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ウイルス戦争 神は死んだ


ユーロ圏財務相会合ダイセルブルーム議長

http://www.gci-klug.jp/takano/2013/03/26/018640.php
ダイセルブルーム議長の過激発言
キプロスで大口預金者(主にロシアの金持ち)から60%も税金として徴収したにもかかわらず、ダイセルブルーム議長は「キプロスの預金徴収はユーロ圏の前例」と発言した。
他にも色々問題発言はしているが、とにかく過激で口が軽い。
ヨーロッパのユーロ圏では財政破綻する国が次々出ているけど、金を集めたい国が税金を安くして他国の資金を呼び込み金融立国として儲けようとしていた。
それがキプロスだが、この目論見は成功仕掛けていた。
しかしギリシャの国債の多くが回収不能になり、キプロスの銀行が打撃を受けて国自体が金融危機になりユーロ圏に援助を求めたら、預金から税金を奪い取れと強制された。
預金から徴収するとなればキプロスの信用度はゼロになり、金持ちは二度と預金しようなどとは思わないだろう。
これにキプロス議会は抵抗したけど、無駄だった。
かくしてキプロスの観光地は人がいなくなり、閑散としている。
問題なのは預金からの強制徴収がユーロで繰り返されるのではないか、という疑惑だ。
ユーロ圏では財政破綻する国がいくつかあるけど、国が破綻するたびに口座から強制徴収されるとなれば、誰もユーロの銀行に金を預けないだろう。
つまりはユーロの通貨自体が危険視されて他の通貨に換金され、下落する。
通貨安競争の世の中で、これは良いことのように思われるかも知れないが、ヨーロッパ圏全体が危険視され株式投資、不動産投資も危険となり外資は逃げていくだろう。
銀行が信用できないユーロは資金の流出が続き、国内産業も外国へと移動しユーロは貧しいだけの国が残される。
それを回避するために、政治家などが「キプロスは例外中の例外」だと投資家の不信感を打ち消そうと必死になっていた。
そこへユーロ圏財務相会合のダイセルブルーム議長が「預金者にも協力を要請(強制)する」+「キプロスでの預金徴収は前例」などと言うものだから市場はユーロ安へと反応した。
議長にしてみれば、ユーロの中で金融立国として自分だけ儲ける国は許せない。
破綻したら懲罰だ、と言いたかったのだろうけど預金を60%も奪われるとなれば、ユーロ圏は地雷だらけの危険地帯と言わねばならない。
大して儲かりもしないのにユーロ圏などに投資していたファンドや金持ちは一斉に逃げ出すだろう。
金融の安定よりもユーロ圏の引き締めを優先した議長は慌てて発言を撤回するように、反対の発表をし「そんな事は言っていない」などと民主党議員のような言い訳を繰り返した。
ダイセルブルーム議長には菅直人同様に、すぐ辞めてもらったほうがいいだろう。




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