true love #12
- カテゴリ:自作小説
- 2013/02/28 12:56:10
✿主な登場人物✿
・森咲莉華…この物語の主人公。美人のカリスマモデル。本当の恋がわからない。
・河野真也…まさに学校の王子のイケメン、完璧。莉華と同じ学校。
・桃宮菜々美…莉華の親友で幼馴染。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…莉華と菜々美の幼馴染。イケメンと近所で有名。莉華が好き。
第十二章 『結ばれる愛と確かめ合う心』
「……し…真也君…」
私は頭の中がグルグルと混乱していた。
真也君はこんなこと急にする人じゃないしっ・・・。
でも恋人同士ならこういうの普通だったりもするしっ…。
混乱してこういう言葉が頭に飛び交う。
考えてるうちに真也君の唇は首筋のところまで来ていた....。
私は ギュッ.... と強く目をつぶった。
真也君の温かい息が首筋に フワッ.... とかかる....。
かかるたびに動揺する私・・・・どうすればいいのかわからない…。
私が考えていたら
「・・・・・・・・フッ」
と、耳元で笑った。
すると、真也君は体をクイッと起こして
「なんてな、するわけないだろこんなことっ」
と、ニッと笑った。
「なっ……////////////」
私は顔が耳元まで真っ赤になった。
「彼女を汚すようなことしたくねーしなっと。」
と、立ち上がってキッチンへ向かった。
マグカップを取って、コーヒーを注ぐ後ろ姿を見ながら
私はふと思った......
私…いやじゃなかった…。
その気持ちに気付いた瞬間真也君の後姿を見て
その後ろ姿に抱きつきたくなった。
私はダッと立ち上がって真也君に抱きつきに行った━━━━・・・・。
「えっ…莉華…??」
少し戸惑ってる真也君。
私はそんなのにかまわず力強く抱きしめた。
真也君はクルッと私の後ろを向いてギュッと握り返してくれた。
そして、離して
「ハハッ、なんかおかしいよな。」
と辛そうな顔を浮かべた。
つらそうな顔のまま前を向いて私に背を向けた....
そんな後姿見たくない・・・いやだ…。
私は真也君の腕をガシッとつかんで無理矢理こっちを向かせて
真也君の顔まで背伸びをしてキスをした。
ドキドキしたし、あまりこういうのは私やらないから…。
すごく勇気を出した。
キスし終わった後、私は恥ずかしくって真也君の顔をまともに見れなかった。
すると真也君は口をゆっくり開いて
「……一瞬の出来事であんまわかんなかったなぁ」
とつぶやいた。
「えっ!?////////」
顔を真っ赤にした私。
「もう一回やっていい??」
ニッとしながら聞いてきた真也君。
「えっ…でもっ…」
戸惑う私にもかまわずニッと笑いながら後ろの冷蔵庫に追い込んで
冷蔵庫に両手を当てた。そして、首元に手で触れてゆっくり唇を近づけてきた....
この瞬間、どんなつながりよりも私達は強く結ばれていると思った・・・・。
心を確かめ合うように━━━━━・・・・。
そしてあれから2日がたった月曜日。
今日は学校の日.....つまり菜々美と敦に会う日......。
私は心を落ち着かせて待ち合わせ場所へ向かった━━━━・・・・。
待ち合わせ場所につくと菜々美が待っていた。
スマホをいじりながら待っていた。
「菜々美っ……」
私が駆け寄りに行くと菜々見はスマホをポケットに直して
「莉華っ…おはよう…。」
やっぱり少し気まずい空気になる・・・・・。
菜々美も菜々美で私と同じ心構えをしてるのかもしれない…。
どうこう考えてるうちにバスが来て、バスに乗り、学校へ向かった…。
行ってる間は菜々美とは一言も交わさなかった。
そして、学校へ到着。
「「…………」」
学校へついても2人の沈黙は続く。
「菜々美っ」
急に敦が菜々美の腕をつかんで引っ張っていった。
「えっ、敦っ・・・!?」
なんやら怪しい雰囲気・・・。
2人は私たちが幸せに過ごしてるとき・・・何かあったのかな・・・??
※実話ではありません(続く)
真也と強く結ばれた莉華。
・・・・だが、敦と菜々美がなんやら怪しい!?
あぁ、もう...
敦、頼むから菜々美ちゃんを困らせないでくれ...(笑)
なんか敦君に苛々して
君付け忘れてました(笑)