわよ、って説いた本。女の子供を持つ親の指南書。
ディズニー・プリンセスで溢れたアメリカのお話。だからちょっとどうかな、と思う。私が思うくらいだから相当だ。でも「他所の国の話だから日本人には関係ない」って否定の台詞は好きじゃない。人間である以上、考えてることはみんな一緒だ。ただ、もちろん文化の違いがあるから、例え話がシンデレラからかぐや姫に、ドレスが着物になる程度のことだ。
考えとしては作者に賛成だが、子育ても世の中の流れに抵抗するのも、並々ならぬ労力が必要なのだからそんなにヒステリックにならなくても良いのではないか。プリンセスの話を耳に入れないようにするよりも、なにかしてもらったらお返しをしなさいと教え込む方が建設的だし、楽だと思う。 子供をプリンセスにするアメリカの親の大半も「楽だから」そうしているのだ。楽な方が成功もしやすい。
私がこの本に引かれたのは私自身にプリンセス願望があるからだ。願望というより習性というか性格の方が正しい。そして早く卒業しなきゃと焦ってもいた。周りの大人たちはいつもいつまでも私の面倒を見て可愛がってくれるわけではないのだ。が、新社員となって親切な会社の人や上司に可愛がってもらってるいま、卒業しきれているとはとても思えない。。。アレ???
最後に「女の子はピンクや赤、男の子は青や黒が好き」というのは絶対に幻想だ!もちろんそれだって、型にはめた方が楽だからそうなっているのだ。
けど、私は昔から赤が好きではなかった。ランドセルを買ってもらった時、黒が良いなーと赤を不満に思ったくらいだ。でも女の子じゃないと言われるのが嫌で我慢した。どこかで男の子が「赤が良い!ヒーローのリーダーいろだから!」と言ったエピソードも聞いたことがある。
もし相手が近しい間柄の子供なら、好きな色とキャラくらいは本人に聞いて欲しいものだ。めんどうだけど!
感心する部分も多いけど、やっぱり過激な部分がありますよね!
私は、子供であろうと一人の人間として付き合っていく、ってのが好きだなーと思います。
母親ではないので、子育てはわかりませんけれど^^*
男の子の輪の中には・・・今でも入りたいですw 職場ほとんど男ですし。。。話に乗りたい!
ほほ~ぅ、と思う部分と、チョット過敏じゃないかなぁ~と思う部分とがありましたが、
要するに大切なことは『躾』(この漢字も意味深い^^)なんだな、と思いました。
私自身の少女期を振り返ると・・・
プリンセス願望はなかったように思います。
どちらかといえば、男の子になってヤンチャでアホな事ばかりしている輪の中に入りたかった(笑)。