true love #10
- カテゴリ:自作小説
- 2013/02/27 13:17:13
✿主な登場人物✿
・森咲莉華…この物語の主人公。美人のカリスマモデル。本当の恋がわからない。
・河野真也…まさに学校の王子のイケメン、完璧。莉華と同じ学校。
・桃宮菜々美…莉華の親友で幼馴染。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…莉華と菜々美の幼馴染。イケメンと近所で有名。莉華が好き。
第十章 『今だけ隣にいさせて』
あれから家に帰った。
…泣いたらスッキリはしたが、やはり全て忘れることはできなかった。
でも、じょじょに、ゆっくり忘れていこう.....。
PLLL......
スマホの着信音が部屋に鳴り響いた。
私はスマホに手を伸ばした。
「…敦」
電話主は敦だった。
あれからすぐ敦と話すなんて気まずいけど…。
逃げないって決めたし…。
私は携帯の[出る]ボタンを押した。
「…もしもし??」
私は自然を装った。
「あ、もしもしっ??莉華??」
敦も普通だった。
私は普通だったことに意外を感じた…。
でもここで動じてはいけまいと
「うんっ…なんか用…??」
と、自然を装った。
”忘れられない”の一点張りじゃ前に進めないことは知ってるから…。
「・・・さっきはあんなこといってごめんな。」
つらそうにつぶやいた。
私は急にあの話に入って戸惑った。
この件だろうなとは思ってたけど心の準備ができてなかった。
「…ああ、うん…別に気にしてないよ…」
・・・なワケないけど今はこういうしかない。
今気をつかわすわけにはいかない。
「俺あんま気にしないでくれよ。俺がただ諦めきれないだけなんだから。」
と、つぶやく。
「……うん、わかってる。そのつもりだし。」
ヒドイかもしれないが、こうするしかない…。
すると、敦は はぁ とため息をついて
「うん、そうだよな、ごめん。 ・・・・じゃ。」
ピッ。
電話を切った敦。
今のはダメージ大きすぎた…??
そんなん考えてたらきりないってのはわかってる。
・・・・・でも、やっぱり幼馴染を傷つけるのは辛いなぁ・・・。
私はそのまま布団にボフッと飛び込んだ。
そして、マクラを頭に押し付けた。
そして
「あ゙ーーーーー!」
と、叫んだ。
すると下からすごい速さの足跡が聞こえてきた。
そして
━━━━━━━━ガチャッ。
「コラッ!うるさいぃ!」
鬼の目をした母が出没した。
「ゲッ…ごめんなさいぃ……」
そして、それから静かにして勉強を始めた。
クルッ、クルッ、クルッ、とペンを回しながら勉強していた。
「━━━━は、━━━━だから~・・・え~・・・」
難しい問題に詰まってる中.....
ピロリロリン♪ピロリロリンッ......♪
メールが来た。内容読むと
送信者:[真也君]
件名:[気分転換にっ]
━━━━━━━━━━━━━━━━
よう、勉強頑張ってるか??
莉華の事だから前髪ピンであげて
勉強必死にやってるんだろうな~(笑)
そんな勉強ばっかやってたらおかしく
なるから、気分転換にどっかいかね??
今週の土曜日あたりにどう??
お前がいきたいところでいいぞ~
━━━━━━━━━━━━━━━━
真也君だった。
(ちゃっかり前髪とめてるとこまで当たってる・・・)
「気分・・・転換って・・・コレ・・・」
デートじゃないっ!!!!
心の中の中まで真っ赤になった。
「どーしよっ!服どーしよっ!////////」
私は[行く行く~!]とメールをした後、服選びをしていた。
「一応モデルだし…ちゃんと変装もしとかなきゃいけないよね…」
私はダテメガネやらをかけてるところに目をやった。
そして
「あっ!コレだっ!」
いいものが見つかった━━━・・・!
デートが楽しみになってきた❤゙
※実話ではありません(続く)
デートにワクワクしてきた莉華っ。
敦の事も忘れれるひと時になりそうっ・・・。
幼馴染の関係が壊れそうで恐い...涙