Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


true love #25

主な登場人物
・森咲莉華…美人で有名なカリスマモデル。真也と付き合う。
・河野真也…学校では王子と呼ばれるほどのイケメン。莉華の彼氏。
・桃宮菜々美…可愛らしい女の子で莉華の親友。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…菜々美と莉華の幼馴染。イケメン。莉華が好き。
・高田翼…莉華達の小学校の頃の同級生。イケメンで第三の王子。莉華の事が好き。

第二十五章 『壊れて行く関係....。』

「........」

ただいまの時刻、7:30....。
私はいつもより早く出た。
菜々美に会う心構えをするために....。

だが、待ち合わせ場所に行くと....。

「莉華~!!!」

その場で大きくひらひらと手をふる菜々美....。
私は固まってしまった....。そして、ゆっくり口を開けて

「なっ....んで....??」

と、小刻みに震えてしまった.....。

どうした??莉華??

心配する菜々美の声が今では
私の胸に冷たく突き刺さる....。

「莉華ぁ~??」

「あっ....うん....。
何もないよ。」

私は無理矢理笑った....。
今この状況で笑えるワケがない....。

そして、バスに乗った。

菜々美は何も知らない.....。
だからこそ私のほうをしっかり見て

「いつも莉華に待たせてるから
今日は早めに来たんだぁ~!!」

と、無邪気に笑う....。
その笑顔がまぶしくて....綺麗すぎて....。
私はまた心に突き刺さる....。

「もう、莉華??
どーしたのよー??」

「ううんっ、何もないって!!
あ、ほら、もう着くよ~!!!!」

私達は、学校に着いた......。
学校の外はいつもと同じ風景....。

すると、敦が後ろから歩いてきた。

「あっ、敦っ!!!
おはよぉ~っ!!!!」

菜々美はニコッと笑った...。
何もかも吹っ切れたかのように....。
完璧にあきらめたかの用に見えた.....。

私が何も知らず....無神経だったから.....。
私が背中を押して翼君のほうへ行かした....。
私が菜々美を潰しにかかったようなもんだ....。

「どうしたの??莉華。
やっぱ今日おかしいよ??」

「へっ、そ....うかな....??
いつもと変わらないよねっ...!?」

私は敦に尋ねるように敦の顔を見た。
いつもの敦ならノリに乗って

「そーだなー」

とか言ってくれるんだけど....。
今回は私から目をそらして、うつむいた。

「.......??」

気まずそうな雰囲気をかもし出しながら....。

「おはよう、莉華ちゃん。」

後ろから聞こえた優しい声と、
優しく肩を叩く大きな手....。

振り返ると

「翼....君....」

私は翼君の顔を見ると、小刻みに震えた。
菜々美はの事は見ず、翼君を見て

「おはよー!!翼君っ!!」

笑顔で挨拶をした。

「おはよ、菜々美。」

私はどこを見ればいいかわからなかった....。
目を後ろにそらすと─────.....

「しっ....んや君.....。」

真也君がいた....。
今学校に来た様子。

真也君は私の真横を素通りしていった....。
私は何もできなかった....。

それもそのはず.....

───昨日

「しっ....真也君....!!」

抱きしめられているところを見られた....。
真也君はギロッと翼君を睨んで

「お前何してるんだよ。」

「何って....抱きしめてるんだよ。」

「離せよ。
人の彼女にする行為じゃねーだろ。」

「真也の彼女なのか??」

「ああ、そうだ。
だからはなせ。」

翼君は手を離して

「真也、お前は本気で莉華ちゃんが好きなのか??
俺にはまったくそうには見えないけどな」

「なんだと??」

「俺のほうが愛せる。」

と、つぶやいて教室から出て行った....。
それからの空気は私達を気まずくした....。

私は声かけることさえできず、真也君と一言もかわせれない....。
それからお互い別々の方向に帰っていった....。

それが今のザマってこと....。

「ねえねえ、早く教室行こうよ。
本鈴なっちゃうよ~??」

菜々美はいつも握る私の手とは別に
翼君の手を握って走っていった....。

私はコレで確信した。

菜々美は本気で翼君に恋をした───....。

私は最低だ。
上げて落とすなんて.....最悪な女だ。

私はそれからずっーっとボーッとしていた....。

─────お昼休み

「莉華、ちょっと来てくれ。」

翼君が話しかけてきた。

「えっ??な....んで??」

「いいから。」

と言って、私の手を引っ張って
誰も入らない図書室へ向かった....。

ちょうどその時は菜々美は
トイレに行っていて、いなかった....。

そして、図書室に着くと....

「莉華ちゃん。
本当に真也が好きなの??」

と、聞いてきた。
もちろん真剣な目で.....。

私はまっすぐ翼君を見て

「うん、好き。
愛してる。」

と伝えた....。
だが、翼君はうつむいて

「なんでなんだろ.....。
俺は莉華ちゃんの事が好きで
莉華ちゃんは真也が好き....か...。」

翼君は涙目になって

「莉華ちゃん.....
今本気で幸せか??」

────今本気で幸せか??

「えっ....??」

私はなぜかその言葉が胸に刺さった....。
本気で幸せか??そんなの決まっている。
幸せだ。世間で言うリア充のはずだが。

.......だが

「っ.......。」

なんでだろう??
幸せって言えない.....。

本気で幸せですなんて言えない....。
そしてなぜか自然と涙が頬をつたう.....。

翼君は頬の涙を拭いて

「一週間だけ付き合ってみねぇ??
もちろんめだったことはしない、お前を
支える程度だ。」

「えっ.....!?でもっ.....!?」

私...最悪だ....。
なぜか いやだ とは言えなかった───.....。

そして─────

「うん....わかった....。
一週間だけだったらいいよ....。」

と、答えを出してしまった....。


※実話ではありません(続く)

アバター
2013/08/20 13:38
真也君、突き飛ばさないであげて‼
ちゃんと話聞いてあげて‼じゃないと、ほら‼
莉華ちゃん幸せって言えてないじゃん‼

翼くん‼ややこしくすんなよ‼w
莉華ちゃん、そんな簡単におkしちゃだめ‼
たった1週間でも、毎日キスとか抱きしめられたりして、
で、真也君それ見たら、もう一生よりもどせないよ⁇
そんな軽いことで、おkしちゃダメ‼
それに、場合によっては、セックスすることになるかもしれないんだよ‼⁇

アバター
2013/03/06 00:52



あー、もう翼…。←苛々してくん付け忘れました
なにやらかしてくれてんだ...。
莉華ちゃんもしっかり‼



月別アーカイブ

2019

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.