2人の王女(3)
- カテゴリ:自作小説
- 2009/08/05 15:10:56
カーン カーン
「オーギュスト伯は、まだつかまらないのか?」
「ええ。彼の息子と共に国外へ逃亡したものと思われます。」
「それは困ったなオーギュストがつかまらないうちは安心できない。」
「王妃の処刑後王の愛妾であった娘のラグネイドを正妃につけわしは国王の義父。ハンスお前は国王の義兄。」
「しっ!誰がきいているかもしれませんご注意を。」
「もとの王妃のカタジーナの一族はあの事件以後、領地もとりあげられ急速に衰亡・・・ライバルもいなくなってこれでゴットフリード家(国王陛下の一族)の天下じゃ。」
「カタジーナの娘第一王女のローズはもしかしたらオーギュスト伯の娘かもしれんと噂を流しておいた。そんなはずはないと思いながらも陛下はすこし疑いをだいてるご様子。」
コツコツコツコツ・・・・
「ことの真偽がハッキリするまでローズを白の監獄に閉じ込めておくよう国王に話しておいた。国王もプライドにかけてそんな噂の娘を人前に出す事はせんだろうあの娘があの監獄を出られるのは世を捨てて修道院へ入るときか墓に入るときだ」
「ソレで父上父上はどう思っているのです?ローズは本当に国王の娘なのかそれともオーギュスト伯との不貞の子なのか」
「きまっとるよハンス・・・国王のむすめだ」
このお話はどうして中断したのでしょう? なかなか面白いです。
てか、陛下ちょっと間抜けでない?もっとしっかりしないとだめよ国王陛下!