Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


true love #7

✿主な登場人物✿
・森咲莉華…この物語の主人公。美人のカリスマモデル。本当の恋がわからない。
・河野真也…まさに学校の王子のイケメン、完璧。莉華と同じ学校。
・桃宮菜々美…莉華の親友で幼馴染。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…莉華と菜々美の幼馴染。イケメンと近所で有名。莉華が好き。

第七章 『気付いた感情』

キスをした後━━━━・・・。
真也君はゆっくり私の手を離して口を押さえた。
私もこれがファーストキスですごくヘタクソだったし…。
恥ずかしくて口を押さえた。

「……ごめん、何もしないって言ったのに…」

つらそうにつぶやく。

「…ううん、私も…よけなかったし…それに…」

私は視線を足元に落として・・・

「……嬉しかった…し…//////」

と、自分でもわかるくらい赤面した。
そんな私を見た真也君はそっと手を私の頭に伸ばして
ポンポンと、3回頭をなでてくれた。

なでてくれてる時の顔がすごく優しい顔で微笑んでいて・・・
その顔を見てまた赤面した。

「……ファーストキスだった?」

「・・・・・・・・・・・・・うん////////////////」

そういうと、真也君まで赤面した。

そして、私を抱きしめて

「……ありがとう…”莉華”」

「・・・・・・・・へっ?」

真也君の声はすごく優しくて温かかった・・・。
”莉華”と、何度も呼ばれてるけど…こんなに温かくて、ドキドキしたのは初めて…。

数秒沈黙が続くと、真也君は顔を真っ赤に赤面させて、片手で顔を隠しながら

「あー!くそー!もー!ちょー恥ずかしい!/////////////」

と大きく叫んだ。
そんな真也君を見て私は

「アハハハハッ、真也君ってば可愛いっ!」

と言った。

「コラッ、笑うなっ~」

真也君は右腕を私にガシッと首を絞めるようにした。
・・・だが、けして死ぬほどでもないし、かな~~~りゆるく。

なんかこういうのってカップルのじゃれあいみたいで嬉しいっ・・・。
そう考えると私はまた微笑んでしまった━━━━・・・・。

「なあ、莉華…今日…泊まっていかねぇ?」

「……でも、家の人はいいの…?」

「……実は…オレ一人暮らしなんだよ…」

と、辛そうにつぶやいた・・・。

「一人暮らし…?でもこんな大きな家に…?じゃあガーデニングも…?」

「いや、数年前まではいたんだけど…出て行った…んだ…」

「あっ…ごめんっ…」

「ううん、いいよ。 客用の部屋あるから今日はそこで寝て?」

と言って振り返った・・・。
その後姿を見た私は辛かった・・・。

あんなに辛そうで、寂しそうな真也君を心底支えたいと思った私は
真也君の背中のシャツをグッとつかんで・・・・

「きょっ…今日は…真也君の部屋で寝たい。」

「えっ・・・・・?」

私の精一杯の努力でやっと言えた。

「………うん、いいけど…なんで?」

「真也君の話、もっともっともーっと聞きたいの!・・・・好きだから・・・。」

私は顔を真っ赤にして言った。

そういったら、真也君はニコリと微笑んで・・・

「ありがとう、俺も大好きだよ。」

と言ってくれた。

そして、私の頬をそっと触れて・・・・

「本当に優しいな、お前は。」

と、微笑んでくれた。

その日は私は真也君と楽しく笑って話し合った・・・。
真也君の思い出話、楽しい話をいっぱいした・・・。

20年後もこんな風に笑えたらいいなって初めて思えた瞬間でした・・・。


-翌日-

ちょうどその日は休みだった。

「ふわ・・・・・」

私は起床。時間は5:30。

「…真也君ぐっすり寝てる…。 ・・・・そだ。」

私はスマホを取り出してカメラに切り替えて・・・・

パシャと音を鳴らして真也君の寝顔を撮った━━━━・・・・。

「フフッ、撮った音鳴ったのに全然起きない」

私は寝顔を見て本当に可愛いなと思った。
子どものような寝顔…こんなんであんなカッコイイこと言うなんてズルイ。

昨日お世話になったし…私は朝ごはんをお礼にしようと思い、
キッチンへ行って、エプロンをつけた。

「よしっ!フレンチトースト作ろうっ!」

私はフライパンを手に取った。
そして、食パンを切って・・・と、フレンチトーストを作る作業を進めた.....。

そして、冷蔵庫をのぞくと

「あれっ、苺あるじゃんっ!」

私は苺を手に取って、苺ジャムを作った。
そして、牛乳をコップの中に入れて
コンソメ味のおいしい野菜スープも頑張って作った。

「よしっと、できたっー!」

私は寝てる真也君を起こしにいった.......。

「真也君、真也君!起きてっ?」

「ん~…、あぁ?あ!莉華っ!」

「来て、お礼するから」

と、私は寝ぼけてる真也君をテーブルへ向かわせた。

「わっ!うまそぉー・・・」

「食べて?」

と、言うと真也君はがっついて食べ始めた。
ガッツいて食べている真也君を見ると私はほほえましくなった…。

この日は少し、新婚夫婦の気分を味わえたのでしたっ☆


※実話ではありません(続く)

幸せそうな2人に忍び寄る怪しい闇.....
次回お楽しみに!

アバター
2013/08/20 12:13
お熱いですね~^^ww
見ている方も微笑ましいです^^
アバター
2013/02/23 00:01
すっごく良かったです!!
すっごくドキドキしました!

続き気になります



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