Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


true love #40

主な登場人物
・森咲莉華…美人で有名なカリスマモデル。真也と付き合う。
・河野真也…学校では王子と呼ばれるほどのイケメン。莉華の彼氏。
・桃宮菜々美…可愛らしい女の子で莉華の親友。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…菜々美と莉華の幼馴染。イケメン。莉華が好き。
・高田翼…莉華達の小学校の頃の同級生。イケメンで第三の王子。莉華の事が好き。
・高峰美穂…翼の彼女。美人でめっちゃぶりっ子。顔は可愛らしい。

第四十章 『絡み合う複雑な糸。』

「....か??莉華っ....!?」

目を開けると、菜々美が
心配そうに私を見ている...。

「菜々...美....??」

「莉華っ、目を覚ましたんだね!!!
よかったぁ、心配したじゃんっ!!!」

菜々美はホッと胸をなでおろす。
そして、ニコッと笑った....。

「....菜々美、私っ...」

「倒れたんだよ。」

「えっ.....。」

私は目を丸くして驚いた。
めまいがしたのは覚えてるが、
それ以降の記憶がまったくない。

そっか、私....倒れたのか...。

────シャッ!!!

「莉華っ!!!!
大丈夫かっ!?」

勢いよく、ベットのカーテンを開けて
入ってきたのは真也だった...。

「うん、大丈夫。」

「いきなり倒れたらしいじゃん...。
本当に大丈夫なのか....??」

不安げな目をして、問いかける。

「大丈夫だって、真也は
本当に心配性だね~!!」

と、私は笑った....。

「あー、そんなに笑えるん
ならもう大丈夫だなぁ~。」

と、笑って私の頭を
クシャクシャとなでた。

私は顔がドキドキしすぎて、
顔がすごく熱くなっていった。

「あっ...あのっ....
もっ...もういいから.../////」

と言っても、真也はニコニコ
笑いながら私の頭をなで続けた....。

「これで元気になったか??」

「うん、ありがとう。」

「おう、じゃ、ゆっくり休めー。」

真也は教室に戻っていった。

「じゃあ、私も帰ろうかな。」

「待って、菜々美っ.....!!!」

つい口に出てしまった....。
立ち止まらせてどうするつもり...??
今言える自信だってない....。

「......ん??」

菜々美は振り返って、”何?”
と言うかのように首をかしげている。

「あっ....その....」

口からなかなかでない...。
言わなきゃいけないのはわかってる...。

「菜々美に...話があるの...。」

「うん、何??」

「翼君と美穂の事なんだけど───....」

────ガラッ。

「.......!!!」

保健室に入ってきた人は....

「あれ??菜々美??
なんでここにいんの??」

敦だった....。

「敦....来てくれたんだ。」

「おう、まあ....。
てかなんで菜々美が...」

「うるっさいなぁ!!!
別になんでもいいでしょ!?」

菜々美はいきなり声を荒げた...。

「菜々美....??」

「じゃあ、莉華。
話ならまた今度ね。」

といって、いそいそと
教室に帰っていった....。

敦は言ってしまったというかの
ように口に手をあてた。

「.....で、敦はなんか用??」

「あ、ああ、えーと。
とりあえず様子を見に来ただけ。」

「あ、そう...なんだ...。」

なんだか2人の空気がすごく
ギクシャクしていた....。

「あ、じゃあそーいう事だから...
もうそろそろ帰ろうかなぁ~...。」

と言って、敦は帰っていった...。

「菜々美....。」

さっきのアレを見てわかった...。
菜々美は目に見えないすごく大きな
ストレスと、傷を抱えている....。

翼君に受けた物と、敦からのもの、そして...

私からのもの...。

そう考えると、すごく胸が苦しくて、
すごく複雑な気持ちだった.....。


菜々美の視点....。

「はあっ、はあっ....。」

私は息を切らしていた...。
戻るとか言ってたけど、教室
に帰る気などさらさらない....。

私は4階の廊下にいた。

その場にしゃがみこんで、
私は色々考え込んだ.....。

翼君との事、敦の事....。
莉華とのケンカの事.....。

「はぁ....。」

私は幸せになっちゃいけないの??

「うっ....うっ....」

ポンポン。
「菜々美っ...??」

「.......??」

振り返ると、敦がいた。
私は急いで涙をぬぐって

「何??どうしたの??」

と、言った。

「いや、こっちに走って
いくのみえたから...。」

「へ、へー....。
なんもないからかえって??」

「じゃ、なんで泣いてるの??」

敦の率直な質問にはすぐに答えれない...。
私は少し固まってしまった....。

いつもすぐ思いつく言い訳も出てこず、
出てくるのは今まで溜め込んだ悲しみの涙....

ギュッ......。

「えっ....??」

敦は私を抱きしめた...。

「何のマネ??
また同情でもした??」

と、たずねても答えは返ってこない。

「何...なの...??
そんなに私かわいそう??」

この答えも返ってこない...。

「何もいえないくらい...
かわいそうなんだ.....。」

この答えも返ってこない。
私は悔しくなった....。

「なんで...こんなに優しくするのよ!!
私...やっと敦を諦められっ....」

「諦めなくていいじゃん。」

「えっ.....」

「諦めなくていいじゃん。
てか諦めないで欲しい....。」

「そ...れって....」

「俺も菜々美が好きだから。」

・・・・・え?

※実話ではありません。

アバター
2013/08/20 20:54
は、はい~⁇
ここまで気づ付けといて、
今さら、何言ってんだよ(゚Д゚;)

でも、そう言ったんだったら、一生菜々美を幸せに
するんやでー‼ええかこら‼(関西弁w)

男と男の約束や‼(女の子だけど・・・w)
アバター
2013/03/19 22:14


は、はぁ!?
おい、敦どういうことだよ(; ・`д・´)笑
菜々美ちゃんが心配です。。
アバター
2013/03/13 10:21
良いじゃん良いじゃん!

表現の仕方上手くなってきてるし^^

続きが気になるよw

アバター
2013/03/12 22:36
キャー次回楽しみです!

あ、ご挨拶が遅れましたが広場からきましたじゃがポックルです(*´∇`*)
これからの展開が楽しみです(^.^)
小説お上手ですね(*^^*)



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