Nicotto Town



今は昔の事。


遅咲きの桜がある様に私の恋愛は大学時代。

さてめでたく大学に入った私は女ばかりの6人ぐらいのグループでバス停まで
帰って居た。

そこで向かい側のバス停と二手に分かれる。

所が一人、二人と彼氏ができて、彼氏と帰り始める。

つまり一緒に帰る人数が減って来る。

わいわいがやがやと一緒に目立って帰っていたのが

二人になって仕舞った。

所がその一人も彼氏が出来た。

とうとう私一人でその長い道のりを帰る事になった。

その途中にラーメン屋に行く道があるのだが、

何人かに其処に誘われたが、興味が無い男。

一人は名前も知らない男だった。

おごってくれるというのでついていく。

食べ終わった後で「所でお前、名はなんて言うの?」で

終わった。

「名前も知らない男に付いてきたのか?」の問いに

「おごってくれるのか?とだから何度も確かめたじゃないのか。」と。

「誰とでもラーメンをおごると言えば付いて行くのか?」の問いに

「いや、この店は知った顔が常にいるし、安全だと解っているし、
其の上、唯だと言うので」で其の後そいつは名前も名乗らずに
金を置くと帰って行った。

それが響いたのか、そいつが酷い噂を流したのか、
後で、結構大学で影響がある先輩だったのか、
ほとんどの男が口を聞いて来なくなった。

それでも、無視をして大学に通って居た。


中学の時に貧乳だった私はいとこにどうしたら良いかと相談すると
せめて鳩胸にする方法はあると教えて貰った。

腕立て伏せである。

所謂ブレスト(胸囲)を付けるのである。

高校に入ってから声楽家を目指していた友達に付き合わされて
腹筋を鍛えた。

二人で並んで毎日足首を動かないように引っ掛ける場所に引っ掛けて
声を上げて競うように50回腹筋をして居た。

そんなんで「脱いだらすごいんです。」って感じだったけど・・・。

流石に馬鹿じゃないんだから、一応高校時代の少しつっぱり(ものほんの長いスカートのグループは居たが、タイマンだと私のほうが強いのは解っているので向こうは
私に声をかけてこなかった。)を隠しておとなしくして居た。

で、長い事一人で帰って居るので返って目立っていた。

で、しばらくするとまた其の男が声をかけてきた。

一緒に帰ってやろうかと言う。

「その前に名を名乗れよ。名前、なんていうんだ?」で終わった。

また、誰も口を聞いてくれない生活。

訳が解んなくてイラついて居た。

なんで、一言自分の名前を言えないんだ!?

モテて有名な先輩だったらしい。
だが、知らないものは知らない。

運が悪い。イラついている時に祖母が私に内緒にお見合いをしくんだ。

面と向かって言えば拒否すると祖母は思ったらしい。

自然な形が何と「ダンスの講習会」。

食事付きに惹かれて其の切符を貰った。

我慢をして体育の授業を受けて居れば食事が食べれる。

で、取り敢えず無表情で其のダンスの講習会をこなす。

がっ、いよいよ食事と言う時に私は呼び出された。

つまり、相手の男が仕事の都合で二部の方しか出れなくなっていた。

二部は食事ではなくお酒である。

私は空きっ腹に酒を飲むハメになった。

其の上ダンスで振り回される。

かなり酔っていた。

此れは帰ったほうが良いと判断した。

帰りかけると送ると見知らぬ男が言う。

一人帰れるからと断る。

押し問答が・・・。

(私を怒らせるな・・・。)と天井を見て拳を握て抑える。

で、最後通告の様に断る。

所が其の男が私の肩を掴んで「送らなきゃならない事情があるんだ」と

馬鹿な男だ。

「私に触るな」と振り向きざまにぐーで一発・・・。

で、家に返って来た。

祖母が誰かに送ってもらったかい?と白々しく。

「いや、断った」とその日はそれだけ。

後に向こうから断って来た。

事情を知って、どうして先に言ってくれなかったの。

一生懸命猫をかぶったのにぃ。

で、断って来た其の人に今度は上手くやるからと
言うと「上司として部下を守る義務があるので」と断られた。

酷く落ち込んで、一人でぽつんと大学での往復。

話しかけてくるのはミーハーグループからかけ離れた学生運動をやっている連中と
其の取り巻きのノンポリ。

所謂色恋ざたとは無縁の生活。

私もジーパンにTシャツ。

何時の間にかふんわりウェーブにフリルのお人形の様な女の子が大学に来なくなった。

いや、毎日行って居たから。

だが、私は恋をした。

何と髪はロン毛で髭ぼうぼう、風呂の録に入ってなくて
年中同じ服。

つまりミーハーグループとは対照的に絶対にそっちに居たら接点がなかった男に
恋をしたのだ。

蚊の泣くような声しか出ない。

彼は何度も聞きなおす。

やっと彼氏ができてしばらくしてから、其の名前の名乗らなかった先輩が声をかけてきた。

二人一緒にいると「彼氏?」と聞く。

私は顔を真っ赤にしてうなづく。

心配していたという。謝りたいと言う。誰も口を聞くなと行ったばかりに君を孤独にしていたという。
なんかごちゃごちゃと言っている。

で、私は聞いた。「所で名前はなんて言うの?」

彼の悲しそうな顔だけが今でも残っている。

でも名前は最後まで解らなかった。

後で彼氏に聞かれた「どうして誰かに名前を聞かなかったんだ?」

「其処まで興味がなかった」と答えた。

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2013/04/19 09:55
赤胴鈴の助 様
洗濯物が飛ぶと言えば、パンツを飛ばして
顔をベランダから出すと下の家のベランダに・・・。
(〃ω〃)恥ずかしいけど訳を言って返して貰いました。
布団も飛んで行った。
あの100円ショップの布団を止めるやつではダメですねぇ。
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2013/04/19 09:52
々々 様
私は大好きですけどねぇ。
そんな感じのスポットライトを浴びて
しなびたロングドレスを着て、場末の店でジャズを歌いたい♪
演歌でも良いなぁ。
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2013/04/19 09:50
ADICTS 様
軽いノリで書いた対した事ないしょうもない話です。

随分色々な女のグループに嫌がらせを受けて訳解んないのが
結構ありました。
で、其の彼氏にこういう被害を被るので私に構わないでくれる?と
取り巻きを整理してから出直せと。
男本人達は気がついてないんじゃない。
自分はモテないんじゃないかも。
取り巻きが誰も近づけないのかも知れないよ。

私は其れを跳ね除けてまで行かないから。
めんどくさがりなの。
更に目当ての男の近くの男にも行かないから、
その後の展開も考えただけでウザイ。めんどくさがりなの。

でも、好きになった男が何と苦手な水族館に誘われたとき、
健気に水族館大好きと魚を見てはしゃいで、
自分で自分の健気さに呆れた。
当時の水族館は致命的に生臭くて独特の匂い。
吐き気を抑えるのに必死なのにね。

だから、多分其の男達に興味がなかったのは事実。
顔だけじゃ無理なのね。

家の親戚身内はイケメンでT大とかだから、
おばさんに言われて起しに行ったり、
散らかった部屋の掃除の埃だらけの中で咳き込んだり
小さい時に肉を取られたり、
トランプでずるをされたりと
重たい荷物を持ってくれるなんて事は無かったし、
ドタドタといっつもうるさかった。

で、顔が何となく似ているのでそれだけでトラウマでパス。www
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2013/04/19 06:58
おはようございま~す!(^O^)/♪ オイラの町は天気は良いのですが風が強いよ、洗濯もの飛ばないか?
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2013/04/19 06:35
おはよ~~^0^y 
後光アイテム第四弾!って言うより、
場末酒場のスポットライトねww
これ。。^^;
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2013/04/19 03:15
俺の名を言ってみろ~ヽ(´▽`)ノ

とか、すいませんwすごい読み応えのある文書でした^^
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2013/04/19 02:33
akisato 様
噂ではかなりモテた男だった様です。
どうも当時の一年のあこがれの先輩だった様です。

正直言うと私は最初に名乗らない事にイラついていました。
僕を知っていて当然と言う態度にイラついてました。
それと横柄な誘い方も。

後輩が誘って来た時は最初に名前を名乗りなさいと注意をして上げました。
基本の礼節ですよって。

彼はまだ其の失敗に気が付かないのかもしれない。

横柄な態度に横柄に返した事も。

でもそれは大学の先輩後輩の厳しい礼節を大学入りたての私が解らなかったミス。
高校時代に部活に入ってなかった私の想像を超えた世界。

お互いに無礼な奴で、終わって仕舞いました。

しばらくして先輩の女子から男子の先輩後輩の厳しい考え方をそれとなく教えて貰いました。
ちょっと自分の態度に反省。

でも、反省して近づこうにも実は何十にも取り巻きの女子が居て
近づこうとする雰囲気を感じ取るとさりげなく離すのを
彼も気がついてない。
其れを突破してまで行くまでも無いと判断したことも彼は気がつかない。

モテる男って以外と損をしているんですよね。
質の悪い女達が取り囲んで居て。

その内諦めて道がそれると彼女達はホッとしたみたい。
二人のすれ違いを一番知っていたのは彼女たちでしょう。

まあ、そう言う運命と言うか、縁がなかったと思うことで。


でも、影で彼の取り巻きの女たちに何をされたのかを其の名前も未だに解らない奴に
知らせてやりたい気持ちはある。
いい迷惑だったヽ(`Д´)ノバックをトイレに捨てられた。
遠回りの道を教えられて2時間ぐらい道に迷った。

許可書が無いと入れないと言われた。
他の先輩の女子にそんなことは無いと笑われた。
後で彼の行きつけの喫茶店だったと知った。

別の人とその喫茶店で待ち合わせて、
うっかり其の取り巻き一人に喫茶店の場所を聞いて
全く違う場所を教えられた。

もう、なんでこんな目にと後で思ったよ。

彼はイケメン独特の悲劇を背負っていた。
でも、一般学生男子を抑えて居たんだからそれなりの存在だったんでしょう。

そう言う奴に可愛がられるのは嫌。
敵が多すぎる。

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2013/04/19 00:08
最後の彼
無視ほど人を傷つける行為はないと言われますが
傷つけるまで好きだったのですね。きっと。。
今の時代のような見知らぬ男女が好き嫌いの感情もなく…ということはないと思いますから
ラーメンを誘うまでにのたもたさんの気づかないところで
彼なりに段階をふまえ行動に至ったと思います…
(たぶんのたもたさんのそばにいた?)
名前を知ってもらえないって
けっこう辛いんですよね。。
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2013/04/18 23:36
エイミー 様

あの時のあの時代でしたか。
私は既に還暦を過ぎて、今は自分がしてきた責任を取ろうと日本を取り戻そうと
此処でもがいています。

タバコを更かして、解った様な口を聞いて、斜に構えて、世の中を馬鹿にした様にすさんだ目をして
何かを演じてました。

軽薄な馬鹿な人間がファッションだった時代に流されて日本が失った物を
少しでも取り戻して孫に渡さないと馬鹿のままで死んだら
日本に対しての罪が大きすぎます。

で、此処で無知無能な馬鹿達があの時代に流されて出来た失われた日本に切りつけています。
グサグサと刺して傷口から日本を取り戻そうと小さな傷口を見つけてはえぐってます。

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2013/04/18 22:36
小説を読んでいるような気分になりました。
たぶん、生きてきた時代が重なっているのだと思います。
なんとなく時代背景が想像できて
自分の学生時代も重なって
ちょっとノスタルジックな気持ちになりました。^_^



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