Nicotto Town


しーちゃん


魔物狩り3

ちひろはお爺ちゃんとのケンカもすっかり忘れ
まだ寒い季節、通学路を歩いていた

ちひろ:今日もまた寒いなー・・・・

文句を言いながら歩いていると

?:ちひろーっ!
  おはよー♪

ちひろ:あ、りっちゃん!
    おはよー♪

声をかけてきたのはクラスメートで親友の
夏木 リッカだった
ショートヘアを風でなびかせながら、走ってきた

リッカ:今日は寒いよねー
   そういえばさ、うちの部の助っ人来てくれない?
   今日、大会なのに一人欠席しちゃってさ・・・・

ちひろ:いいよー
    りっちゃんの頼みなら断れない!

リッカ:さすが、私の親友!
    ちひろも入ればいいのにー・・・・

そうこう言っているうちに、学校へ到着した
下駄箱で靴をはきながら

ちひろ:私は家の事情があるから、入れないんだよ―

リッカ:分かってるよ!

そう言いながら、教室へと入った
みんながざわついている

ちひろ:そういえば、今日は転校生が二人も来るんだよね

リッカ:良い男だったら、私はちひろのキューピッドになる♪
    
ちひろ:それで、その人の友達を紹介してもらうって言う計画かな?

リッカ:朝学活、始まっちゃうよ―

ごまかした=図星って事で取っておこう
それはともかく、席に着いた

先生:今日はみんなも知っている通り、転校生が二人来ます
   さぁ、入ってちょうだい

二人の男の子が教室に入ってきた(二人ともイケメン!!)
一人は金髪でいかにも不良って感じの人
もう一人は黒髪で不思議な感じの人だった

先生:名前を黒板に書いてください

金髪の人が黒板に名前を書いた
黒瀬 剣魔

剣魔:今日からよろしくな!

もう一人の人は
秋神 裕紀(ゆうき)

裕紀:よろしくお願いします

先生:じゃあ、黒瀬君は夏木さんの隣が席ね
   秋神君は高崎さんの隣に座ってね

りっちゃんがこっそり、ピースサインをしてきた
それと同時に、2人が席に着く

先生:二人は、放課後に一緒に校内を案内してあげてね
   それでは、朝の学活を終わります

そう言った途端、黒瀬君の方へ一気に人が行った
何故だか、秋神君のところへは来ない

ちひろ:秋神君、よろしくね
    私は高崎ちひろです
    分からないことがあったら聞いてね

裕紀:よろしくお願いします
   すみませんが、授業で教科書を見せてもらえませんか?

ちひろ:いいよ
    裕紀君って、なんだか不思議な感じだね

つい、口走ってしまって、慌てて口をふさいだ

裕紀:そういうちひろさんこそ・・・・・
   不思議な感じだね
   ココだけの話、僕には霊感があるんです
   秘密だけどね

ちひろ:そうなんだ・・・・
    あ、授業が始まるよ
    これ、教科書です

授業が始まっても、ちひろの頭は別の事を考えていた
心の中で

ちひろ:(なるほど・・・・霊感の持ち主なら不思議な感じの謎が解けた
    でも、今まで闇の住人たちの被害にあわなかったのかな・・・・?)

こうやって考えているうちに、授業の時間が過ぎて行き
もう、お昼になった
りっちゃんといつもの様に一緒に食べたが、今日は転校生二人も加わった

剣魔:夏木ちゃん、可愛いねー♪
   こんな子とお友達になれるなんて転校早々ついてるよ

リッカ:そんなことないですよ!
   ちひろの方が可愛いですよ!
   秋神君もそう思うよね?!

秋神君はいきなり話を振られ、しどろもどろしていた
そんな彼にちひろは助け船を出した

ちひろ:りっちゃん、そんな事言ってないで食べないと体育に間に合わないよ!

リッカ:やばっ!(給食を口にかきこむ)

こうして、いつもより賑やかなお昼を済ませて
体育館へ向かった

先生:男子2人と女子二人でチームを作って!
   今日は4対4のバスケをやります

私はりっちゃんと秋神君と黒瀬君と組んだ

二人とも背が高いし、私たちも少しだけだけど高い
早速、試合開始!

リッカ:ちひろ、パス!
    最初っから、バンバン攻めよう!

ちひろはドリブルしながら、頷いた
そのままゴールの手前まで行き

ちひろ:秋神君、パス!

彼は無言で頷き、そのままジャンプしてシュート!
その後、試合をしながら、

リッカ:この調子でどんどん行くよ!
   剣魔君も身長高いからシュートとかよろしくー

剣魔:夏木さんの頼みは断れないね
   一気に決めよう!

そう言った途端、相手からボールを奪い
そのままドリブルをして行ってダンクシュート!

剣魔:こう見えて、元バスケ部なんだよね

リッカ:そうなんだ!
    じゃあ、このメンバー、最強じゃん♪

そういいながら、リッカもシュートを決める
相手チームは

S君:このチーム強すぎだろ?!
   ていうか、夏木さんと高崎さんコンビだけでも強いのに・・・・

T君:あの二人は運動神経いいから・・・・
   化物だよなぁ

次の瞬間、T君の顔にボールがシュートされた
(そのまま保健室行き・・・・・)
その後も試合続行され、今日最期の授業が終わった
荷物をまとめながら、

リッカ:あんな事言うからいけないのよ!
    今度、あんな事言ったらバスケのゴールに頭から入れてやる!!

ちひろ:りっちゃん、T君が死んじゃうよ・・・・
    そうそう、秋神君、黒瀬君
    私たち、これから試合なの、また校舎案内するね

珍しく、秋神君が口を開いた

裕紀:何の試合?
   良かったら見に行ってもいいかな・・・・?

リッカ:男女混合のテニス部の試合
    私たちでダブルスをやるの!
    もちろん、見に来ていいよ!

二人とも、結局ついてきた
でも、この後の試合で何が起こるのかは誰も知らなかった
たった一人を除いて・・・・

~続く~

今回はいよいよ、イケメン登場!!

果たして、今後の関係は・・・・・?!
皆さんも予想してみてくださいね~♪
次回はまさかの展開かも・・・・?!







    
    


   




    

アバター
2013/03/22 15:18
あずにゃんの言うとおりだーw

ってか、夏木リッカって・・・夏木リンと菱川六花のミックス??
アバター
2013/03/09 19:27
秘密なのに霊感があることを
初対面で教えてくれるのが怪しいw




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