安寿の極楽入院日記 その1 ☆\(ーーメ)
- カテゴリ:美容/健康
- 2013/04/05 15:06:31
2013年4月1日
9:30 病院到着
ここの病院は敷地内に多くの桜が植えられていることで有名。
もしここが病院でなかったら、花見客がたくさん押し寄せて、
敷地内すべてが宴会モードだろう。 すてき! ☆\(ーーメ)
どうも桜のライトアップ期間中らしく、
桜の下にライトが設置されている。
まず入院手続き。
○号棟△階◇×□室の1号ベット
今日の担当看護師 ○○さん
今回の担当医 ○○先生と××先生
この病棟は確か10年以上前に立てられたのだけど、
私がここに入院するのは初めて。
床頭台、ロッカー、すべてにおいて新しい。
スウェットに着替えて待って、
ナースの○○さんから病棟の案内を受ける。
お風呂も入れる。
というか、今日中にお風呂に入っておかないと、
明日から肝生検、つまり肝臓の細胞を針で刺して採る検査を行うので、
しばらくシャワーを使うことができない。
今日は肝臓科の回診日。
この分野では有名な先生と久しぶりに再会。
先生も私のことを覚えていてくれた。
すぐに心電図検査。
病棟に帰ってきたら、採血。
なんと試験管に9本分も血を採られる。
尿検査と便潜血検査は、随時提出。
今日中に、レントゲン、エコー、MRIの検査を行うので、昼食待ち。
11:30 明日の肝生検の説明をナースさんから受ける。
肝生検の抜糸のため、一週間後に外来に訪れる必要あり。
12:00 食待ち。
仕方ないので、持ってきた仕事の本を読み、プレゼンのメモを作成する。
15:40 ナースさんが剃毛セットを持って訪れる。
なんと明日の検査のために、おへそ周辺の産毛を剃ってしまおうというのだ。
とはいえ、私は毛深くない人なので、結局必要なし。
危うくアブノーマルなプレイに走ってしまうところだった。 ☆\(ーーメ)
午後の検査になかなか呼ばれない。
ナースさんに「まだ呼ばれないんですけど」と伝えたら、
ほどなくして、MRI、レントゲン、エコーに呼ばれる。
忘れていた可能性大。
ここの病院のMRIは、ドイツのジーメンス社製。
なんか振動が大きい。
血管確保して、造影剤を使用しての撮影。
ついでに明日の肝生検の同意書に署名。
もうこの検査はベテランということで、なんかおざなりな説明。
確かにそうなんだけどさ…。
17:00 レントゲンは簡単に胸を一枚撮っておしまい。
エコーは、いつものエコー検査の後、肝臓の硬さを測るエコーを行っておしまい。
昼食待ちだったのが、夕食の時間になってしまったので、結局食べず仕舞い。
なんか悔しい。 ☆\(ーーメ)
17:30 ナースによる明日の検査の説明。
朝6時に浣腸。 きゃー、またもアブノーマル ☆\(ーーメ)
内服薬もその時に服用。
8時にT字帯(早い話がふんどし)と検査服に着替えて、
8時半に鎮静剤を打った後、ストレッチャーで検査室へ移動。
お腹を少し切って、そこから笑気ガスを入れてお腹を膨らませ、
腹腔鏡というお腹の内部を見る検査器具を使って肝臓を眺め、
生検針を肝臓にブスリと刺して肝臓の細胞を採る。
その後、刺したところから出血してないか確かめてから、
ガスを抜いて、おしまい。約30分ほど。
お腹がガスで膨れているので、検査中はいつも息苦しい。
生きながらにして解剖されているカエルの気分。
お腹の中を棒でかき回されている感触は、
滅多に味わえるモノではありませんぞ。
クセになりそう。 ☆\(ーーメ
明日は一日食止め、水もダメ。
でも口の中が乾くので、氷は舐めてもOK。
親戚の伯父さんから病院に電話があったとのこと。
やな予感。
電話を掛けてみたら、
案の定、以前から危篤だった叔父さんが今日亡くなったとのこと。
4月1日、冗談じゃない。
まだ、葬儀の日程は決まってないらしいが、
普通に考えれば、水曜日がお通夜。木曜日が葬儀か。
電話を掛けにディルームに出たついでに、院内の桜の写真を撮る。
ライトアップの装置は、夕方には撤去されていた。残念
18:00 夕食の時間だけど、順番が回ってきたので、先にお風呂に入る。
一人用の浴室。
湯船にお湯を張り、その間に身体と髪を洗って流し、ドボンと湯に浸かるだけ。
温泉の湯あたりであろう。足に軽いかぶれが見られる。
踵の皮がいつもより多くふやけているのも、温泉の影響か?
18:30 夕食
ご飯、ジャガイモのみそ汁、大根のホタテ味サラダ、鶏の胡麻だれ焼き、
オクラの醤油和え、グレープフルーツ、ほうじ茶。
豪勢と思うなかれ。
朝昼夜の3食合わせて1500キロカロリーぐらいだから、
ご飯とみそ汁は1杯だけ。
鶏はうすっぺらいのが4切れ。
オクラは1本が二つに切り分けられ、
サラダは牛丼屋のカップサラダの半分にも満たない。
グレープフルーツは1/4。
でも、明日は一日絶食なので、この少量すら食べられない。
とはいえ、この量の食事に慣れると、ダイエットが本当に楽になる。
19:00 準夜勤のナースは◇◇さん。
仕事に関連するビデオをパソコンで見る。
20:00 従兄弟から携帯に電話がかかってくる。
叔父さんは、今日のお昼頃亡くなったとのこと。
苦しまずに逝ったけど、臨終には誰も間に合わなかったらしい。
葬儀は、やはりお通夜が水曜日の夕方。告別式が木曜日。
どう見ても水曜日に退院するのは無理。
ということで、今、入院していることを伝え、今回は欠席。
かなりドラマティックな人生を送ってきた叔父さんなので
(父は若くして戦死、自分も特攻隊だった人で、
出撃の1週間前、敗戦になったため生き残り、
その後、5人兄弟と実母を抱えて、
亡き父の事業を立て直していった人なのだ)、
その葬儀には立ち会いたかったのだが…。
このまま叔父さんの顔を見ずに、お別れとなってしまうのか。
こんなことになるなら、早い内に会いに行けば善かったかなあ…。
後悔先に立たず。
歯を磨く。
21:00 就寝
Sの後に母音が来ると濁るんです。
子音だとシュという音になります。
Spiegel シュピーゲル 鏡
Stadt シュタット 都市
頭のS+母音は濁るって、そういえば習ったような。。。
伊語読みだとスィーメンスなんだ(シーメンスではなくてね)
姑が昔、イタリア支店の社員食堂で働いていたから
SIMENSって、けっこう馴染みのある響き
無事、生きて帰りました(笑)。
その壮絶な検査は、極楽入院日記その2で。
初日から昼食抜きのおもてなし?を受けた極楽での日記、つづきが楽しみです^^
前にブログで気にされていた叔父様・・
安寿さんの入院日に、ひっそりと退院なさったんですね・・お悔やみ申し上げます。