true love #43
- カテゴリ:自作小説
- 2013/03/14 11:30:58
主な登場人物
・森咲莉華…美人で有名なカリスマモデル。真也と付き合う。
・河野真也…学校では王子と呼ばれるほどのイケメン。莉華の彼氏。
・桃宮菜々美…可愛らしい女の子で莉華の親友。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…菜々美と莉華の幼馴染。イケメン。莉華が好き。
・高田翼…莉華達の小学校の頃の同級生。イケメンで第三の王子。莉華の事が好き。
・高峰美穂…翼の彼女。美人でめっちゃぶりっ子。顔は可愛らしい。
第四十三章 『赤い糸の真実』
キーンコーンカーンコーン♪
「はーい、じゃあ1時間目は終わり。」
「次は国語か...。」
私はため息をした...。
国語はそこまで好きじゃない。
読書は好きだけど、解く楽しみがないからだ。
「あの....莉華...。」
「.....ん??」
菜々美は少し照れながら
私にしゃべりかけてきた....。
「あの...さっきはありがとう...。
男子の事...怒ってくれて....。」
「ああ、うん、いいよ。
私が勝手に怒っただけだし。」
「そっか...ありがと...。」
キーンコーンカーンコーン♪
「あっ、2時間目始まるよ。
菜々美早く座らなきゃ!!!」
「あっ、うん!!ありがと、莉華!!」
そして、私達は国語の授業を受け、
時間は流れていった....。
───放課後。
「ねぇ、莉華....
今日話したいんだけど...。」
「あー、ごめん菜々美。
今日は仕事が入ってて...。」
私は”ごめん”と
両手で手を合わせた。
「そっか...わかった...。
じゃあ、また明日ねっ。」
菜々美は悲しそうに
手をひらひらと振った。
「うん、またね。」
私は手を振りかえした...。
そして、迎えのバスで
撮影スタジオに向かった...。
───スタジオに到着。
「今日はね、莉華ちゃん
に嬉しいお知らせがあるの。」
と、塚原さんは
ニコニコしながら言う...。
「なっ...なんですか...??」
「実はね、東京ガールズコレクション
に出る事が決まったわよっ....!!」
「えっ...!?本当ですか!?」
「うんうん!!!本当よー。あなた
の努力が報われたのねっ!!」
「ありがとうございます!!」
私は勢いよくお辞儀をし、
何度も頭を下げた....。
「あははっ、いいよいいよ。
今日もしっかりヨロシクねー」
「はいっ!!!」
東京ガールズコレクションまで
時間があるようで短いような....。
それまで恥じないウォーキングが
できるように頑張らなくちゃ!!
「フフッ♡」
その日から私はより一層
自分磨きに力を入れる事を決意した。
菜々美からの視点。
「はぁ....。」
莉華に断られ、私は一人で
ファーストフード店で食べていた。
一人で食べるポテトはおいしくない...。
なんだかすごく寂しげのある味になる。
私はふとスマホに目がいく....
(敦でも呼ぼうかなぁ...。)
そうだ、もう敦は彼氏だし、こういうのに
呼び出すのにもためらう事はないはずなのだ。
私は敦の電話番号に電話をかけた....
プルルル…プルルル…。
………ガチャ。
『はい??もしもし??』
「あっ、あのっ、敦っ....
いまから近くのマックこない!?」
私は勇気を振り絞って
敦を誘った...。
『あー、ごめん、
今日は無理だわ。』
あっさりと断られた....。
なんだか断られるのは慣れてる
はずなのに、こんな時にかぎって私は....
凄くこの言葉が突き刺さった。
「.....そっか、うん。
ごめんごめん、じゃ。」
『菜々っ....』
プッ…。 ツー、ツー、ツー……。
ファーストフード店で一人...
私は出そうな涙を必死にこらえた...。
※実話ではありません(続く)
菜々美ちゃん!?
話したいことって何だったんだろう...。
そして、コメント感謝です。
空達だけじゃ、ちょっとアレかなー・・・と思い、作者意地悪してみました←
でもたまにイキすぎてネタ無くすんですよね(/_;)