☆惑星間物質
- カテゴリ:その他
- 2013/03/08 00:12:01
惑星間物質とは読んで字の如く、惑星間の空間に存在する無数の微小物質の総称です。これは太陽系天体の最小メンバーであり、センチメートルサイズ以下の天体と考えていいでしょう。また、これらはチリやガス,荷電粒子,プラズマなど太陽風と密接な関係のあるもので、ほぼ黄道面に沿って分布します。条件が整った時に、日没後の西の空あるいは日の出前の東の空に見える黄道光の原因でもあります。
その起源は太陽系ができた時からあるのではなく、小惑星同士の衝突、彗星からの放出などによると考えられています。
惑星間物質は約10000℃もあり、密度は地球軌道の辺りで粒子5個/1cm3程度ですが、太陽からの距離の2乗に反比例して減少します(光の逆二乗の法則と同じです)。ただし、密度は時間と共に大きく変化することがあります。
理屈は難しいのですが、1マイクロメートル以下の小さなものは短時間で太陽系外へ放出されますが、これよりも大きいものは太陽に向かってらせん軌道を描いて引かれていきます。これらの働きで、小惑星帯に発生したチリは1千万年以内に無くなると考えられています。
内容が深い(笑)
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