吸血鬼の少女たち。【アリスサークル/まとめ短編】
- カテゴリ:自作小説
- 2013/03/29 00:03:04
# - 「 また逢える日まで、さようなら 」
――そろそろ戻らないといけない
開いた扉がもうじき閉じようとしていた。
もし閉じてしまったら、自分もろとも折角連れてきたルアーノともども永久にこの地獄に閉じ込められてしまう。
だが、言わずとも罪人ーーフランは、わかっているようだった。
足元からぼやけるように消えていく身体は、徐々にそのカタチを失い、存在そのものを世界から消し去ろうとしていた。
〝フラン〟という少女の、存在そもののの消滅ーーそれは来るべくして起こる、避けようもない悲劇。
「 だから、ルアーノーー偽物だって良いよ、私の代わりに色んな物を見て、知って、感じて?
それでルアーノがもう十分、もう思い残すことが無くなって、うんとおばあちゃんになった時ーー私はもう一度、ルアーノを呼ぶよ。
それまで。
その日まで。
また逢える日まで――さようなら 」
フランが手を離すと、煌めく光の粉となってフランは消えていった。
泡のように、そっと渦を描いて、闇に溶けていくように。
全てを満たしていた闇が音を立てて崩れ始めた。
軋むように罅を入れ、ミシミシと壊れていった。
徐々に元の色へと色彩を取り戻していく世界はあまりに眩しく、あまりに見慣れ――愛おしく。
胸の奥に痛みを感じた。
鈍く、鼓動が打つ毎に痛みは増していき、やがてトランプが青白い炎をあげて燃え上がった。
灰になって散った下の部分は、無理矢理扉を開いた代償で。
七時カラスとして扉を開けることは、これから何度だけ許されるだろう。
――フランは居なくなってしまった。
永遠に。
でも、これからも生き続けるだろう――彼女を愛した者、彼女に愛された者の心の中で、永久に。
*****
終わり。
いつかもう一度、フランを復活させてあげたいです。
さよならフラン愛しき我が最愛の娘よ(
やりたいねえええええええええええええええ
ううううーん、もういっそグレイヴとマリアージュの子供を妄想してみようか……
鳥肌 めっちゃ鳥肌
フウウウラアアアアアアアアンンンンンンンンンry
またあの幸せ家族やりたいいいいいいいいry
ルアーノたあああああああんんんんんryry
うんわかるそれwwwww こちらこそごめんなさいなんか微妙な文打っちゃってwww
多分ね、「生まれ変わり」みたいな感じで、全ての記憶を抹消された上で、
「今度こそ幸せになれるように」っていうカタチで、前に上げた裏お茶会の元から復活すると思うw
いつかやろうやろうと思ってページまで行くんだけど文が思いつかなくて(泣
フランたんおいで、はよ復活して私の(ェ フラン!!