今週のお題『いろ』 2
- カテゴリ:サークル
- 2013/06/14 12:14:03
雨の中の光景
雨が降りしきる街角・・・雨宿りに立ち寄った喫茶店の窓際にカウンターのある場所
そこに座り、何気なく下に見える路地を歩く人たちを眺めていた。
ある若者は、傘もささずに足早に家路を急ぎ。
サラリーマン風の人は、早めに降り出した雨の為コンビニで買ったのであろうか、ビニール傘をさしながら・・・
そして、OLさんたち・女学生たちは殿方がさしている茶色や黒色の傘の谷間に、華やかな、色とりどりの傘の花を咲かせ・・・
そう言えば・・・とコーヒーを飲みながら、遠い昔の事を思い出した。
この歳になると、雨はとても憂鬱なものであったが子供の頃はとても楽しかったなって・・・
新しく買ってもらった「黄色」の長靴と傘・・・
早くさしたくて、早く履きたくて雨の日が来るのが待ち遠しかった。
そう言えば、昨日は雨の中小さな男の子が、水色の合羽を着て、レインボー色の長靴を履いて、わざわざ水たまりを見つけては、チャプチャプ歩いていたっけ
そして、高校生の頃・・・まだ手もつないだことのないB.F.とのデート・・・
急に雨が降り出して、私が持っていた小さなピンク色の折り畳み傘の中に二人で入り
でも、私の一番思い出に残っている雨の日の思い出は・・・
今から、8年ほど前かな?
突然原因不明で倒れてしまい、それこそ今まで見た事もない美しいお花畑まで見てしまい・・・
そして、退院一週間後まるで今にも泣きそうな空の下、病院に検査のために行かなくてはならず長男が付き添って来てくれて・・・
その帰り・・・ついに空から涙色の雨が降り出した。
私は、持っていた傘を開いた瞬間長男がその傘を取り・・・「ほら、俺がさしてあげるから、こんなに痩せちゃって風に飛ばされちゃうよ」
うれし、恥ずかし・・・初めての息子との相合い傘・・・
私の心は、まるで五月晴れの如く晴れ渡った。
そして、その時の雨の日は一生私には忘れられないパール色に輝く日となった。
コメントありがとうございます。
痩せた体は未だに・・・ほんのわずか体重が増えただけです。
でも、その後足の手術を受けて足に負担がかからないように体重制限を設けられてしまったので、丁度いいぐらいかな?
うちの息子たちは、一つ隣の都内に住んでいるのですが仕事をしながらその合間にバンド活動をしているのでなかなか、時間が取れないのでしょう。
毎日、息子たちのサイトから様子がうかがえるのでそれで良しとしています^^
優しい息子さんですね。
その後 痩せられた体は元に戻りましたか?
息子さん達 遠くにおられるんですか?
うちの息子と娘も 離れて暮らしています。
たまに帰ってくると嬉しいけど それはつかの間・・・食事作り アッシー等で 疲れまくります (ー_ー)!!
コメントありがとうございます。
確かに、私も雨の日は色々と雨に紛れて空からたくさんの言葉が降ってきます。
言葉が、生み出されてくる・・・そんな感じで。
もう、何年も会っていない息子たち・・・会いたいな・・・
何故だろう?
でも大人になってからは、結構雨もイイなって思います。
これも特に理由は無いんだけど・・・・・
雨が降ると、創作意欲が湧いてくるのかも。
息子さんと相合傘❤
何て素敵なんでしょう♬
コメントありがとうございます。
確かに家に帰った後・・・綺麗な虹が観えました。
雨の日は、憂鬱になりがちですがまたすべてを潤してくれますね。
コメントありがとうございます。
もう、遠い昔の事ですが本当に息子との相合い傘・・・大切な思い出として、残しておきたいです。
あの日の雨は一生忘れられません。
コメントありがとうございます。
もう3年以上長男とは会っていないです。
メールしても、次男は返信くれるけれど長男は無視(悲しい~~~)
便りがないのは、良い返事。
毎日、息子たちのブログを見たり息子たちのバンドの映像を観るのが今では唯一の楽しみです。
コメントありがとうございます。
そうですね、大切な思い出だけはいつまでも心に刻んでいたいです。
雨の色もその人の気持ち次第で、いろんな色に見えてしまう
パール色に輝く日・・・この後きっと虹が見えたはず。
傘の花の表現も面白く、リアルで見ていきたいと思います。
息子さんとの相合い傘・・・
また、できるといいですね。
色々な色の中で息子さんとの思い出が、一番光って見えます。
決して逢う事が無い人なのに・・・
思い出だけは無くしたくないです。
たぶん女性視点と思いますが、
逆からも同じ気持ちになる事があります
ついつい詩を書き綴ってしまいました
決して逢う事が無い人なのに・・・
思い出だけは無くしたくないです。
「相合い傘」
****************
相合い傘
雨が降りしきる街角
傘から滴り落ちる雨粒
色とりどりの傘の花を咲かせ・・・
一人持つ傘の重み
やがて雨粒の向こうに
あなたの姿
相合傘の二人
寄り添って歩いたね
私を引き寄せた
あなたの手の温もり
でも今はもういない
空から涙色の雨が降り出した