Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


true love #59

主な登場人物
・森咲莉華…美人で有名なカリスマモデル。真也と付き合う。
・河野真也…学校では王子と呼ばれるほどのイケメン。莉華の彼氏。
・桃宮菜々美…可愛らしい女の子で莉華の親友。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…菜々美と莉華の幼馴染。イケメン。莉華が好き。
・高田翼…莉華達の小学校の頃の同級生。イケメンで第三の王子。莉華の事が好き。
・高峰美穂…翼の彼女。美人でキャラをつくっていた。顔は可愛らしい。



第五十九章 『黒髪美女が起こした悲劇』

沙紀さんの関西弁使っていなかった件.....
やっぱり真也に話したほうがいいよね....。

私は真也にメールを送ることにした。

真也へ
[今日話があるんだけど....、真也の家行ける??]

自分から家に行きたいなんて....なんだか少し恥ずかしいけど、
これもしょうがない、あの件をキチンと伝えるためだ....

私の家だとママがいるから.....(汗)

ピロリロリロリンッ♪ピロリロリロリンッ♪

「あっ....メール....。」

少し心をドキドキさせ、受信されたメールを見た...。
そこにかかれてた内容は.....

莉華へ
[おう、わかった。じゃあ放課後一緒に帰ろうか。]

という内容だった....。
彼氏だし、OKするのは当然かもしれないけど....
私の中ではすごく嬉しいことだったのだ。

せっかくOKもらったんだし、何も隠さず言おう....
沙紀さんのことももっと真也の家だったら聞けそうだし...。

「よ~しっ!!!やるぞぉぉぉお!!!」

私は気合を十分すぎるくらい入れて、
学校へ足を運ばせて行った....。

そして、6時間終了後.....

「莉華、行こうかっ。」

「うっ、うんっ!!!」

予定通り、私と真也は2人で真也の家に向かった。
すると、真也の家の前に一人の綺麗な女性が立っていた...。

スレンダーで、黒い髪が綺麗になびいてる.....

「んっ....!?あれって.....」

沙紀さん....!?

「真也君っ!!!」

沙紀さんは顔を明るくさせて駆け寄ってきた。

「あれっ、莉華ちゃんもっ??」

と、首をかしげさせる沙紀さん。

「何しにきたんだ??」

真也が鋭い目で沙紀さんを見る.....

「冷たいな、真也君ってば。
私は元カノなんだよ??一応だけど....。」

と、寂しそうに呟く沙紀さん.....
私はここで改めて気づいた....沙紀さん....関西弁じゃない....

でも真也は気づいて....ない....??

「真也....私ね....今日家で2人きりで話したいことあったの....
だからず~~~っと待ってたんだよ??」

と、甘い声を出す沙紀さん....。

「困る、俺はお前より彼女を優先するやつだからな。」

と、真也が冷たく言うと、沙紀さんは
凍えきったような冷たい....いや、何かを突きつけるような言い方で...

「ふぅーん...??私の頃は違うかったのにねー。」

───ドクンッ!

今の言葉が.鋭く胸に突き刺さる....。
なんだか私にあてつけているような...??そんな感じがした...。

沙紀さんの顔を見るとすごく私を睨んでいた....

完璧だ....私にあてつけるように言ったんだ....
まさか沙紀さんは今も真也のことを......??

「ねえねえ、真也君、お願い....。
今日だけ私に時間をくれないっ....??お願いっ...」

沙紀さんは大きな瞳をうるわせながら言った...。

私は知っていた....真也はこういうのに弱いんだと....
真也は同情しやすいのだと....。

ゆっくり真也を見ると────......

「っ.................。」

真也は困っていた....。
これは心底困っている顔だ....。

なぜこの時こんな事いったのだろう.....

「ねえ真也......」

こんな......こんな.....

「いっ.....行っていいよ....」

後悔する事を────…。

ねえ....真也.....お願い、こういって....??
”行くわけねーだろ??俺にはお前がいるんだ”って....

こんな事いっといておかしいよね....
私っていつも発言と考えてることがゴチャゴチャだ。

真也の次のいう言葉なんてわかってるよ....

「..........ごめん....莉華。」

「うん.....。」

うん、わかってたよ、真也....。
あなたの優しさ、あなたの同情心....。
真也がこういうのほっとけないっていうのも知ってる...。

知ってるけど....やっぱ苦しいんだ....。

「じゃ....かえる....ね....。」

ほっとけない2人を後ろに置いたまま、
後ろ髪を引っ張られる気持ちはあったが、私は2人に背を向けて....
黙って帰っていった.....声を押し殺して泣きながら....。


※実話ではありません(続く)

アバター
2013/04/02 10:05
しんやぁぁあああ

って感じですね・・・

続き気になります
アバター
2013/04/01 15:22


莉華ちゃんの心情がよく分かりました、
真也君...。
真也君には莉華がいるじゃん...(´・ω・)
優しいのも分かるけど、さすがに家に入れるのはどうかと...^^;



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