Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


true love #35

主な登場人物
・森咲莉華…美人で有名なカリスマモデル。真也と付き合う。
・河野真也…学校では王子と呼ばれるほどのイケメン。莉華の彼氏。
・桃宮菜々美…可愛らしい女の子で莉華の親友。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…菜々美と莉華の幼馴染。イケメン。莉華が好き。
・高田翼…莉華達の小学校の頃の同級生。イケメンで第三の王子。莉華の事が好き。

第三十五章 『誤解を解く。』

「あぁ~、カラオケ
楽しかったねー!!」

「おう!!楽しかったっ!!」

私達はカラオケを終え、
大きく伸びをした....。

「さっ、じゃ次行くぞ。」

「えっ....!?
次って...どこに??」

たずねると、真也は
ニヤニヤしながら

「ナイショ~。」

と、言って私を自転車
の後部座席に乗せた。

そして、自転車を走らすこと
数十分...ついた場所は....

「ついたぞ~」

「わぁ....キレイ...。」

そこにあったのは
大きくて、広い海....。
言葉が出ないくらいきれいだった...。

「夜の海っていいよな~。
ほら、月が海に映って綺麗だし。」

と、海にうつる月を指で指して、
ニコニコと言う。

「うっ....うん....。」

私はあまりの綺麗さに
感動してしまった....。

「あははっ、そんなに
感動してくれたのかー??」

目に涙が浮かぶ私の頭を
クシャクシャとなでてそう言った...。

色んな悩みが消えていくようだ...。
モヤモヤしてたものもすべて....
海が吸い込んでくれるみたに.....。

「あのさ、今日さ、俺....
女子に囲まれてたじゃん??」

(ビクッ....!!)

私はビクッと体が動いた...。
そして.....

「うっ...うん...。」

と、返した。

「あれは女子達が俺に
色々頼んできてたんだよ。」

「色々って...何....??」

「あー、まぁ...その...。
俺達ノブロマイドくれとか...」

「はぁ....!?」

思わず声を荒げてしまった...。
彼氏のブロマイドなんてあげたくない...。

「おい、話を聞けよ。
ちゃーんと断ったって。」

「あっ、そうなの...??」

ホッ...とする私...。

「今、ホッとした??」

と、ニヤニヤしながら聞いてきた...。

「べっ、別にしてませんー!!////」

とは言うものの顔が真っ赤に
なってるのは自分でもわかった...。

「あははっ、わかったって~(笑)
あ、もうこんな時間だ、そろそろ帰るか~」

「うっ、うん....。」

私は真也の自転車の後ろにのった...。
そして、家まで送ってくれた───...。

この日はすごく幸せな日だった......。


───翌日。

私は学校を終わらせて、
迎えの車で仕事場へ向かっていた。

「今日はきっと楽しい
撮影になるわよ、莉華ちゃん。」

と、塚原さんが言う。

「えっ、どんなんなんですか??」

と、問いかけても塚原さん
は答えてくれなかった...。

そして、仕事場に到着した.....。
そして、一つ気付いたことがある。

「....なんか今日
スタッフさん多くないですか??」

と、言うと塚原さんは
ニヤッと笑って私をメイク室へと
無理矢理押し込んでいった....。

(....なんか今日怖い)

「はい、じゃ、メイクするわね。」

「あっ、あの....佐野さん...。」

「はい??」

「今日は...どんな仕事なんですか...??」

「ウフフ、お楽しみにっ♡」

佐野さんまで答えてくれない...。
なんだかすごく怖い....。

.....と、どうこうしてるうちに
メイクが終わったようだ。

「じゃ、次は着替えね。
フフッ、楽しんできてね~」

と、ニコニコしながら
ひらひらと手をふった...。

私は着替える場所へと向かった...。
そこに用意されていた衣装は...

「えっ....!?うっ...うっ...
ウエディングドレスゥッ...!?」

これで皆ニヤニヤしてたのか...。

すごく綺麗で、透き通っている
ウェディングドレスだった....。

ドレスの横には綺麗な宝石が
飾られているティアラが置いてあった...。

「わぁ....。」

私が見とれていると、
スタイリストさんが

「早く着替えましょう。」

と、言ってきた。

「あ、はい。」

私はいそいそと、
ウェディングドレスに着替えた...,。

「ふふっ、本物のお嫁さんみたいねっ♡」

「へっ......!?/////」

「はいはい、照れない照れない。
早く髪まとめてきてもらってー。」

そして、髪もすべて整えてもらい....。

髪は毛先さけ巻いているようなエレガント
風の髪型に変身した....。

そして、いよいよ撮影の始まりだ───....。

「じゃ、ブーケもって
ちょっと斜め向いてみて~。」

「はい。」

私は指示通りポーズをとった。

「お、いいね。」

パシャパシャパシャパシャ...。

響くシャッター音とフラッシュ。
もうなれたことだが、なんだか今日は
本当に楽しくてドキドキする....。

そして、撮影は終了した。

「はい、お疲れさまー。」

「お疲れ様でしたー!」

私は皆に一礼していった...。
だが、一つ気になることがある。

「塚原さん。」

「ん??」

「なんでスタッフさんが
こんなにいたんですか??」

「あー、それはねー。
ウエディング会社の人達が
協力するためきてくれたのよ」

「あぁ~!!!そういう事でしたか」

そして、すべてなっとくした私だった。
すごく楽しかった撮影だった....。

でもなんか胸騒ぎがした....。
私の悪い予感という物は
いっつもあたるものなのだ.....。


※実話ではありません。(続く)

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2013/03/16 16:40


んー…翼くんが何か関わっているのでしょうか??
それとも、真也くんッ!?



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