true love #63
- カテゴリ:自作小説
- 2013/04/14 16:22:47
主な登場人物
・森咲莉華…美人で有名なカリスマモデル。真也と付き合う。
・河野真也…学校では王子と呼ばれるほどのイケメン。莉華の彼氏。
・桃宮菜々美…可愛らしい女の子で莉華の親友。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…菜々美と莉華の幼馴染。イケメン。莉華が好き。
・高田翼…莉華達の小学校の頃の同級生。イケメンで第三の王子。莉華の事が好き。
・高峰美穂…翼の彼女。美人でキャラをつくっていた。顔は可愛らしい。
第六十三章 『大きな決断と別れ。』
私の決意は固く、鎖に縛られているようだった...。
重い足...重い体...まるで鎧に包まれているようだ....。
そんな心と体で私は真也の家の前に立っていた。
そして、インターホンに手を伸ばした。
ピンポーン♪
ゆっくりと開いていく白いドア...。
そして中から出てきたのはもちろん真也。
「莉華...お、おう、どうしたんだ??」
キョロキョロと目を泳がせながら言った。
私はそんな目をまっすぐ見つめて文章を見せた。
別れよう。
と....。これは一番ベストな選択だ。
これが一番自分を傷つける...選択だとしても。
「えっ...。」
真也は固まった。
泳いでいた目も今はしっかり私の目を見ている。
そんな真也に私はもう一度文章を見せた。
別れよう...。
と....。真也の固まっていた体はいつの間にか震えていた。
そして、まっさらな頬を涙でぬらしながら
「なんで??俺があの時沙紀についたからか?」
と、問いかけてきた。
だが、私は静かに首を横に振って
これが二人にとっていい選択だから。
と、文章を見せた。
真也は唇をかみ締めてうつむき....
「なんで一番いい選択なんだよ....
ていうかなんだよさっきからメールで会話して...
俺とはもう話すのもいやだって言いたいのか??」
と、涙を床に落としながら言った。
もうここで言うしかないんだ....私は文章を打った。
そうだよ。もう真也とは一言も交わしたくなくなったの。
と、いう文章を見せた。
固まる真也....そんな真也を見るのはつらいけど...
私は文章を打ち続けた。
お人よしで、誰にでも優しくて、誰にでも同情して....。
彼女のことは一向に考えなくてすぐ背を向ける.....。
そんな真也がもう嫌になったんだよ。
すると真也の口はもう開かなくなった。
私はとどめをさすかのように....
さようなら。
と、ただ一言のメモを置いて去っていった。
きっと知らないだろう...このとき...私が振り返って泣いていたのを...
真也は知ることはもう....二度とないのだろう....。
※実話ではありません。
莉華ちゃんの涙を・・・・・・・・・・・。
これからどうなるのか気になります
莉華ちゃんの後ろめたさがすごい伝わってきました、
まずは真也君から別れを...(´・ω・`)