true love #50
- カテゴリ:自作小説
- 2013/03/22 23:23:36
主な登場人物
・森咲莉華…美人で有名なカリスマモデル。真也と付き合う。
・河野真也…学校では王子と呼ばれるほどのイケメン。莉華の彼氏。
・桃宮菜々美…可愛らしい女の子で莉華の親友。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…菜々美と莉華の幼馴染。イケメン。莉華が好き。
・高田翼…莉華達の小学校の頃の同級生。イケメンで第三の王子。莉華の事が好き。
・高峰美穂…翼の彼女。美人でキャラをつくっていた。顔は可愛らしい。
第五十章 『信じられない想い』
真也からの視点。
俺はあれから莉華と離れて委員へ向かった。
先生に無理矢理やらされた生徒会とかいう物だ。
今日は会議室に集まる予定だったから
俺は急いで会議室に向かった。
────ガラッ。
(やっべ、もうほぼ集まってる...)
俺は慌てて自分の席に座った。
だが前の席が空いている...。
誰かまだ来るのか...??
────ガラッ!
「おはようございまーすっ...。」
(.....!?)
そこに来たのは翼の彼女美穂だった...。
信じられないほど顔がゲッソリしている。
「た...高峰さん、とりあえず
河野君の前座ってもらえる...??」
「はぁい...。」
美穂の足はフラフラとさせ、
俺の前の席に座った。
俺はトントンと後ろから背中を叩いて
「大丈夫っ??」
と、小声でたずねた。
美穂は無理に笑って
「大丈夫っ」
と、Vサインをした....。
なんだかすごく健気に見えた。
「.....。」
だが俺は黙るしかできなかった。
莉華だったら後ろからギュ...とかできたんだけど...
俺の彼女じゃねーしなぁ...。
でもやっぱりかわいそうに見える...。
「あっ、そうだ...。」
俺はいいことを思いついた...。
キーンコーンカーンコーン♪
「じゃ、会議はここまで!!お疲れ様でした」
「「「はーい」」」
「ねえっ、美穂ちゃんっ。」
俺は美穂ちゃんを呼び止めた。
「は...はい??何ですか??」
不思議そうに振り向く。
俺は頬に冷たいミネラルウォーターを
ピタッと触れさせた。
「はいっ、これで元気だしてっ」
これで元気でるかわからないけど...。
「っ.....」
美穂は水を手に持ってポカンと口を開けている。
「どっ...どうしたの??
やっぱり気に入らなかった...??」
「いえいえ!!すごく気に入った!!
ありがとう、真也君っ!!!」
と、無邪気に笑った...。
おれもこれで一安心した。
そして、俺は莉華のいる
教室にいくことにした。
美穂からの視点。
翼のいとこ、河野真也君は
私に一本のミネラルウォーターを渡した...。
あんなに無邪気な優しい笑顔で...。
こんな温かくて胸がドキドキするの初めて...
なんなのこの気持ち....。
※実話ではありません(続く)
うわ...、
やっぱり美穂ちゃん...真也君に惚れましたか...。
あー・・・やばいですね、これから...。
りんかちゃんが嫉妬しちゃうでしょ! 美穂おいどうした!?
って思いました(((
面白かったです!続き気になります!