ピンチにカミサンの本性を知る。
- カテゴリ:30代以上
- 2013/03/05 01:25:41
① 飛行機事故編
20年前の新婚旅行でサイパンに行った時,
ホテルのベンチでカミサンと二人,バスかタクシーを待っていると,
「ゴオーッ!」という音が近付いてきて,それがどんどん大きくなり,
今まで聞いたことがないほど大きな音となって,
「何が来るんだ?!」と怯えながら空を見ると,
4機ぐらいの戦闘機らしきものが真っ直ぐこっちに向かってきました。
それが,本当に高度をどんどん下げて,もう今から高度を上げても間に合いっこないというくらい近付いてきました。
「これは,逃げ場は無い! 俺たちは死んじゃうのか?
せめて最後は,お前と手をつないでいたい」と思って隣を見ると,
カミサンは一人でスタコラサッサッサーッと逃げて行き,
ホテル内のプールサイドまで行ってしゃがみ込みました。
呆然とする私の頭上を戦闘機は通り過ぎ,また上昇していきました。
戻ってきながらカミサンは,
「怖かったね~。プールに飛び込めば助かると思ったけど,落ちてこなかったね~」って・・・。
逆の立場だったら,当時の流行語で「成田離婚」だよな?
② 泥棒編
成田離婚せずに新婚生活を始めて数か月後の真夜中,
カミサンに「起きて。隣の部屋に誰か居るよ。泥棒だよ」と起こされました。
「しーっ」のポーズで静かにさせ,起きてふすまに耳を当てると,
確かに隣の部屋でゴソゴソと音がします。
「泥棒かよ~。このまま出てってくれればいいけど,お金はこっちの部屋(寝室)にしかないから,あっちの部屋で諦めないでこっちにも来るよな~。そうしたら戦わないといけないな~。こっちの部屋には何にも武器が無いよ~。向こうは包丁かバット持ってんだろ~な~。危ねえな~。やべえな~」・・・と思っていると,
私の背後で電灯のスイッチが,結構大きい音で「カチカチカチッ!」
真っ暗闇で乱闘になったら怖いと思ったカミサンが,
でも電灯を点けるとこっちの光が隣に漏れて泥棒が
「家の奴が起きた! 殺さなければ!」と思いそうだと考えて,
真っ暗 → 普通の明るさ → 半分の明るさ → 小玉
まで,スイッチを3回引くことにして,
なおかつ,音で泥棒に気付かれるのも怖いので一瞬で済まそうとして,
超高速で「カチカチカチッ!」とやったんです。
でも,音,大きいんだよ!
振り向いてカミサンを睨みつけて「しーっ」のポーズをしてから,
すぐにふすまの方を向いて,
「今の絶対泥棒にも聞こえたよ。もう,ふすまの向こうでこっちの気配を探っているに違いないよ。向こうは絶対包丁持ってるよ。今すぐふすまが開いて,俺を刺そうとするに違いないよ。やべえな~」・・・と思っていると,
カミサンが突然「怖い」とつぶやいて私に抱きつきました!
お,お,お前! 俺の両腕を後ろから押さえるなよ!
もう,今この瞬間ふすまが開いたら,俺,絶対無抵抗で刺されるよ!
カミサンをふりほどいて睨みつけて,「敵は前後どっちにいるんだ?」と思いました。
結局,「泥棒」はただの風の音だったんですけど,「俺はいつかカミサンに殺されるな」と思いました。
③ 自分も敵だった編
あれから10年以上経ち,今のマンションに引っ越して少しした頃の,
深夜2時頃,寝室で3人で寝ていると,
玄関の扉に何か重たい物をこすりつける「ずぞざざざざあっ」という音。
うちはマンションの一番奥の部屋なので,誰かが前を通り掛かることはありません。
朝刊の配達にも早過ぎる時刻です。
外で何か事件が起こって,誰かが助けを求めに来て,玄関前で力尽きて玄関にもたれるように倒れたか,
そうでなければ,泥棒が玄関か窓から侵入しようとしているとしか考えられません。
しばらく聞き耳を立てていましたが,それっきり音がしません。
寝室からそーっと顔を出して玄関の方を見ても誰も居ないようです。
もしも泥棒なら,玄関と寝室の間にある別の部屋に隠れているに違いありません。
「泥棒だったら,俺が家族を守らないとな~。向こうは包丁かバット持ってんだろうな~。俺も台所に包丁を取りに行こうかな~。でも,その気配に泥棒が気付いたら,飛び出してきて一気に全員襲われるかもしれないよな~。やべえな~。もう,覚悟決めて,俺が飛び掛かって,俺が殺される間にカミサンと娘には逃げてもらうしかないかな~」・・・と思いながら,
廊下にそ~っと出て,一歩踏み出した瞬間,
私のアキレス腱が「ポキッ!」
もう,その音の大きさに,心臓が止まりそうになって,凍り付きました。
そのままずーっと,そこに立ったまま動けませんでした。
結局,「ずぞざざざざあっ」という音は,玄関のドアノブに下げておいた私の傘が,風で揺れて「開」ボタンに何かがぶつかって,ドアにこすれながら開いただけでした。
でも,ホントに怖かったんですよ。
ぅうわあ~~~~~っ。
そういうの,正直,一番困ります。
自分の準備が出来る前に相方が戦闘を始めて勝手に死なれたら,
もう,こっちは半狂乱になっちゃうと思います。
怖過ぎても,一人で飛び出さないでくださいね。
コメントへの返事の最後に,余計な1行が残ったままでした。
すいません。
ごめんなさい。
続きは「怒られます」だったのですが・・・
究極に怖くなると「怖い」と抱きつくよりも
自分からガバーッとドアを開けるタイプです。
怖い思いがずーっと続くのが、怖いんですw
あとは、1人で生き残る方が怖いので、盾になりたい方です。
グズグズと言って怖がるのは私だけど
いざという時に行動に出るのは私で
怖すぎて出る行動なので、考えなしでいつも後で
コメント,ありがとうございます。
ホント男って損ですよ~。
カミサンのようにいつでも呑気に生きていきたいです~。
こっちは怖かったんですから,一生忘れられませんよ~。
それに,今でもカミサンとあの頃の話をして,
「あん時お前逃げたよな~」とか
「あん時俺死ぬと思ったぞ~」とか話します。
カミサンは「今思うと,ドリフか吉本新喜劇みたいだったね!」と呑気ですが。
(ちったあ反省しちくり!)
お隣の喧嘩の声というのは,こっちの胃まで痛くなりますね。
母親のお腹の中に居る赤ちゃんでも外の音には反応して,
ガラスの割れる音を聞かせるとドキドキするそうですが,
男性の怒り声を聞かせた時が一番ドキドキするそうです。
自分のお父さんが怒っていると思って怖かったり不安になったりするのかなあ。
それに引き替え,アノ声というのは,
こっちに教育上の配慮をすべき子供さえいなきゃ,ありがたく聞きたいものですな~。(笑)
でも,他人のだから面白く聞けるんですよね。
二十歳の頃兄と二人暮らしだったのですが,毎晩兄と彼女が…,
あ,いや,ちょっと,もも☆さん! 今回はテーマが違いませんか?
人の怒っている声は
コメント,ありがとうございます。
でも,うちのカミサンは「おもしろい」じゃありません。
危なくてしょーがないです。
その御主人はいけません!
夫が妻の命を守る道具を奪ってしまうとは!
私なら,「片腕ずつ通そう」って言いますけどね~。
でも,それだと助からないかな?
え~! うちのカミサンと同じですか~?
自分だけ逃げたり,泥棒の隣で不必要に音を立てたり,
泥棒の前で夫の腕を押さえちゃうんですよ!
御主人に一生根に持たれますよ~!
こっちは忘れられないですから!
コメント,ありがとうございます。
いつもカミサンの悪口ばかり書いているので,いい加減女性の皆さんから怒られないかと心配しています。
スーパーで逃げるのは,やめてください!
のどかですね~。平和な地域なんですね~。
男は,自分が戦わないといけないので,できれば泥棒さんには来ないでもらいたいです。
絶対包丁かバット持ってると思うし。
今無事でいることは幸せですが,
あれらの出来事のその瞬間は,生きた心地がしなかったです。
カミサンには悲しくなりましたし。
アキレス腱,日頃から伸ばすように心掛けます!
体が固まってるのって,怪我の元ですよね。
ホントに怖かったでしょうね・・・。
ドキドキしながら笑っちゃいました^^
何だか想像力豊かですね~w
読んでて思い出したんですけど
以前アパート?に住んでた時の話なんですけど
お隣良く喧嘩てたんですよ^^;
それももの凄い派手な喧嘩。。。
それとね、アレの時もよく聞こえてたの^_^;
旦那とね、壁にへばりついてました(〃'▽'〃)ゞ;;;
話がそれてしまいましたね^^;
私もそうかも。。。
搭乗中にガクンってなって旦那さんが奥さんの救命胴衣(?)
横取りしたとか・・
「離婚」の2文字が過ったそうです!
ピンチって本性でるもんね~ 私も奥さんと同じかも^^
初めまして・・・何度も読みに来ていますが、コメントは初めてです
奥様の話がいつも楽しくて ときおりお邪魔していました
過去ブログでスーパーの話は ふむふむと・・・今度 旦那にやってみようと思っちゃいますた(〃´∀`)o_彡☆
「お気に入り」に」しちゃいましたので 訪問の際はstp&お水撒きして 帰ります(*・ω・*)
うち、よく鍵忘れて寝ているけど誰も何も心配しないで朝が来ます(((*≧艸≦)ププッ