true love #25
- カテゴリ:自作小説
- 2013/03/05 17:11:22
主な登場人物
・森咲莉華…美人で有名なカリスマモデル。真也と付き合う。
・河野真也…学校では王子と呼ばれるほどのイケメン。莉華の彼氏。
・桃宮菜々美…可愛らしい女の子で莉華の親友。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…菜々美と莉華の幼馴染。イケメン。莉華が好き。
・高田翼…莉華達の小学校の頃の同級生。イケメンで第三の王子。莉華の事が好き。
第二十五章 『壊れて行く関係....。』
「........」
ただいまの時刻、7:30....。
私はいつもより早く出た。
菜々美に会う心構えをするために....。
だが、待ち合わせ場所に行くと....。
「莉華~!!!」
その場で大きくひらひらと手をふる菜々美....。
私は固まってしまった....。そして、ゆっくり口を開けて
「なっ....んで....??」
と、小刻みに震えてしまった.....。
「どうした??莉華??」
心配する菜々美の声が今では
私の胸に冷たく突き刺さる....。
「莉華ぁ~??」
「あっ....うん....。
何もないよ。」
私は無理矢理笑った....。
今この状況で笑えるワケがない....。
そして、バスに乗った。
菜々美は何も知らない.....。
だからこそ私のほうをしっかり見て
「いつも莉華に待たせてるから
今日は早めに来たんだぁ~!!」
と、無邪気に笑う....。
その笑顔がまぶしくて....綺麗すぎて....。
私はまた心に突き刺さる....。
「もう、莉華??
どーしたのよー??」
「ううんっ、何もないって!!
あ、ほら、もう着くよ~!!!!」
私達は、学校に着いた......。
学校の外はいつもと同じ風景....。
すると、敦が後ろから歩いてきた。
「あっ、敦っ!!!
おはよぉ~っ!!!!」
菜々美はニコッと笑った...。
何もかも吹っ切れたかのように....。
完璧にあきらめたかの用に見えた.....。
私が何も知らず....無神経だったから.....。
私が背中を押して翼君のほうへ行かした....。
私が菜々美を潰しにかかったようなもんだ....。
「どうしたの??莉華。
やっぱ今日おかしいよ??」
「へっ、そ....うかな....??
いつもと変わらないよねっ...!?」
私は敦に尋ねるように敦の顔を見た。
いつもの敦ならノリに乗って
「そーだなー」
とか言ってくれるんだけど....。
今回は私から目をそらして、うつむいた。
「.......??」
気まずそうな雰囲気をかもし出しながら....。
「おはよう、莉華ちゃん。」
後ろから聞こえた優しい声と、
優しく肩を叩く大きな手....。
振り返ると
「翼....君....」
私は翼君の顔を見ると、小刻みに震えた。
菜々美はの事は見ず、翼君を見て
「おはよー!!翼君っ!!」
笑顔で挨拶をした。
「おはよ、菜々美。」
私はどこを見ればいいかわからなかった....。
目を後ろにそらすと─────.....
「しっ....んや君.....。」
真也君がいた....。
今学校に来た様子。
真也君は私の真横を素通りしていった....。
私は何もできなかった....。
それもそのはず.....
───昨日
「しっ....真也君....!!」
抱きしめられているところを見られた....。
真也君はギロッと翼君を睨んで
「お前何してるんだよ。」
「何って....抱きしめてるんだよ。」
「離せよ。
人の彼女にする行為じゃねーだろ。」
「真也の彼女なのか??」
「ああ、そうだ。
だからはなせ。」
翼君は手を離して
「真也、お前は本気で莉華ちゃんが好きなのか??
俺にはまったくそうには見えないけどな」
「なんだと??」
「俺のほうが愛せる。」
と、つぶやいて教室から出て行った....。
それからの空気は私達を気まずくした....。
私は声かけることさえできず、真也君と一言もかわせれない....。
それからお互い別々の方向に帰っていった....。
それが今のザマってこと....。
「ねえねえ、早く教室行こうよ。
本鈴なっちゃうよ~??」
菜々美はいつも握る私の手とは別に
翼君の手を握って走っていった....。
私はコレで確信した。
菜々美は本気で翼君に恋をした───....。
私は最低だ。
上げて落とすなんて.....最悪な女だ。
私はそれからずっーっとボーッとしていた....。
─────お昼休み
「莉華、ちょっと来てくれ。」
翼君が話しかけてきた。
「えっ??な....んで??」
「いいから。」
と言って、私の手を引っ張って
誰も入らない図書室へ向かった....。
ちょうどその時は菜々美は
トイレに行っていて、いなかった....。
そして、図書室に着くと....
「莉華ちゃん。
本当に真也が好きなの??」
と、聞いてきた。
もちろん真剣な目で.....。
私はまっすぐ翼君を見て
「うん、好き。
愛してる。」
と伝えた....。
だが、翼君はうつむいて
「なんでなんだろ.....。
俺は莉華ちゃんの事が好きで
莉華ちゃんは真也が好き....か...。」
翼君は涙目になって
「莉華ちゃん.....
今本気で幸せか??」
────今本気で幸せか??
「えっ....??」
私はなぜかその言葉が胸に刺さった....。
本気で幸せか??そんなの決まっている。
幸せだ。世間で言うリア充のはずだが。
.......だが
「っ.......。」
なんでだろう??
幸せって言えない.....。
本気で幸せですなんて言えない....。
そしてなぜか自然と涙が頬をつたう.....。
翼君は頬の涙を拭いて
「一週間だけ付き合ってみねぇ??
もちろんめだったことはしない、お前を
支える程度だ。」
「えっ.....!?でもっ.....!?」
私...最悪だ....。
なぜか いやだ とは言えなかった───.....。
そして─────
「うん....わかった....。
一週間だけだったらいいよ....。」
と、答えを出してしまった....。
※実話ではありません(続く)
ちゃんと話聞いてあげて‼じゃないと、ほら‼
莉華ちゃん幸せって言えてないじゃん‼
翼くん‼ややこしくすんなよ‼w
莉華ちゃん、そんな簡単におkしちゃだめ‼
たった1週間でも、毎日キスとか抱きしめられたりして、
で、真也君それ見たら、もう一生よりもどせないよ⁇
そんな軽いことで、おkしちゃダメ‼
それに、場合によっては、セックスすることになるかもしれないんだよ‼⁇
あー、もう翼…。←苛々してくん付け忘れました
なにやらかしてくれてんだ...。
莉華ちゃんもしっかり‼