Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【TAKE FIVE】

TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~ 最終回
TBS 金曜夜10時~
【あらすじ】正義が逮捕され、留置されている芝大門署では正義の逮捕後間もなく、瑠衣が忽然と姿を消してしまい連絡が取れなくなってしまう。上司の増田や部下の昇太郎テイク・ファイブの面々が瑠衣を拉致したのではと考え、正義増田たちから瑠衣の居場所を教えるよう尋問される。だが、瑠衣の失踪にまったく関わっていない正義は当然答える訳もなく、正義は逆に増田昇太郎の隙を突いて取調室から逃走。岩月晴登たちの助けも得て警察から脱出する。

【感想】まさにビンゴ! 前回の感想で書いた、増田犯人説とその経緯もぴったり当たりましたね。まぁ、冷静に考えてみればわかるはずなのです。一番怪しい岩月の年齢設定は恐らく30代後半。20年前の事件関係者としては若すぎます。20年前の事件に関与していそうな警察関係者で、今まで名前が出てきた人物となると、増田しかいないんですよね。そして、増田が20年前に後藤と共謀してルクレツィアを盗もうとし、その時感づいた瑠衣の父親を殺したことや、岩月が本当に裏切ったわけではないというのも当たってました。正義パパがその場に残ったのは、後藤の仲間が誰なのか、見定めようとわざと逮捕されたというのは、ちょっと想像がつきませんでしたけどね。でもまぁまぁ80点くらいの推理だったのではないでしょうか。つか、冷静に今まで起きたことを考えると、わかる犯人像でしたね。ミステリーファンにとっては平易な謎だったのではないでしょうか。せめて、最後にはまったく無関係の安パイ確定だった盗犯倉庫係の香川あたりを、定年退職間近に左遷された刑事みたいなのにしておけば、どっちか悩ませることが出来たのではないかと、少し残念に思えたくらいでした。今時は、意外性を求めて整合性を捨てるミステリーが多いのに(先日最終回を向かえた潜入探偵トカゲなどはまさにこのタイプ)、昨今には珍しく視聴者にガチ勝負を挑んだメインストーリーでしたね。さすが櫻井氏が原案なだけある。かなり好感触の最終回でしたが、やはり正義、瑠衣、晴登の三角関係はちょっといただけなかったかなー。まずもう唐沢が恋愛ドラマに不適格な外見になってきてるのと、40歳の松雪と一回り以上年下の松坂という構図も、ちょっと気持ち悪い。せめて松雪があと5~6歳若ければまだ…。あとさ、人工呼吸する時は必ず鼻をつまんでからやろうね! 鼻つままないと、せっかく口から入れた空気が鼻から抜けてしまうからね! あれじゃあどさくさに紛れてキスしてるようにしか見えませんよw 鼻つまむと絵的に美しくないから、あえてつままなかったのかもしれませんが。それと、豪華キャストが話題になっていた本作ですが、メインキャストにイケメンが多いのに妙齢の美女がいなかったりと、キャスティング的には女性向けなのに、内容的には男性寄りの感じ、最終章手前あたりに誰得な宝塚のスターを持ってくるなど、少しちぐはぐな印象を受けました。このへんも視聴率の不振の原因かなぁ。まぁ元々この枠はあまり取れない枠なので、もう少し一般層を狙ったキャスティングにして、日9に持ってきた方がよかった気がします。面白くないわけじゃないけれど、何か一味足りない、全体的に見てそんな感じのドラマでした。




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