Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


true love #53

主な登場人物
・森咲莉華…美人で有名なカリスマモデル。真也と付き合う。
・河野真也…学校では王子と呼ばれるほどのイケメン。莉華の彼氏。
・桃宮菜々美…可愛らしい女の子で莉華の親友。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…菜々美と莉華の幼馴染。イケメン。莉華が好き。
・高田翼…莉華達の小学校の頃の同級生。イケメンで第三の王子。莉華の事が好き。
・高峰美穂…翼の彼女。美人でキャラをつくっていた。顔は可愛らしい。

第五十三章 『関西弁の黒髪美女の正体』

莉華からの視点…。


真也....私に嘘ついたんだよね...。
私はずっとそれが頭にあった....。

「はぁ....。」

深いため息が出る...。

ピルルルル…♪
  ピルルルル…♪

「あっ、電話...。」

私はスマホをポケットから取り出した。

「菜々美....??」

プッ。

「もしもし??どうしたの??」

『どーしたのじゃないっ!!!
いますぐ駅前のファミレス来て!!じゃあね!!!』

ガチャッ!!!
ツーッ、ツーッ、ツーッ。

(....うっるさ...。)

耳に直接入ってきた怒鳴り声....。
あの調子だとだいぶ緊急事態だなぁ...(汗)

私は急いで駅前のファミレスへ向かった。


そして、数分後...。

カランカランッ………♪

ファミレスに入って私は周りを見渡した。
すると、スタッフ以外立ち入り禁止なはずの
部屋から菜々美は手招きをしている...。

「なっ...菜々美っ....!?」

すると口をパクパクさせて

「早くこっち来てっ!」

と、言っている。

私は手でオッケーとサインをし、
急いでスタッフ室へ向かった.....。

────ガチャッ。

「菜々美、どうしたの...??」

すると菜々美少しあせりながら

「コレ聞いてっ...!!あ、静かにねっ...。」

と、私に録音機を渡した。

「え、録音機...??
つかなんでここに菜々美が...」

「いいから早く聞け!!!」

と、再生のボタンを押した。

「いらっしゃいませっ。
ご注文は何になさいますか??」

「俺ハンバーグステーキで。」

真也の声だっ....。ってことは
録音されてるのは真也のことについて...??

「あなた達カップルの方ですかっ?
カップルの方でしたらお得なセットがありますが…」

「いえっ、ちがいまっ…」

「そうですよ~」

─────ドクンッ。

私は一瞬世界観が変わったような感じがした...。
何も見えないくらい視界がすべて真っ暗になったような...。

「っ....。」

「そうですよ~」

この真也の言葉を聞いた瞬間体中が崩れそうになる....。

「どっ...どういう事...なの...??」

菜々美にたずねると菜々美は

「私が今日バイトしてるときたまたま
美穂と真也が仲良くしてるとこ見つけたから
私のバイト仲間の沙希に頼んで録音してもらったんだー。
そしてら案の定こんなことにっ。」

「エェッ....!?」

─────ガチャッ。

「おつかれ~」

「あっ、この子がバイト仲間の
安藤沙希ちゃんだよっ。」

「はじめまして、安藤沙希です。」

と、ニコッと微笑んだ...。
黒くて長い髪....大きな瞳....
影を落とすくらいの長いまつげ....。

この子すごく美人だ....。

「ってか森咲莉華やんっ!!
わー、めっちゃ会ってみたかってんなぁ~」

「えっ....。」

か...関西弁...??なんか想像と違う...。

「あ、菜々美。あの事ちゃんと教えた??
ほらっ、うちが録音したやつ。」

「んあ、ああ、教えたよ。」

するとクルッと私のほうを向いて

「アイツまじ最低やんなぁ!!!
なんやねんアイツッ、マジむかつくわー。」

「本当に...真也君ひどいよ...。」

「っ......。」

なんだか2人にこんな風に言われて
私は言葉も出なくなった...。

真也はどういうつもりでこんなこといったの...??


※実話ではありません(続く)

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2013/03/27 13:16


あぁ...、その録音機最後まで真也君の言葉を聞いとけば...。
...にしてもやっぱ真也君いけませんね‼苛
莉華ちゃんも、自分の彼氏のこと悪くいわれると
嫌なんでしょうね...。



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