Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


true love #21

=主な登場人物=
・森咲莉華…美人で有名なカリスマモデル。真也と付き合う。
・河野真也…学校では王子と呼ばれるほどのイケメン。莉華の彼氏。
・桃宮菜々美…可愛らしい女の子で莉華の親友。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…菜々美と莉華の幼馴染。イケメン。莉華が好き。

第二十一章 『大きな問題』

「エェェェェェェエ!?」

屋上に響く驚き声....。
私はあわてて菜々美の口をふさいだ。

「ああっ、ごめんごめん。
でもしっかしそんな事って....。」

菜々美にあの事を教えると
菜々美もすごく驚いている様子。

「うーん....私もそう思ってたけど....。
それだったらつじつまが合うって言うか...。」

私を狙ったのも中学から
恨んでたんじゃなくて....。

真也君の彼女だから。

.....か。
ってことはすべてのキーワードは
真也君ってことになるのか....。

「でもさー....。真也君は
気付いてないの??」

「えっ??」

「いやいや
吉野麻子の気持ち」

「いやぁ、気付いてないんじゃない??」

と、答えると菜々美は
眉間にシワを寄せて

「うーん.....。
そこまで好きって気持ちあるのに??」

「まぁ、自分の事好きって
思い込んでるからなぁ.....。」

そうだ....これが大きなキーワードだ。

”自分の事を好きと思い込んでいる。”

だから今まで自分の気持ちは出さず
真也君の告白を待っていた....。

「こうすれば合うな....。」

「えっ、何々??」

「だから~.....」

私は今の考えを伝えた。
菜々美は目を大きくして

「あぁー!!それだったら合うね!!
でもその事実とは違ったから
むしょうに腹が立っているってことか!!」

「そうなれば合うよねー....。」

キーンコーンカーンコーン♪

「あ、予鈴。」

「まあ、すべては予想だけどね」

私がつぶやく。
菜々美は私を見て

「このままじゃ....真也君の
事も潰しにかかるかもよ??」

「えっ!?縁起でもないこと言わないで!!!」

菜々美は真剣な顔をして

「いやいや
結構本気だし。」

といった。
その表情、そのこ言葉に
また考え込まされた.....。
そして、私は廊下にしゃがんだ....。
菜々美には先に行ってもらった。

真也君の事潰しにかかるかもよ??
自分の事好きって思い込んでるんです───・・・。
真也君の彼女だからだと思います───・・・。

頭がおかしくなりそう....。
私はパッと窓のほうに目をやった...。
すると向こうに見える影....。

「......真也君と.....敦....??」

もう一度よぉ~~く目をこらすと.....

「やだっ....!!吉野麻子っ.....!?」

吉野麻子の存在を見た瞬間....。
不吉な胸騒ぎがした....。
私は全力で走った....何か起こる前に....。
私は走った...走りまくった....。

そして、やっとあの3人の下についた。
盗み聞きはよくないが、今はそんな事
いってる場合ではない。
私は耳をよぉーくすませた

「真也君は....私のこと好きなんでしょ....??」

「何言ってるんだよ。」

「何言ってるんだって....そのままよ。
真也君は私が好き、そうでしょう??」

吉野麻子は問い詰めるように聞く...。
そんな吉野の腕に敦がつかんで

「お前いい加減にしろよ??
そんなに困らしたいのか??」

「はぁ...??アンタ関係ないでしょ??
どっか行きなさいよ。」

敦の腕のつかむ力は強まり....

「いい加減諦めろ。
コイツは彼女がいる。」

そういった瞬間、吉野は豹変した....。
掃除用のほうきをロッカーから出して

「キャァァァァァァアッ!!!」

と、叫びながら敦を殴った....。
私は3人のとこへ行き

「やめて!!!吉野さん!!!」

ほうきを止めた。

「離せぇぇぇぇぇ!!!!」

もう目が変わっていた....。

「クッ.....。」

私まで倒された....。
そんな私を見た真也君は

「お前っ!!!!!」

吉野の胸ぐらをつかんで
睨みながら

「テメェ、ざけんじゃねーぞ??
どこで勘違いしたんかしらねーけど
俺の女に手ぇ出してんじゃねーよ!!!!」

と、怒鳴った後、小声で

「お前が男だったら
ボコボコにしてたよ....。
自分の性別に感謝しやがれ。」

と言って、胸ぐらを離した。
私は敦を見た。敦は気を失っていた。

「敦っ....しっかりしてよっ.....!!!」

真也君は私の肩をポンと叩いて

「このままじゃダメだ。
保健室に移す。」

と言って、運んで行ってくれた....。

吉野麻子は私を鋭く睨んでいる....。
だが、そんなものもう怖くない。
私はにらみ返して.....

「もう二度とこんな事するんじゃないわよ....。
次こんな事やったらねぇ.....」

───ガンッ!!!!
私はむなぐらをつかんで

「私がただじゃおかない。」

と、一言残して
保健室に向かった。

その後、吉野麻子がどうなったのか....
どう思ったのかは謎だが、その翌日
吉野麻子は転校した。

あと問題は敦だ。
まだ一向に目が覚めない....。

敦....このまま死んでしまうなんてやめてね....。


※実話ではありません(続く)

敦が殴られ気を失っている....
まだ一向に目を覚まさない敦。
このまま逝ってしまうのか....??
次回もみてください

アバター
2013/08/20 13:14
敦くん目を開けて‼
菜々美ちゃんを壊さないで‼
いっちゃったら、菜々美ちゃん自殺しちゃうかもしれない・・・・。
麻子ちゃん、逃げた・・・・・・。
当たり前か。うん。でお、同情は、できないなあ^^;
アバター
2013/03/05 20:43
〒トメちゃ。
そうなんですよね。
でも麻子も麻子であんなことやりましたからねー・・・。
同情感謝です!!!

きっと転校した学校で幸せですよ(๑´∀`๑)
アバター
2013/03/05 20:37


あー、麻子ちゃんショックだったでしょうね...
真也くんにあんなこと言われて...
なんか今回は麻子ちゃんに同情‼
アバター
2013/03/03 19:55
〒海流さん
ありがとうございます
今日は一気に進めちゃいました^^;
アバター
2013/03/03 19:53
楽しみにしてますbb



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